祥泉暦

日常の出来事の記録

書に見る日本人の美意識

2015-02-12 16:41:05 | 
日本人は元来縦に流れるものを好む民族である。

もう一つは、グラデーションの美を好む。つまり、あいまいの中に美を求めるということである。
例えば四季の移ろいには、明確な切れ目はなく、徐々に変化していきます。そうしたあいまいさにも似たうつろいの中の折々に美を感じ、快い時の流れを抱くのも、日本人だからこそではないでしょうか。
そういえば、文字を連綿する中に美しさを感じるかなも、考えてみればあいまいなものです。単体としては不完全なかなを、連綿して言葉を紡ぎ、書として奏で響かせていく。そういうところに魅力を感じながら、一人の書き手として書作する日々を続けていると思う。

書家 榎倉香邨氏

なるほど!
字形 墨の濃淡 全体の流れ バランス
を気にするのは、そういう美意識からきているのですね(^.^)





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