お気楽ママのよもやま便り

料理、ペ・ヨンジュン、写真、、、好きな事を気の向くままに綴ったブログです。インスタID ykokoyy

『 くちづけ 』

2010-07-09 08:35:53 | 旅行、習い事、その他日々の生活


くちづけ - 東京セレソンデラックス


東京公演 -  ’10 7/7(水) ~ 8/1(日)


大阪、名古屋、札幌公演あり


 


 


私のパン教室の先生が、女優の藤吉久美子さんとお友達という事から、藤吉さんが出演していらっしゃる舞台を、パン教室の皆さんと七夕の夜に観に行ってきました。


 


 


幼稚園児レベルの知能のうーやん達が暮らす自立支援ホーム『 ひまわり荘 』に、かつて一本だけヒット作を世に送り出した漫画家の愛情いっぽん先生と娘のマコちゃんがやって来た。


もうすぐ30歳のマコちゃんもまた、幼稚園児レベルの知能の “ 天使の子 ”であった。


マコちゃんが加わった『 ひまわり荘 』は益々パワーアップ!


彼らのピュアな心は、物事の本質を見抜き、周囲の人々の真の人間性を浮き彫りにする。


でも、彼らはそれを、優しい笑いのベールで包んでくれる。


 


ピュアな心を持つ人達が、こんなにも可愛くて綺麗で、切ない。。。。。。


親の愛、兄妹の愛、家族の愛、隣人の愛、、、、、、切なくて、切なくて、胸が締め付けられました。


こんな芝居を観せらた私はどうしたらいいの?


私に何ができるの?


何かせずにはいられないけど、どうしたらいいか分からない自分の非力がはがゆい。。。。。。。


そんな思いで一杯になりました。


 


何もできない私だけれど、この舞台を紹介して、この“ 天使の子 ” 達に会いに行って欲しいって思いました。


親として子供への、子供として親への、愛おしい者への、切なくも強い無償の愛が呼び覚まされるお芝居です。


 ( 東京公演は8月1日までやってます。  私、また行くかも.....)


 


 



藤吉久美子さんは、『 ひまわり荘 』の、優しくてたくましいお母さん役を好演してました。


今まで、おしとやかで楚々とした日本美人というイメージでしたが、この舞台の、元気で明るい肝っ玉母さんぶりにびっくり


藤吉さん、素敵です


 


舞台が終わった後、パンの先生にくっついて舞台裏にお邪魔して、藤好さんにお会いしました。


気さくで、優しくて、明るい方でした。


この作品への熱い思いを語っていらした時に、何度か私の目をジーと見て話してくださり、その強い視線に引き込まれそうになりました。


こちらは何度もテレビで拝見しているので初対面という気がせず、その強い視線に引き込まれるままに、親しい友人と話しているようなフランクさで、舞台の感想を伝えてしまいました


藤吉さんは、熱演の後の感動からか、目に涙をためていらして、瞳がキラキラと輝き、白く透き通るような肌とほんのり蒸気した頬、とても綺麗な人でした。


 


 


 



加藤貴子さん、この人は、本当に演技が上手い


渾身の演技による、天使のような真っ白な心を持つマコちゃんは、可愛くて、清らかで、その天然ぶりに、笑えて、ほっこりさせられて、切なくて、悲しくて。。。。。。。


 


このマコちゃんはクリスマス生まれ


観ている内に、同じクリスマス生まれのちび姫とダブってしまい、余計に、その切なさはピークに達し、涙のダムは決壊してしまいました


でも大泣きした後は、心に淀んでいたもろもろがすっかり流され、私もピュアな心を取り戻せたようで、清々しい気分になりました。


 


 



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2 コメント

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天使の子 (うさぎ)
2010-07-09 10:27:12
いいですねぇ。
舞台を生で観たのは、高校生の時に1度だけです。
田舎に住んでいると、なかなか機会がありません。
TVで中継される舞台でも、映画やドラマと違った迫力で感動が伝わりますよね。

「くちづけ」の舞台、私も観てみたいです。

実は、結婚直前の仕事は老人介護でしたが、大学生の時の実習先、バイト先、最初の就職先は、知的障害児施設だったんです。
(本当は、ずっと知的障害施設で働きたかったのですが、
求人が無くて、仕方なし老人施設に…だったんです(^^ゞ )

「天使の子」って表現、本当にそのとおりなんですよ。
気持がストレートで、裏が無くて、優しいんです。
バイト先で、ちょっとしたトラブルで落ち込んでいたら
横にきて頭をナゼナゼしてくれて、
「先生、いい子、いい子…いじめる奴はみんなでやっつけにいくよ」
仕事中でしたが、涙をこらえるのが大変でした。

いろんな偏見の目で見られがちな知的障害者ですが
舞台を通してでも、理解してくれる人が増えるといいですね。
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>うさぎさんへ (お気楽ママ)
2010-07-10 07:59:59
うさぎさん、コメントありがとうございます。

“天使の子”の、ピュアでまっすぐな心を目の当たりにすると、キューンと切ないのはなぜでしょう?

日常に流されて忘れて来たものが露呈されるような気恥ずかしさを感じたり、
こんな“天使の子”たちが幸せに生きていけない事に辛さを感じたり、申しわけなく思ったり。。。。。

うさぎさんの書いてくださったエピソードを読んでも胸がキューンとしました。



『くちづけ』が上演されたシアターは、小さな劇場なので舞台が近く、
演じる人の熱い思いが、その場の空気をビリビリと震わせるように伝わって来ましたし、
私達の感動も、役者さん達にビリビリと伝わったようで、演じる者と観る者が一体になるのを体感しました。

舞台は、映画とはまた違った魅力がありますね。

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