後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

日本にはキリスト教のミッション・スクールが沢山あるのに何故キリスト教徒が非常に少ないのでしょうか?

2014年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム
今朝、「教養としてのキリスト教・・・日本人とキリスト教のかかわり」という題目の記事を掲載しました。
そして同じ内容の記事をFace Bookにも出しました。
そうしたら佐々木勇次さんというミッション・スクールの卒業生の方から、何故洗礼を受けなかったかという説明のご投稿頂きました。
私はカトリックなので、ミッションスクールが沢山あるのに一向に信者数が増加しないことにかねがね疑問に思っていました。
以前はそのことを悲しんでいましたが、最近はそれでも良いと思うようになりました。それも神様のご意志なのですから悲しまずに、あるがままに受け入れています。
ミッション・スクールの東北学院大学を卒業された佐々木勇治さんからのコメントを以下にご紹介いたします。
====佐々木 勇治さんからのコメント============
私はミッションスクール出身ですが,クリスチャンではありません。キリスト教の素晴らしさは理解していますが,聖書の解説の講義は正直つまらないと感じていました。現在,たくさんのミッションスクールがありながら,キリスト教が日本で伸び悩んでいるのは,形骸化した布教の仕方や聖書解説の難しさかも知れません。また,牧師や神父になる難しさも要因かと。そして,最も大きな要因に「先祖供養」が礼拝や儀式に入っていないことであると個人的には考えます。(終わり)
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私のカトリックには仏教の習慣を大々的に取り入れいます。
従ってお彼岸の墓参りやお盆の先祖の供養をしています。
キリスト教はそんな民族としての習慣を禁止していませんし、むしろ尊重しています。信仰は完全に個人の問題と信じています。
それはそれとして、儒教や仏教が日本より徹底していた韓国には、5000万人の国民人口のうち2割の1000万人がプロテスタント信者で1割の544万人がカトリックの信者です。しかし祖先の供養はお彼岸だけでなく、仲秋の名月の前後に盛大に行います。 
これは日本人にとって大いに参考になるのではないでしょうか?
参考までに今年の8月14日から18日まで韓国を訪問したフランシスコ教皇が大歓迎を受けている様子を示す写真を2枚お送りいたします。
佐々木 勇治さん、大変貴重なコメントをお送りくださいまして誠に有難う御座いました。これからもよろしくお願い申し上げます。



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