堀辰雄

堀辰雄の「風立ちぬ」「美しい村」読了しました。なぜ　この本を読もうと思ったのかと言うと　先に読んだ立原道造が堀辰雄の門下生なんですね。それで興味を持ったわけです。「風立ちぬ」「美しい村」共に高校生の頃読みましたが　当時の僕にはサッパリ面白くなかったですｗｗ　で　今回久しぶりに再読してみて　当時面白くなかった理由が良く分かりました。つまり　これらの作品は 一種の散文による詩のような物なんですね。微妙な心理の変化が景色の描写に反映し　透明で落ち着いたイメージが様々な文章に描かれる・・・・要するに　その細かいイメージを味わう作品なんです。高校生の僕にそんな芸当が出来る訳が無いですｗ　ようやくこの年になって　堀辰雄の良さが少しわかったような気がしますｗ　もう一度じっくり読もう。