え~~最初に警告しておきますが 今回は非常に重い内容の話書きますので そういう内容の文章読みたくない方は この先は読まないで下さい。胸が苦しくなりますよ。・・・・・・・・・
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では 書きます。
今まで この日記の中では 「大手術」という様に書いてきたんですが この手術が非常に辛いんです・・・・ 彼女の病気は「軟骨肉腫」という物で 現在の医学でも手術による切除しか基本的には対処方法はないようです。多くの場合 この病気は首から下の部位で発生するようですが 彼女の場合は 左のホホのあたりに肉腫が出来てしまったんですね。ですから手術は「左眼、そのまわりの骨、左ホホ骨、上アゴの左半分」を全て切り取ったわけです・・・・つまり顔の左半分がなくなってしまうような手術だったんです・・・・この手術を受けなければ あと半年の命だと医師から告げられ 彼女は日記にこう書きます。
「手術をして顔半分つぶれたようにして なお行きつづける価値が私のどこにあるのか?希望も夢も無く死んだように生きている命を本当に生命といえるのか?」
「手術のあとはどうなるのだろう。死の宣告よりも恐ろしい。顔が半分なくなるのは恐ろしい。自殺の方法が頭をかすめる」
彼女の心境は痛いように僕にもわかります。40代後半の僕でさえこんな手術を受けろと言われれば「死んだ方がマシだ」と考えるかもしれません。
彼女は その時まだ20歳です。20歳のしかも女性が「顔の半分をつぶす」手術を受けろと言われた時の ショック、苦しみ、は僕には到底想像も出来ないような物でしょう・・・・・・辛かったと思います・・・・・・
しかし 彼女は 両親、医師団、そして恋人の説得に応じて 手術を受ける決断をします。(手術が成功しても完治する見込みは15%ぐらいしかない)
手術の前日に彼女が恋人に書いた手紙に
「マコ、準備はOKです。心の準備もOKです。ものすごく冷静ですし ほがらかです。明日 笑って 手術に臨めると思います。」という文章があります。
「笑って手術に臨める」???「笑って手術に臨める」???
恋人を安心させようと思って書いたんでしょうか?
彼女のありのままの気持ちだったんでしょうか?
僕にはわかりません。でも このような極限状態でも 前向きに強く生きようとする彼女の想いは伝わってきます。僕ならば ただ自分の運命を呪うだけでしょう・・・・・・・・・・・・・・・神はなぜこのような若い女性をお助けにならなかったのでしょうか?・・・・・・・