「NATO拡大はないという約束は汚らしい嘘だった」プーチン大統領 西側がロシアに仕掛けるハイブリッド戦争の理由を指摘
2022年9月30日, 22:49 (更新: 2022年9月30日, 23:41)
Sputnik日本
![「NATO拡大はないという約束は汚らしい嘘だった」プーチン大統領 西側がロシアに仕掛けるハイブリッド戦争の理由を指摘 - Sputnik 日本, 1920, 30.09.2022](https://cdnn1.img.jp.sputniknews.com/img/07e6/08/1e/12688594_0:0:1036:583_1920x0_80_0_0_90c85ba5ca167ba526c8c88a734dc03d.jpg.webp)
西側諸国が築いた一極集中の世界秩序は全てが民主主義的に反し、隅々まで欺瞞と偽善に満ちている。プーチン大統領はクレムリン内の宮殿でドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)、ヘルソン両州の4地域を新たな構成体としてロシア連邦へ編入する文書の調印式で演説した中で、こう指摘した。
「戦略的安全保障協定はゴミ箱行きだ。最高レベルで達した合意が『ほら話』だと宣言されている。NATOは東方拡大を行わないという堅い約束は、ロシアのかつての指導者たちがそれを信じるや否や、汚らしい嘘だったことが判明した」プーチン大統領は語った。
プーチン大統領はさらに、欧米が集団を組んでロシアに対して行うハイブリッド戦争の真の理由は欲であり、一切、制約されることのない権力を維持しようとする意図だと説明した
プーチン大統領は、現在、米国がロシアに制裁を科しているのは、再び全世界を「構築する」ためだと説明した。
プーチン大統領は、欧州の政治家らはほぼ全員が、米国が欧州市場を手中に収めるために事を進めていると知りながら、次々に新たな対露制裁を発動せよという米国の要求に大人しく甘んじていると述べた。
「彼らは皆、あの欧州のエリートらはすべてを知っている。だが、彼らは他人の利益のために奉仕することを好む。これは、もはや隷属ではなく、自国民に対する直接的な裏切りだ」とプーチン大統領はこう言った。
これよりも前、ロシアの政治学者は、1990年代のロシアは、NATOへの加盟に努力を注いできたが、NATO加盟国の反対に遭い、加入できずに終わったとスプートニクに語った。
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♬第2次世界大戦前、スターリンとヒトラーは「不可侵条約」を結んでいました。ヒトラーがソ連に攻めて来た時、スターリンは戦闘準備をしていませんでした。
ロシアの首脳がこのことを忘れているはずないですね。
https://sputniknews.jp/20220930/nato--13154311.html
ロシア大統領府は2022年9月30日午後3時(日本時間同日午後9時)ごろから、ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)、ヘルソン両州の4地域を新たな構成体としてロシア連邦へ編入する協定の調印式を行った。
モスクワの赤の広場では日本時間の30日夜以降、これらの地域の編入を祝うガラコンサートが開催される予定。
法的には、ドネツク・ルガンスク人民共和国、ザポリージャ州、ヘルソン州のロシアへの編入は来週初めに完了する可能性がある。ロシア連邦議会は署名された条約を批准し、ロシアの新たな構成主体の形成に関する憲法を採択する必要がある。これらはすべて、連邦院(上院)が承認し大統領が署名することで効力が発生する