先日「丘の上の賢人」を読んで、
この」旅屋おかえり」は、まだ読んでいなかったことに気がつきました。
この本はだいぶ前から我が家の本棚にありました。てっきり既読と思い込んでいたのです。
前回読んだ「夏物語」が長編でシリアスだったため、この小説を読みはじめは、甘いデザートの様な感じを受けていました。
が中盤になり、原田マハ小説の罠にハマりました。もう全く動けなくなりました。
「人情溢れる感動モノ」には、やっぱり弱い!!いつも感動した箇所を忘れたり、遡って探しきれなかったりするので、今回は印をつけておきました。
「時間が経過するほど強く美しくなるもの」のフレーズです。
最近特にそう思うのだが、この年齢になったからこそ理解が深まったり感動深くなることが多い。若い頃多くの時間とエネルギーをかけても何だかバッとしなかったことでも、この時期になってそれらがクリアになることがある。
人との絆、家族との関わり、友達への思いなど、、、
私が長い間関わってきた 書道 がそれそのもの!!! 書道の理解もさることながら、関わり方そのものに変化が起きました。それは 時間 という大切な要因があります。ここまで関わったからその思いは更に強くなり私の思いが美しい方向へ導かれると思うのです。
それと併せて、読書による世界観の広がりを実感する!大切な時間を知らなかった考え方見方を学べるのが読書だと思う。
「旅」という主題とはかけ離れた読後感になってしまったけれど、私の偽りのない思いと変化なので、私の記録とします!