祥泉暦

日常の出来事の記録

風のマジム 原田マハ著

2022-04-24 16:15:00 | 書籍
2010年の作なので、
原田マハさんを知るきっかけとなった
「楽園のキャンパス」より前の作品となる。
キュレーターから小説家になる頃の転機の作、なるほど面白い!!

沖縄在住、実在の人物をモデルにしたフィクションであるが、
原田マハさんの緻密な検証と持ち前の博識で今回も脱帽です。

沖縄には行った事がないけれど、
4月から始まった朝の連ドラが
沖縄を舞台にしているので、被る場面が沢山あって、今まで旅の候補になかったけれど、是非加えたい。

原田マハさん、
以前朝の情報番組のゲストだった時、
小説の原点は旅にある
と言っていました。

最近私も、旅で得られた知識や体験は
私に多大な影響を与えていると思っています。
海外旅行ばかりでは無く、日帰りの旅行や数日の小旅行でも、自分を非日常に置く意味は大きいと思います。

それにしてもこの小説に出てくるラム酒をいつか試飲したいと思います。


あの日、君は何をした  まさきとしか著

2022-04-16 17:14:00 | 書籍
バス待ちの短い時間に、久しぶりに本屋さんに行って何冊かまとめ買いをしました。

珍しく「全国書店で第1位」につられて、これを入れたのですが、普段ほとんど選ばないミステリでした。

本音を綴ると、やっぱりこのジャンルは苦手かもw  しかも母親の狂気が異常すぎてる💦
全国で売れている作品として知る事ができたのは○。

デトロイト美術館の奇跡 原田マハ著

2022-04-09 22:04:00 | 書籍
思いがけず電車で移動の日だったので、
一気読みできた!





とてもよい話でした!!!
「アートは友達で、美術館は友達の家」

デトロイト美術館が当時デトロイト市の財政危機のために維持できるかどうかの時に、年金暮らしの老人がどうにか維持してくださいと寄付をしたことからはじまった奇跡。原田マハさんが実際に現地を取材して書き上げた史実に基づいた感動物語です。

2016年4月から2017年1月に日本で デトロイト美術館展が開催されていたとは!!
悔しいことに見逃しています⤵️

巻末でこの展覧会でナビゲーターを務めた女優の鈴木京香さんが原田マハさんと対談している内容もとても興味深い!
北海道の十勝地方の広大な森に六花亭の当時の社長が所蔵しているアートを展示しているらしいとのこと。機会があったら行ってみたいと思います。

そして、これからも美術館に足を運びたいと思います。




#9 ナンバーナイン 原田マハ著

2022-04-07 17:45:00 | 書籍



原田マハさんの作品の多さに驚いています。
この小説は、2009年に第一刷刊行とあるので「楽園のキャンパス」以前のものと知り驚きました。

上海を舞台にして、中国古代から現代までの美術品を背景にしていて、原田マハさんの博識に再度驚きました。
個人的には、本編中に度々出てくる中国語、まだ忘れていないことに気づかされました。漢字に中国語読みのカナがふってありますが、読めてビックリです。

それとこの小説は、絶対映画にしたら面白い!と思えました。実現したら良いな♪
#9の絵を鑑賞したい!!