祥泉暦

日常の出来事の記録

PERFECT BEAUTY 金原杏奈著

2024-08-08 21:45:32 | 書籍

ヨガを始めた頃から耳にしてた「アーユルヴェーダ」、ちゃんと知る機会を作らなかった。

それは、自分だけ特別な食事は無理だし、それほど食生活を見直す必要を感じなかったから。

先月古稀を迎えあと10年はこのまま元気で過ごしたいと思い、健康を意識する様になった。

たまたま長年お世話になっているヨガの先生がこの本を薦めていたので手に取ってみた。

興味のある点がいくつかあって、がんじがらめに縛られる必要がないことも知った。

既にヨガ歴は15年を過ぎているし、これといって不調、問題点も見つからないので、

ひとまず安心、継続あるのみです。

気になっていた ギー を取り入れること、舌磨きの励行、

白湯の習慣を取り入れたいと思います。

 

 

 


2024/07/22

2024-07-22 16:10:00 | 書籍
バス待ちの間に選んだ文庫本、久しぶりの原田マハ著。
前の2冊は読み終えるのに時間がかかったけれど、
マハさんのは相変わらず読みやすい&ほのぼの。
暑い時期のお出かけは原田さんの本に限る。
不快を一気に飛ばしてくれる。




こちらは挿絵もとても可愛い!
そしてどのお話もほのぼのと、うるっと来る場面もある。
ちょうど猛暑の中、電車で出かける事があり、
鬱陶しさを吹き飛ばしてくれる。
読み終わるのが勿体無い感もある!


本心 平野啓一郎

2024-07-16 22:22:12 | 書籍



「母を作って欲しい」急逝した最愛の母をAIで蘇らせる事から始まるこの小説は、
私に取っては異次元の物語である。
確かに最愛の人を失った悲しみから、もう一度だけ会いたいと思う事はあります。
それでもバーチャルフィギュアを望む事はありません。

更に主人公の職業である「リアルアバター」というのも、この小説で初めて知った。
高齢者や障害者だけでなく、時短や労力の削減などの意味から、使い方によってはとても便利である。が、犯罪に利用されてしまう例も小説内にありましたが、確かに危険性が孕んでいそう。

しかしながら、人への想いや人間愛の根本的な部分は不変であり永遠である。それらもコントロールされる様では絶望的であり、ドラマは生まれないでしょう。

そしてタイトルの「本心」、
最愛の母が「自由死」を望んでいた事を知ったことで、
主人公はショックを受け、その「本心」を探る為に様々な方面から
亡き母を悼みます。

「自由死」に巡っては、私は肯定する部分は大いにあります。
しかし世を回避したいという事ではなくて、自分の幕引きを自分で行いたいという思いからです。先日古稀を迎え、10年間はこのまま維持したいという目標を立てました。
それにはある程度の努力が必要です。
その後は、充実感と達成感が得られ、良い意味で先を見据える事ができたら
自分で終わりを決めたいと思います。
それには家族に理解を得る必要があります。それこそその努力が必須です。

「社会環境をずうっと先に進めての小説でありながら、人間ドラマは今とそんなに変わらない」
というところが、この長編小説をかなり時間を割いても読み切れた所以なのでしょうか。
日常生活に読書の時間を作る事が難しい時期にこの本を読み始め、外出中に持ち歩きながらも読めた事が意外であり、著者の素晴らしい技量に感謝したい。

11月に映画公開が決まったと聞いているので楽しみです!!



「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎著

2024-05-11 16:49:00 | 書籍



本屋さんで数冊まとめ買いした一冊。
当然話題のタイトルなので好奇心。
先に映画を観た方がいいのか躊躇したけれど、
まず映画館に足を運ばないと即思い、手にした。

「君たちはどう生きるか」というタイトルは、
先輩、先生等自分より年上の人から問われているイメージの
文言であるが、
もうどこに行っても自分が年上である昨今、
自分に問いかけられているとは思えない。
かと言って、私が自分より年下の人に対して
語りかける事は全く想像ができない。
というかそういう発想は皆無である。

「自分はどう生きるか」と少し発想を変えてみると、
実にしっくり来る。
常に常にそういう事を自分に問いかけて来たから。
自分の置かれた環境で、自分らしく、少し背伸びした自分を捜し続けて来た。
生き方も考え方も結構冷静に自分に問いかけて来た。

さて、本書は様々な場面でとても感動した。
少し説教じみた叔父さんのノートの内容も好きである。

宮崎駿が、どうしても映画を作りたかったというこの作品を
早く観たい!が、ちょっと時期を逃してしまったようです。
いずれ必ずその時が来るはずなので、楽しみに待ちます。

〈あの絵〉のまえで 原田マハ著

2024-03-20 19:46:00 | 書籍


久しぶりの原田マハ著!
うっかりしてると新刊未読が、、、笑
これは令和4年の12月刊行なので、1年間うっかりしてました。

タイトルの如く、美術館エピソードの短編が6篇で、ストーリーはどれもほっこり。
そして感動です。

先日友達に原田マハ作品のおすすめを聞かれて、返答にかなり迷いました。
オススメ、たっくさん!
短編集のこの本もかなりオススメです!