山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ミヤマツチトリモチ(ツチトリモチ科)

2021年02月05日 | 絶滅危惧種
 落葉広葉樹林下に生える葉緑素を持たない寄生植物で、カエデ属(ウリハダカエデ、ウリカエデ)等の根に寄生する。雌雄異株だが、雄株は発見されていない不思議な植物である。黄赤色~褐色の楕円形~長楕円形の花序で高さ5~15㎝、花というよりもキノコの仲間のように見える。成長した寄生根は塊根で緑褐色を帯び、大きな塊となり木質化する。花期は8~9月。山梨県では富士山麓、および南アルプスで生育が確認されている。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)


    ミヤマツチトリモチ 平成29年8月 鳳凰山で撮影


    同上 まるでキノコのように見える。


    同上 黄色っぽい粉が付着しているが、これが花粉なのかどうかは不明。


    令和1年9月 石空川渓谷で撮影


    同上

 ⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

 ➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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