Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2005-2006 冬の北海道鉄道旅④

2020年06月05日 20時41分34秒 | 過去旅

2020年6月5日


コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。

 

 

 

 

 

〈2015年12月31日〉


厚岸の「ホテル金万」で迎える大晦日の朝。朝食を頂き8時30分チェックアウト。昨夜は「カキえもん」をたくさん食べさせてもらって夢のようだった。


今日は花咲線に乗り根室に向かい、そのまま折り返して釧路へ戻る花咲線を満喫する日。厚岸から9時6分発の普通根室行きに乗車。シカが現れるようで頻繁に警笛が鳴らされる雄大な雪原をキハ54が日本最東端へ向けてひた走る。

 

 

 

 


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日本最東端駅の東根室を経て10時40分、終点根室へ到着。久々に来た根室。グルッと周って東から西へ根室に至る路線構成の為、最東端は一つ前の東根室。自分にはどうもこれがしっくりこず。根室が最東端なら「最東端来たーっ!」という感慨に浸れそうだけど。まあ地形の関係でしょうがない。


そんなことよりも、今はこの花咲線が存続してくれることの方がはるかに重要。

 

かつては特急「まりも」が釧路-根室間快速として根室まで延長運転されたり、「北斗星まりも」が運転されたりと、今考えると胸熱な臨時列車が走っていた花咲線。廃止か存続かの岐路に立たされている花咲線の今後は「北方四島での共同経済活動において重要な役割」といった指針が出され存続へ向けて強い後押しとなるも、ここ数年慢性化してきた大規模自然災害に見舞われたりすると復旧されるかどうか非常に不透明。

 

なかなか乗りに行けない中で虫がいいけど、なんとか存続してほしい。

 

 

 

 


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この列車は折り返し快速「はなさき」釧路行きとなり、自分も根室滞在約20分で折り返す。結構乗客は多かったけど、窓割がいい窓側クロスシートを確保。

本当は納沙布岬まで行きたいけど、今日は大晦日。早めに宿に入ってテレビ見たいので断念。ここまで来ながらそんな理由で?っていう気もする…。


11時過ぎに根室を発車。再び雄大な雪原の中をジョイント音を響かせて走る。写真を撮らなかったのが悔やまれる。暖房の暖かさと心地いいジョイント音の為か、浜中を出た辺りで睡魔に襲われしばし撃沈。そうそう何度も来れないせっかくの花咲線なのに。zzz…。


今朝までいた厚岸の辺りで目が覚めた覚えが。そして13時過ぎに釧路到着。今日はここで宿泊。

 

とりあえず昼食と思って和商市場に入ったら、確か休みだったような。仕方なくそのまま釧路の街を散策がてら銭湯へ。釧路川の橋を渡って坂を登ったところにある、草津湯という名前だったろうか。2005年の汚れを洗い流しさっぱりして、ビールと夕食を買い込みホテルへ。


今日のお宿は釧路駅の目の前「釧路ロイヤルイン」。1泊5000円ながら静かできれいな部屋、しかも朝食付き。それ以来釧路での定宿になる。「ラビスタ釧路川」ができてからはたまにそちらに行くけど。

 

深夜までテレビ見てカウントダウンして就寝。

 

 

 

 


〈2006年1月1日〉

冬の北海道遠征も今日が最終日。最上階の朝食会場でお雑煮を頂く。あ~正月だ。
10時20分頃、釧路ロイヤルインをチェックアウトして釧路駅へ。

 

 

 

 


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特急「スーパーおおぞら8号」札幌行きの自由席に乗車。この頃は周遊きっぷ使用だったから、道内の特急は全て自由席利用。

 

 

 

 


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かっこいいキハ283系。札幌を発車すると爆走開始。この頃は胸のすくような走りっぷりだったけど、あの一連の事故以来、北海道の特急は軒並み減速。
そしてスーパーの名を冠した列車も消滅。もうスーパー特急が爆走していた北海道に戻ることはないのだろうか。戻ってほしいけど。


15時15分頃、札幌に到着。ここから旅の最後を飾るのはもちろん「北斗星」。定期2往復+臨時1往復体制だったこの時代は本当に夢のよう。

 

 

 

 


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10時打ちで確保したのは臨時の「北斗星82号」ソロ。この頃はロイヤル欲が無くソロで十分と思ってたけど、今考えれば比較的とりやすかったこの時代にロイヤルに挑戦しておけばよかった。とれたかどうかはわからないけど。

 

結局ロイヤルには乗れずじまいでかなりの心残り。


発車まで時間があるので、夜行列車乗車前儀式である温泉でのお清めに。この頃から定番の「北のたまゆら桑園」。

 

 

 

 


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発車時刻が迫り再び札幌駅へ。前回の北海道遠征の反省で、帰り道は寄り道せず夜行列車で一気に帰るのが良いと悟り、この2006年以降は全て北海道帰りは夜行列車。旅の終わの「北斗星」は現実復帰が近付くこのブルーな時間をウキウキ気分に変えてくれる。

 

 

 

 


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ビールを多めに買い込み、9号車ソロ上段に乗車すると札幌を発車。札幌の夜景を眺めながらさっそくビール。最高。

 

 

 

 


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今に比べると、買い込んできたビールが少なく感じる。乗車時間も長いし今ならもっと必要。まあ「北斗星」の場合はグランシャリオや朝は車内販売で追加購入できるんだけど。


それにしても、サッポロクラシックもさることながら、この小樽ビールが本当に美味い。個人的美味いビールNo1。

 

 

 

 


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東日本車の個室カードキー。やっぱり個室寝台で過ごす時間は何物にも代えがたい。部屋を真っ暗にして夜の雪景色を堪能するのが醍醐味。さらにパブタイムのグランシャリオに行ってビールとおつまみをオーダーしたような覚えが。夢のようなひととき。


やがて青函トンネルを超えて就寝。でもビールが少なかったせいか、この頃はあまり眠れなかった。夜中にふと窓の外を見ると、瀬峰という東北本線の駅を結構なスピードで通過していたのだけは覚えている。

 

 

 


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日付が変わり1月2日午前9時55分頃、列車は大宮に到着。終点まで乗り通すこだわりが無かったこの頃は大宮で下車。大宮で降りた方がその後の乗り換えが楽だったので。

 

しかし「北斗星」を見送る時、何か物足りなさを感じる。やはり「うえの~うえの~」を聞かないと北海道旅の締めくくりができないらしく、これ以降は上野まで乗り通すこととなる。今の自分の当たり前はこういう経験が積み重なって形成されているらしい。

こうして2005年-2006年冬の北海道遠征終了。目を閉じると北海道の雪景色が。そして健在だった「はまなす」「北斗星」。
今思うと、本当に夢のような時代だった…。

 

 

 

 

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2005-2006 冬の北海道鉄道旅③

2020年05月31日 21時13分57秒 | 過去旅

2020年5月31日

 

コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。

 

 

 



〈2005年12月29日〉

網走のホテル「オホーツクイン」をチェックアウト。オホーツク海間近で静かなロケーション。いいホテルだった。歩いて桂台駅へ。まずは午前9時15分くらいの普通網走行きに乗車。

 

 

 

 


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網走に着くと「オホーツク4号」が発車待ち中。しかし自分が乗るのは再びの釧網本線。キハ54快速「しれとこ」釧路行きに乗車。今日は川湯温泉を経て標茶まで行く。

 

座席確保の為に網走まで戻り、その甲斐あってなんとかクロスシートを確保。乗車率70%程で網走を発車。

 

 

 

 


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知床斜里で数分停車。ホームに降りると凍てつく寒さ。しかしこれぞ冬の北海道。


11時40分頃、川湯温泉に到着。ここで下車しバスに乗り換えて川湯温泉街へ。

「御園ホテル」さんで日帰り入浴させて頂く。川湯温泉と言えばPH1.98の強酸性泉。硫黄の匂いプンプンで最高。下手に目に入ると痛くて目を開けていられない。そして肌触りは独特のキシキシ感。

 

道東の凍てつく空気の中、露天風呂2時間コースで堪能させて頂く。自分の泉質ランキングBEST10に入る素晴らしい温泉。しかしこちらの御園ホテル、今は営業していないらしく何とも残念。でも他のホテルでも川湯の素晴らしい湯は味わうことができると思われる。


ちなみに、川湯温泉駅前の「つつじの湯」は全く異なる泉質なので、わざわざバスに乗り温泉街まで来たけど、そのつつじの湯も今は閉館してしまった。

温泉を出てバスに乗り、川湯温泉駅だと列車が無いので今度は摩周駅へ向かう。雪国の方には当然でしょうが、雪道を平然と走るバスにちょっと驚き。

 

 

 

 


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摩周駅で夕食用にぽっぽ亭の「摩周の豚丼」を購入し、17時6分摩周始発の釧路行きに乗車。とにかく外はヤバい寒さ。この寒さと雪景色が非日常を感じさせてくれる。


17時30分頃、標茶に到着。ここで下車。ここから徒歩15分ほどで本日のお宿「テレーノ気仙」に到着。こちらには後に何度も訪れることになり、この時が初の宿泊。

 

川湯温泉を堪能してきたばかりだけど、こちらの黒いモール泉がまた最高。再び露天風呂2時間コースで堪能。


部屋に戻り摩周の豚丼で夕食。これがまた美味い。サッポロクラシックと豚丼で北海道の味覚を満喫しこの日は就寝。zzz…。


 

 

 

 

〈2005年12月30日〉

午前6時に起床しさっそく朝風呂へ。既に地元の外来入浴の方がいらして驚き。

露天風呂へ入るも、寒~い!鬼のように寒い。タオルがガチガチに凍る。しかしこの凍てつく空気の中で入る露天風呂こそ北海道ならでは。慣れてくると最高に気持ちいい。朝から2時間コースとなってしまった。

 

チェックアウト時にフロントの方から「今朝はマイナス20℃まで下がりました」と言われギョッとする。この気温は自分の中でも最低記録かも。当時はあまりこだわりが無かったけど、今考えると夢のダイヤモンドダストが見れたんじゃないかとかなり後悔。


標茶駅に向かい、9時5分発の普通釧路行きに乗車。今日は霧多布に向かう。キハ54のクロスシートは埋まっていてロングシートに着席。その為、絶景だったはずの釧路湿原車窓は見れず。今だったら座らずにデッキに立って見るけど。

 

 

 

 


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釧路で根室本線、通称花咲線の快速「ノサップ」根室行きに乗り換え。

 

 

 

 


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キハ54と40の混結2両編成。11時3分に釧路を発車。道東の雪原の中をディーゼル音を響かせて進む。この頃は積極的に写真を撮ってなかったので、せっかくの雄大な景色の記録は無し。


12時10分頃、浜中で下車。ここからバスに乗り換えて「霧多布温泉ゆうゆ」へ。

 

根室エリアは失礼ながら温泉不毛の地と思ってたけど、茶褐色の湯が湧いているのがちょっと意外。しかしやはり循環加温で源泉掛け流しとはいかない。

 

それにしても霧多布の景色は本当にきれい。夏に来た時はその名の通り霧でホワイトアウトだったけど。本当に写真を撮ってないのが悔やまれる。

夕方までくつろぎ、再びバスで浜中駅へ。17時頃の普通釧路行きに乗車。そして17時30分頃、厚岸で下車。今日のお宿は「ホテル金万」。

 

こちらでのお目当ては、もちろん厚岸名産の牡蠣。夕食は厚岸のブランド牡蠣である「カキえもん」のコース料理。牡蠣大好き人間の自分にはたまらない。これでもかっ!っていうくらい牡蠣を食べさせて頂き至福のひと時。


しかしこちらのホテル金万さん、今は「シーサイドインホテルあっけし」という別のホテルに変わっている。昨日の川湯温泉もそうだったけど、15年も経つと色々変わる。

牡蠣を食べまくった夢のような厚岸の夜は静かに更けて、いい気分のまま就寝。明日は根室へ。zzz…。

 

 

 

 

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2005-2006 冬の北海道鉄道旅②

2020年05月23日 20時42分05秒 | 過去旅

2020年5月23日


コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。


 

 

 

〈2015年12月28日〉


昨晩乗車した「はまなす」。定刻6時7分に札幌到着。久々に簡リクシートで過ごした一夜、お尻が痛い。

 

 

 

 


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札幌も大雪。しかし冬の北海道はやはり雪が無ければ。これを求めて来てると言っても過言ではないし。暴風雪は困るけど。DD51がまたかっこいい。

 

 

 

 


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札幌からは「オホーツク1号」に乗り換えて道東へ。「1号」に乗れるのも「はまなす」ならでは。帰省ラッシュのこの日、車内は結構混んでいた。

 

 

 

 


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遠軽でホームに降りて小休止。スラントノーズのキハ183系がかっこいい。
この頃はかに飯の積み込みがあって自分も予約して遠軽発車後に受け取っていたけど、今は無くなってしまった。

 

それが近年、遠軽のレストランで販売復活したとか。
とにかく遠軽と聞くと「道東来た」って感じがする。

 

 

 

 


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12時20分、美幌に到着。ここで下車。12時45分発の普通列車で石北本線をちょっと戻り端野へ。ここから徒歩で「端野温泉 のんたの湯」に向かう。

 

しかしとてつもなく寒い。太陽光が弱々しく感じる冷たい空気。この時間でも-5℃くらい。さすが冬の道東。
凍てつく寒さの中で入る露天風呂が最高。その後休憩室で爆睡。


夕方のバスで北見駅へ向かい、そこから石北本線の普通列車で網走へ。


網走での自分の定宿は「ホテルルートイン網走」だけど、この日は別の宿へ。駅から徒歩20分ほど歩いて「ホテルオホーツクイン」に到着。オホーツク海が目前のロケーション。列車があれば桂台の方が近い。


チェックイン後は網走の海の幸を堪能しに桂台駅方面へ歩き、名前は覚えてないけど、とある居酒屋に入店。刺身定食とビールで3000円くらい。美味かった~。

網走の海の幸を堪能しホテルへ戻り就寝。窓の外はオホーツク海という静かなロケーションで爆睡。zzz…。

 

 

 

 

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2005-2006 冬の北海道鉄道旅①

2020年05月19日 18時57分01秒 | 過去旅

2020年5月19日


コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。

 

 

 

 


〈2005年12月27日〉


年末恒例、冬休み北海道遠征、この年は行きに「はまなす」帰りに「北斗星」で道東の根室を目指す。
当時はポピュラーだった組み合わせも、今となっては夢のような行程。

 

 

 

 


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冬休み初日、まずは「はやて13号」で八戸へ。やっぱり自分の中で東北新幹線は「はやぶさ」でなく「はやて」のイメージが強い。「はやぶさ」と言ったら九州ブルトレ。

 

 

 

 


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定刻12時59分、八戸に到着。ここから東北本線普通列車に乗り換え。この頃はまだ青い森鉄道ではなくJR東北本線。車両は701系だったけど。


夜行列車乗車前のお清めとしてやって来たのは三沢の古牧温泉。三沢駅から徒歩10分くらいだったような。内風呂がとにかく広くて豪華だった記憶があるけど、どんな泉質だったか覚えておらず。

 

しかしこちらの古牧温泉、いつの間にか星野リゾートに変わったようで。時代の変化を感じる。


すっかりくつろいで夕方再び東北本線に乗車。701系で約1時間15分のロングシート苦行の末に青森到着。結構な雪が降っている。


「はまなす」乗車まで時間があるので、青森では定番の「おさない」さんでビール&夕食。比較的安価だったほたての卵とじ定食をオーダーしたような。豪勢に刺身食べたかった、なんて思いながら店を出た気がする。

 

この頃はまだ旅先でも節約志向が強かったから。今なら間違いなく刺身食べるし三沢-青森も迷いなく特急に乗る。もう走ってないか。


お腹も満たされたところで青森駅に戻り「はまなす」乗車へ。

 

 

 

 


モザイク②.jpg
今日のお宿はドリームカー。今まで「はまなす」は自由席ばかりだったので、ドリームカーは今回が初めて。楽しみ~。


しかしここで事件発生!
思い返すと、指定券購入時に「ドリームカーで」と告げると「ドリームカー?」と怪訝(けげん)そうに聞き返され、発行された指定券は7号車指定席。実際7号車に行ってみると、なんとドリームカーではなく普通の簡リクシート!マジか?


あの窓口、ドリームカーが何だかわからず適当に指定席とったのか。「はまなす」指定席初心者だった自分は5・6号車がドリームカーだったのを知らず、乗車直前の今ようやく気付いた。ガックリ。


まあしかし「はまなす」の指定券とったタイミング遅かったし、ドリームカーは満席だったのだろう、と思うことにする。気付かなかった自分が悪いし。

 

でもなんか腹立つな。

 

 

 

 


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さすがに年末のこの発車直前にドリームカーが空いているとも思えないので、乗車変更もせず観念して7号車に乗車。


同じ7号車の乗客の一人が検札に来た車掌さんに「6号車空いてないの?」と聞いていて、失礼ながらちょっと苦笑。自分と同じ思いの人がいた。

 

 

 

 


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いったんホームに降りてED79鑑賞。大雪の青森駅で発車を待つ「はまなす」。かっこいい。これぞ北海道夜行。ドリームカーは残念だけど、やはり夜行列車はテンション上がる。


列車は定刻に青森を発車。やがて車内は減光。いい雰囲気。「はまなす」は雪の津軽海峡線を力強く進み、やがて青函トンネルに突入。


明日の北海道に思いを馳せながら簡リクシートでうたた寝。zzz…。

 

 

 

 

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2004-2005 冬の北海道鉄道旅⑤

2020年05月13日 17時11分26秒 | 過去旅

2020年5月13日


コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。

 

 




〈2005年1月1日〉


北海道からの帰路の途中、新潟県直江津駅近くの「ホテルα-1上越」で新年を迎える。昨年12月25日に出発した今旅もいよいよ最終日。明日からは出勤なのでこの時点でかなりブルー。


9時30分頃ホテルを出て直江津駅に向かう。昨日湿り雪が積もった道路を歩いてきたので靴がベシャベシャ。まだ完全に乾いてない。あ~気持ち悪い。

 

 

 

 


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直江津から普通「妙高4号」に乗車。まずは長野へ。行きとほぼ逆ルートでの帰路。行きはウキウキ気分だったけど、寄り道しながら帰りの今は自分が北海道に行ってきたことを忘れてしまいそうな感覚。やはり帰りは寄り道しない方が自分にはいいらしい。旅の風景を回想しながら寝台特急で一気に帰ってくるのがベストと認識した今旅。

 

 

 

 


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途中の牟礼で数分停車。気分転換にホームに降りる。雪化粧した「あさま」カラーの189系、かっこいい。

 

行きはほとんど雪が無かったけど、年末で一気に降ったのか、この辺りも雪景色で社会復帰前の憂鬱さを軽減してくれる。


12時前に長野に到着。行きの長野駅で食べた駅そばがすごく美味しかったので、帰りもここで昼食。しかし、行きに食べた蕎麦とは何か違う。失礼ながら至って普通。そうか、確か行きのそば屋さんは「ナカジマ会館」という名前だったと思うけどここは違う。ホームによって異なるのか。という訳で、こちらの蕎麦を食べ終えてから跨線橋を渡りナカジマ会館へ。あ~この味。やっぱり美味い。しかし無理矢理の2杯目だから胃がきつい。


続いて篠ノ井線の普通列車に乗車し西条で下車。ここから徒歩15分ほどの所にある「西条温泉 とくら」へ。内湯のみながら硫黄のいい匂いがするなかなかいい温泉。すっかり気に入って、こちらにはその後もちょくちょく来るようになる。


温泉を出て西条駅へ。あとは本当に帰るだけ。ここ長野の山間部を歩いていると、これは北海道紀行ではなく信州紀行だったのかと錯覚してしまう。やはり寄り道は行きだけにした方がいい。


西条から普通列車に乗り松本へ。

 

 

 

 


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松本からはE257系「あずさ」。たしか17時18分発の「30号」千葉行きだったような。それにしても松本にも雪が積もっている。やはり年末は結構な降雪があったらしい。雪景色が社会復帰へのブルー感を薄れさせてくれる。


定刻に松本を発車し、ビールを飲みながら今旅を回想。体調不良に見舞われ、さらに函館では耳の激痛で病院のお世話になるなど結構なドタバタ振りだった。こうして普通にビールが飲める健康のありがたさを感じる。


その他にも、
 ①カプセルホテルは神経質な自分には合わないので避けた方がいい
 ②保険証は必ず携行すべし
 ③雪国に行く時はしっかりした防水靴を履いた方がいい
 ④帰りは寄り道せず一気に帰った方がいい
反省点としてはこの4点。今もこの4点を守って旅の計画・準備をしている。たまに経済的事情で不眠覚悟でカプセルホテルに泊まることはあるけど。

19時34分、八王子に到着。ここで下車。これで2004‐2005冬の北海道遠征終了。

 

「あずさ」→「妙高」→「トワイライトエクスプレス」と今考えると夢のような行程も、今はもうできないかと思うとやるせなくなる。

それにしても、やはり帰りの寄り道でやっちゃった感が半端なかった…。

 

 

 

 

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