本州の中部地方以北の亜高山帯の針葉樹林下に生育する多年草である。花期は6~8月。葉は根生し、長さ7~20㎝の倒披針形で羽状に深裂し、裂片の先端部は円い。花茎は長さ7~20㎝になり、上方に花柄のある白い花を下向きにまばらに咲かせる。花弁は4枚で長さ4~6㎜の狭長楕円形、萼片は2個だが開花すると脱落する。2005年山梨県レッドデータカテゴリーでは絶滅危惧Ⅱ類(UV)だったが、2018年の調査では確認出来ず情報不足(DD)となっている。南アルプスの鳳凰山や甲斐駒ケ岳ではそれなりの個体数が確認されており、次回の書き換え時にはⅠB類ないしはⅡ類で復活すると予想される。
2018年山梨県情報不足(DD) 2017年環境省-
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/2b/8a7b9bd828c4357b97165ec7e27a7a6a.jpg)
オサバグサ 平成29年7月 鳳凰山で撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/19/2a4638a03a6b349c01202b0b9f8da999.jpg)
同上 深く切れ込んだ葉が特徴的である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a0/82cee0ee5c3b5a6c9a85429906fd5545.jpg)
オサバグサの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/63/c566cbbc46a3f619386978a02684f634.jpg)
鳳凰山ではそれなりの個体数が確認されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f6/25f040ebe42791fcef1842b2eb105535.jpg)
平成30年7月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。こちらもそこそこの個体数がある。
⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県情報不足(DD) 2017年環境省-
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オサバグサ 平成29年7月 鳳凰山で撮影
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同上 深く切れ込んだ葉が特徴的である。
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オサバグサの花
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鳳凰山ではそれなりの個体数が確認されている。
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平成30年7月 甲斐駒ケ岳黒戸尾根で撮影。こちらもそこそこの個体数がある。
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