台風19号が去ったこの日は朝から青空が広がった。甲府市は雨が長時間降り続いたもののさほどの水害も無く、風は台風が去った後の未明のほうが強く吹いた。しかし立っていられないというほどのものでは無かった。県南部では今までに無い雨が降ったようで土砂崩れが心配である。道路が通れないならばその時点で諦めることにして、とりあえずは七面山の登山口がある早川町に行ってみることにする。案の定中央道は土砂崩れのため大月で通行止め、中部横断道は六郷インターから先が通行止めになっていた。早川町の道路も身延側からの道は土砂崩れで通行止めだったが飯富側から早川橋を通るルートはなんとか通行出来た。しかしその先は規制がかかっており、角瀬までならば行けるがその先は通行不能になっているとのことだった。角瀬までなんとかたどり着いた。その先の羽衣までは無理だろうと思っていたのだが私の前を軽トラックが走って行き、さらに後ろをプロパンガスを積んだ軽トラックが走ってきた。道を譲って追い抜いてもらうと普通に羽衣に向かって走って行く。後ろを付いて行くと途中の道路に側面の小沢から流れ込む水があふれているものの難無く七面山表参道のある羽衣まで行くことが出来た。さすがにこの日は登山者らしき姿は見かけず、信者さんの行列も無い。11時に羽衣を出発して敬慎院を目指す。
春木川に架かる橋と白糸の滝
橋から見下ろす春木川上流部。濁った水が流れてはいるが脇の道路まで浸水した様子は無い。
同じく下流を見下ろす。思ったほどの被害は無かったようだ。
倒木を心配していたが表参道は全くいつもの通りだった。
甲府盆地を見下ろす。朝よりも雲が増えてはきたが青空が広がっている。
四十六丁目 和光門
驚くほどに綺麗に清掃されている参道。
5時間半くらいかけて敬慎院に到着した。表参道は倒木は無く木の枝や葉もあまり散らかっていなかった。それもそのはず、何人か出会ったお坊さんや信者さんはそれぞれに熊手や箒を持って参道を綺麗に掃除されていた。この日に敬慎院に登って来た人はほとんど居なかったはずだが、それでも今後やって来られるであろう参拝者のために綺麗に掃除して参道を守ってくれているのである。七面山凄し!
台風が去ったばかりのこの日はさすがにカメラマンは誰も居なかった。
まずはテスト撮影。毎度同じような構図だがこんな感じか?
残照の毛無山と富士山
日没迫る富士山
2台持って行ったカメラのうち1台のレンズの長さを調整する。雲が無ければ570㎜で良かったが雲が邪魔する可能性があるのでレンズ長を変える。
テレコンバーターをフラットナーに交換して400㎜望遠に調整する。
この日の敬慎院御耒迎場は私一人しか居なかった。完全に独占状態である。富士山に雲が巻いてはいるものの日没までは山頂が見えており、このまま本日のパール富士はいただき・・・と思ったのだが、残照が消えた頃から雲が増え始め、パールまであと10分を切った頃には完全に山頂は見えなくなってしまった。まあ、良くあるパターンである。
残照が消えた頃から急激に雲が増え始める。
アースシャドウが広がった。パール富士まであと10分を切ったが・・・
うっすらと光が見える。
雲が光っているらしい。もう月が出ているはずである。
雲を抜け出て月が現れた。
雲を抜けて現れた14夜の月。
これを撮りに来たわけでは無いのだが・・・空気が澄んで綺麗な月だった。
残念ながら富士山は雲に隠れてしまった。
昨年に続いてパール富士ならず。残念。
駿河湾の夜景
甲府盆地の夜景
なかなか思うようには行かないものである。しかし月の出のタイミングが10数分早ければ残照の赤富士と雲に挟まれた抜群のパール富士が見られたかも知れず、素晴らしい景色になっていただろう。良い写真と失敗した写真は紙一重である。またの機会を狙って訪れてみたいと思う。早川町の道路は奈良田までは行けないが角瀬までの道はお昼頃に通行規制が解除されていた。中部横断道の六郷から身延間は土砂崩れのため当分通行出来ないようである。
春木川に架かる橋と白糸の滝
橋から見下ろす春木川上流部。濁った水が流れてはいるが脇の道路まで浸水した様子は無い。
同じく下流を見下ろす。思ったほどの被害は無かったようだ。
倒木を心配していたが表参道は全くいつもの通りだった。
甲府盆地を見下ろす。朝よりも雲が増えてはきたが青空が広がっている。
四十六丁目 和光門
驚くほどに綺麗に清掃されている参道。
5時間半くらいかけて敬慎院に到着した。表参道は倒木は無く木の枝や葉もあまり散らかっていなかった。それもそのはず、何人か出会ったお坊さんや信者さんはそれぞれに熊手や箒を持って参道を綺麗に掃除されていた。この日に敬慎院に登って来た人はほとんど居なかったはずだが、それでも今後やって来られるであろう参拝者のために綺麗に掃除して参道を守ってくれているのである。七面山凄し!
台風が去ったばかりのこの日はさすがにカメラマンは誰も居なかった。
まずはテスト撮影。毎度同じような構図だがこんな感じか?
残照の毛無山と富士山
日没迫る富士山
2台持って行ったカメラのうち1台のレンズの長さを調整する。雲が無ければ570㎜で良かったが雲が邪魔する可能性があるのでレンズ長を変える。
テレコンバーターをフラットナーに交換して400㎜望遠に調整する。
この日の敬慎院御耒迎場は私一人しか居なかった。完全に独占状態である。富士山に雲が巻いてはいるものの日没までは山頂が見えており、このまま本日のパール富士はいただき・・・と思ったのだが、残照が消えた頃から雲が増え始め、パールまであと10分を切った頃には完全に山頂は見えなくなってしまった。まあ、良くあるパターンである。
残照が消えた頃から急激に雲が増え始める。
アースシャドウが広がった。パール富士まであと10分を切ったが・・・
うっすらと光が見える。
雲が光っているらしい。もう月が出ているはずである。
雲を抜け出て月が現れた。
雲を抜けて現れた14夜の月。
これを撮りに来たわけでは無いのだが・・・空気が澄んで綺麗な月だった。
残念ながら富士山は雲に隠れてしまった。
昨年に続いてパール富士ならず。残念。
駿河湾の夜景
甲府盆地の夜景
なかなか思うようには行かないものである。しかし月の出のタイミングが10数分早ければ残照の赤富士と雲に挟まれた抜群のパール富士が見られたかも知れず、素晴らしい景色になっていただろう。良い写真と失敗した写真は紙一重である。またの機会を狙って訪れてみたいと思う。早川町の道路は奈良田までは行けないが角瀬までの道はお昼頃に通行規制が解除されていた。中部横断道の六郷から身延間は土砂崩れのため当分通行出来ないようである。
台風一過晴天に恵まれ、何処に行こうか?
林道通行規制情報を確認すると、車止めで
閉鎖されていてどの山系もほぼ全滅!
登山口の羽衣迄行けたのは「ミラクル」です。
もう既にパール富士迄に運を使い果たしましたね❓
残念!