貨物量全国一の名古屋港、コンテナ搬出入停止…今春一新のシステムに障害
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名古屋港のコンテナターミナルでシステム障害が発生し、4日朝からコンテナの搬出入が停止していることがわかった。港湾運送事業者でつくる名古屋港運協会(名古屋市港区)によると、5日も原因究明などのため、搬出入は終日行わないという。 【写真】貨物量全国一の名古屋港…システム障害はサイバー攻撃か
障害が発生しているのは、港湾のコンテナの搬出入を一元的に管理するシステム。協会が1999年に導入し、今年3月に一新したばかりだった。協会によると、システム障害は4日午前6時半頃に発生。原因はわかっておらず、復旧のめども立っていないという。
名古屋港は自動車などを扱う貿易拠点で、コンテナ貨物を含む総取り扱い貨物量は21年連続で全国一を誇る。復旧は6日以降となる見通しだが、コンテナの保管スペースがなくなれば、船舶の入港が制限される可能性もある。