5日ほど前に見たきたばかりのムヨウランであるが、画像を調べてみるとどうも普通のムヨウランでは無さそうである。唇弁の幅が広く紫色の毛が生えているところを見ると、これはウスギムヨウランではないだろうか。今頃満開になっているはずなので、もう一度見に行ってみる。現地に到着してみると、花は満開になっているものの風が強くて揺れまくり、とうとう接写させてくれなかった。画像はトリーミングしたものが多い。

花はほぼ満開の状態である。

薄黄色い色をしているように見える。

側面像。萼片は全開せず半開きで紫色の唇弁が飛び出して見える。

正面像。唇弁の幅が広く紫色の毛が生えている。

やはりこの花はウスギムヨウランであろう。

ひょっとしたら別の種類のものがあるのではないかと探してみるが・・・

全てこのウスギムヨウランであった。

軸は少し緑色を帯びているようである。

花期は短いようで、既に散ってしまっているものもあった。
別の場所でもう1ヶ所、ムヨウランの仲間が生えている場所がある。その場所は個体数がきわめて少なく、生えない年もある。昨年は1本だけ生えてくれて花仲間が写真を撮っているが、私が訪問した時には既に散った後だった。運が良ければ咲いてくれているかも知れない。

運良く1本だけ生えていた。こちらのものは背の高さが高い。

残念ながらまだ蕾。この蕾は濃い茶色に見える。

こちらが昨年花仲間が撮影して送っていただいた画像。

萼片は茶色で唇弁の幅は狭く薄黄色の毛が生えている。これはムヨウランであろう。
おそらく南部町には今回確認したウスギムヨウランと昨年撮影されたムヨウラン、そして少し時期が遅れてトサノクロムヨウランの3種類が生育しているようである。ウスギムヨウラン以外は個体数がきわめて少なく、これからも追跡して調べて行きたいと思う。
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