十勝帯広の旅 最終

十勝帯広旅行最終日

今日の目的は、大人気の共働学舎ミンタルにチーズを買いに行き、

美味しいソフトクリームを食べること。

お昼ご飯はお蕎麦を予定して探しました。

以前夫が自家製のお蕎麦にトライした時に蕎麦粉は北海道のが良いと言われた事を思い出した様でした。共働学舎に行く途中に　お蕎麦を食べれるところがある様でした。

お目当てのお蕎麦屋さんは生憎定休日でした。次の候補のお蕎麦屋さんで。

素朴な天麩羅がとても美味しかった！！

お蕎麦は、山形そばに似ていましたが、蕎麦つゆが多少甘めです。

JR根室本線新得駅の駐車場に停めたのでたまたま電車に出会いました！北海道に来て、初めての出会いです。

そこから30分位で「共働学舎」ミンタルに到着しました。ミンタルはアイヌ語で「集う」という意味です。

御目当てのチーズを買い、美味しいソフトクリームをいただきました。

チーズ工房の辺りの大自然を眺め満足。

美味しいものは、ゆっくりと時間をかけて、ゆったりとした環境でできるのかも。。。

昨日感動した「十勝千年の森」に似た環境、、、これが北海道なのですねー。笑

毎日20度前後、汗ばむといってもうっすらで心地良い旅も終わりました。

目的地に行くには何処もホテルから約1時間の道のりで、とにかく広い！

そして地方都市にしては人が良く集まっていると感じました。

札幌から程遠い立地なので、会社や工場もあったりするので、出張先として成り立つしビジネスマンやサラリーマンも多くみられました。私の泊まったホテルでも毎日イベントがあり人が集まっていました。

多分これでもコロナで大打撃を受けているのでしょう。中国や台湾からの旅行者がいませんでした。そう言えば、台湾の人は、日本に行ったことがあるほとんどの人は、北海道旅行経験者です。特に「雪！」

願わくば、早く収まって、またこの美しい北海度に活気をもたらしてほしいと思いました。

最近は特に夏の暑さが堪えて、できれば夏の暑い時だけ「住みたい！」と思いました。

それから原田マハさん流に戻ると、

来なければわからない！

食べなければわからない！

見なければわからない！

体感しなければわからない！

耳をすまさなければ聴こえない！

と思いました！！！

思わぬ誕生日プレゼントは、

記念の思い出多い旅になりました！

そして、せっかく2人とも健康なので、

また新たな体験をしたいと思います。

私達は早くに4人の両親を見送ってしまいました。あれから今年で20年になります。

良くも悪くも様々な体験をし、深く悲しみ傷つきました。

が、それ以上に楽しく幸せな事もたくさん出会い喜びました！

他の方よりもそういう意味では、老後生活が早くきて、そして長くなるのかな？笑

それぞれ思うところあり、社会に再度関わる事もでき、現役時代には想像できなかった様々なゆとりができました。今回の旅はそれを思い感謝する旅となりました。

謝謝你！

十勝帯広の旅 ３日目

生憎の雨の一日。これは覚悟しての日程で、釧路湿原探訪を終えているので没問題！

この辺りは、「北海道ガーデン街道」としていくつかのガーデン施設があり、「六花の森」もその一つです。

ガーデン巡りのチケットを先に買っていたので、その中の「十勝千年の森」に出かけました！雨にも関わらず、私たちの様な旅行者がけっこう居ました。

野放しの開拓地だった広大な土地に、十勝の自然に生息する植物を生かして、

イングリッシュガーデン風にデザインされていて、傘をさしての散策にもかかわらず不思議と足が止まりませんでした。

少し小降りになっていた隙に千年の丘にも登り、途中のモニュメントに佇んだりと。。

無料休憩所もあり、本来なら一日居られるところです。

日本庭園とは違う魅力、

あるがままにデザインする美しさに驚きと感動でした。

以前読んだ中谷美紀著「オーストリア滞在記」の中で、この「十勝千年の森」の事に触れていて、「まだ行ったことがなく是非行きたい！」とありました。オーストリア郊外で自らガーデニングに携わっているからこそ、素敵です。

ここではヤギを放牧してて、この敷地の中にチーズ工房もありました！

帰りの道もこんな光景に出会い、北海道！！！広いー！

午後は、六花亭のカフェでお菓子を食べたり　夕べ知った道の駅に行ったりしました。

数多くのメーカーがある十勝のチーズですが、特に「共働学舎」のチーズは大人気でなかなか店舗で買えない事を知り、ネットショップを利用する事を思いつきホテルに戻り手配しました！

こういうことも、地元情報を得たから、、、

これが旅の醍醐味です。

道の駅では、小豆を買いました！これから暑くなるので、「ひやししるこ」を作ろうと思いつきました。

「六花亭カフェ」のメニューにありました。

夕飯は「ウニ」を食べたい思いで、お寿司にしました！！

最後の夜、あいにくの雨でしたが少し街の中を歩いたら、こじんまりとしたホテルのカフェに出会いました！

ここで飲んだジンジャーミルクティーが美味しく、ケーキやキッシュなど

宿泊者に食事を提供しているメニューのようでした。こういう所に泊まるのも良いですね！

十勝帯広の旅 2日め

旅の目的である2つ目の「釧路湿原」に行きました。車で片道2.5hなので強行日帰りスケジュールと覚悟していました。

早く寝たせいか朝4時前に目が覚めて外を見たらもう明るい！

早起きは三文の得 せっかくなので早々と出発しました。

山手線で例えると内側をすっぽり包んでしまう広さの日本最大の湿原。縄文時代より更に遡り何千年何万年前に地形の変動がもたらした湿原。(人の一生なんて点にもならない) 

この広大な湿原を西と東の2箇所の展望台から眺めました。

西側の「釧路市展望台」は、整備された遊歩道を歩き湿原を体感しました。

そして高台から更に双眼鏡で眺めると、まるで湿原の中に身を置いているような感じになりました。途中2回ほど

タヌキなのかアライグマなのか

に遭遇しました。

お昼を挟んで午後は東側の「細岡展望台」へ。と言っても車で約1時間ほど離れています。

西側とは全く違う景色で、双眼鏡で湿原に迫ると白い鳥と思われるモノを発見しました。

写真ではなかなか感動が伝わりません💦

こんなに自然と濃厚に触れたのは初めてです。

満足感に浸りながら帯広に戻ったら雨！

どのタイミングで雨に会うかの予報だったので、全く問題なし。

長時間運転してくれた夫に感謝です。

夕飯は昨日リサーチしておいた

「チーズと生ハム」の屋台へ。

瑚遙(こはる)

十勝のチーズを堪能し、女性のオーナーに十勝帯広情報をもいただきました。

十勝帯広の旅 1日目

【旅1日目】

十勝帯広空港に近ずく直前、眼下に見えるのは

家がまばらでほとんどが牧場の様な建物です。

数年前のNHKの朝ドラ「なつぞら」を思い出しました。

赤い屋根の建物が点在してて、ひろーーーい！

空港の写真を撮る間も無くレンタカーの手続きに。

車がないとはじまらない。

早速目的地の「六花の森」へ。

道は広いし走行車が少ない。空港から40分で到着。

広大な敷地に画家坂本直行の美術館が点在しています。一つの美術館はテーマに沿ってこじんまりした建物です。

坂本直行は坂本龍馬の子孫で、直行の祖先が北海道に移り住みました。直行は北海道の自然に魅せられ特に日高山脈を描きました。自ら登山も試み、北海道大自然に挑み、その厳しさをも体験して、それを書き残しています。六花亭の当時の社長は、坂本直行に六花亭の包装紙のデザインを依頼して、それがあの包装紙の誕生になります。

六花亭の創業者小田豊四郎は、マルセイユバターサンドで大成功を収めただけでなく、十勝の子供たちの豊かな詩心を育もうと1960年に「サイロ」という詩集を創刊しました。60年に渡り毎月欠かさず今も刊行続けているという！

この「サイロ」の表紙をも坂本直行がデザインしました。

六花亭でこの最新号を購入したいとお願いしたのですが、時期が月末だったのでもう既にないとの事でした。そしてもっと驚いたのは、無料で配っていると！

まだ片言しか喋れない頃の子供のことば、

物事の見方捉え方を子どもの言葉での表現を書き留めておく主旨の詩集です。

今は容易く動画を撮り残すことが盛んですが、ことばを残す事を思いつきませんでした。

自分の子育てを振り返っても、思い出せません💦

いきなり大自然と壮大な文化遺産のカルチャーショックを受けました。気づけば12時を回っていて、

この中にある六花亭カフェで昼食をとりました。

近くに幸福駅があるとの事で行ってみました。

そう言えば一時ブームになりましたねぇー。

「六花の森」の入場券買う時に近くの施設の入場券がセットになっているものを勧められて買いました。その中で今日月曜日を逃すと入れない「ばんえい十勝」という所に行く事にしました。どんなところか全く知らなかったのですが「帯広競馬場」でした！！これも旅の面白さ、、、そして驚いたのは、平日の午後に人だかりw

私はちょっと疲れたので休憩していたのですが、夫が適当に買った馬券がお小遣いになった模様でした。

その後帯広の街に行き、六花亭の本店に行きました。みたことのないお菓子をおやつに買い込みました。

その後、夕飯処をリサーチするために街を歩きました。「北の屋台」や炉端焼きお寿司屋さん、居酒屋などなど一通り見て回りました。夕飯3食楽しめそうです！！

今夜は手始めに炉端焼きを。

久しぶり生ビールと地魚何種類かを頼んで

会計は夫がw

先程の臨時収入で、ラッキーでした！

十勝帯広の旅 はじめに

今回の旅のきっかけは、

原田マハ著「デトロイト美術館」の巻末に

日本でデトロイト美術館展が開催された時にナビゲーターを務めた女優の鈴木京香さんとの対談が載っていました。

旅のついでに美術館を巡るのが好きと言っている鈴木京香さんに

原田マハさんは十勝にある「六花の森」を紹介していました。

バターサンドで有名な六花亭の当時の社長が十勝の自然の中に

小さな美術館を点在させているステキなアートシーンがあると！！

その部分を読んで即 行きたい！！と思いました。

原田マハさんの作品の7割は読んでいるのですが、

美術の関する小説が出会いで、その類に夢中になりました。

しかし最近は、美術関係以外の小説にもハマり、

そのジャンルの幅広い事。

そして広いジャンルなのに全て深い。

原田マハさんの知識の広いことには本当に驚きです。

いつか朝の番組で、取材に力を入れていて、

その源は旅にあると言っていました。

振り返れば、、、、

旅が趣味というほど回数が多くはないのですが、

旅のついでに美術館を巡っていました。

フィレンツェやパリ、ウイーンは、

旅のスケジュールに必ず美術館が入っていて、

美術に興味を持つきっかけになったのかもしれません。

リゾート地であるハワイに行った時も

時間を見つけてホノルル美術館に行きました。

そして原田マハさんの作品に触れたことが

「ひとりで美術館」が私の趣味になりました。

六花の森の事を夫に話したら、

行こう！！ということになり、

時期を選んで航空券、ホテル、レンタカーの手配をしてくれ

それが今年の豪華なバースデープレゼントになりました🎁

北海道は遥か昔々学生の頃に

バスツアーで一周しましたが、十勝帯広には行きませんでした。

そしてもう一つ興味があったのは「釧路湿原」

だいぶ前に見たタンチョウズルが絶滅の危機に及んでいる番組を観ました。

機会があれば、、と思っていたのですが、

無理すれば行けるかも！と。

コロナ禍、、、外に目を向けることが憚り、行動を制限するうちに

いつしかそれにも慣れてしまったこの3年。。。

現状に不満を持つこともなく、自分の目指す方向も見えてきています。

しかし今回思い切って十勝帯広に出向いて、

「旅は視野を広げるし、知識を胆識にする！！」を再確認しました。

まだ6月だといのに記録的な猛暑が始まった6月27日、

数年ぶりに羽田空港に向かいました。

しかも国内線は10年ぶり位かも。。。

航空券もチケットレス、スマホでバーコードをかざす仕組み。

パスポートなしで通貨の換金も不要だし、不足なものがあればコンビニにかけ込めば全てが足りる便利さです。国内旅行便利、時差がないのも良い！