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【天皇まんざーい 】Gold Warriors (1)その2

2024-04-08 22:42:11 | 天皇まんざーい
2024-04-08 22:35:44 | 天皇まんざーい

Gold Warriors(ゴールドウォリアーズ) (1)その2

 
 
  ■Gold Warriors(ゴールドウォリアーズ)
 
特筆すべきスティムソンの 補佐役は、
補佐官ジョン・J・マッコイ、ロバート・ロベット、
そして相談役としてロバート・B・アンダーソンらで、
すべて役所や銀行で傑出した抜け目のな い男たちだ。
マッコイは、後に世界銀行のトップに、ロバートは国防長官、アンダーソンは財務長官になった。

彼らの解決法は非公式なBlack Eagle Trust (黒い鷲基金)を設立することだった。
この考え方をアメリカの同盟国が、秘密裏に議論したのは
一九四四年(昭・十九)七月が最初で、
四十四ヶ国がニューハンプシャーのブレトンウッズに集まり、
戦後の世界経済の計画を練った。

(こ れは一九四五年のサンティの回収を知っている
マニラを拠点としていたCIA職員や前のCIA副長官レイ・クレインを含む
多くの高い地位の情報により我々が 手に入れた文書の中で確かめられた。
クレインは、最近になっても、シテイバンクの地下金庫にまだある
日本の戦時略奪金塊を支配しようと関わり続けてい る。)

トルーマン大統領とワシントンのマッコイ、ロバート、スティムソンへの説明を終えると、
ランスデール長官は、一九四五年(昭・二〇)十一 月、
ロバートB・アンダーソンと共に東京へもどった。

そこでマッカーサーはアンダーソン、ランスデールに同行し、極秘にマニラへ飛び、
すでにサンティが開 放した地下貯蔵庫めぐりへと出発した。
聞くところによるとその中で二mの高さにまで金の延べ棒が積まれているところを散策したらしい。

彼らが見たものから、
日本が全アジアから数十億ドルの略奪を
長年にわたって行ってきたことは明白である。
アンダーソンとマッカーサーが見たのは日本には届かなかった金だけだ。
戦争のために破産していたなんてとんでもない。
日本はとても豊かだった。

レイ・クラインや他の者によると一九四五年から四七年の間に、
金の延べ棒はサンティとランスデールによって
四二カ国の銀行の百七十六口座へ慎重に運びだされたらしい。

秘密にしておくことが重要だった。
もしも盗まれた莫大な金塊の回収が公になれば、
何千もの人々が、多くはうそだろうが、文句を言いに来るだろうし、
政府は所有権を解明しようとして身動きがとれなくなるだろう。

ト ルーマンは又、そんな大量の闇金があると知れると
一オンス三十五ドルの固定相場が崩壊すると聞かされた。
あまりにも多くの国が、金や米国ドルとリンクしているので、
金融災害のせいで世界中の貨幣価値は急落するだろう。

この議論は「黒い鷲作戦」によって利益を得る立場の人間が過大に表現していたかもしれない。
しかし、誰もどうなるかという確信はなかった。
もし、金の秘密が保たれれば、価格は一オンス三十五ドルが維持でき、
ドルは強いままで、金ペッグ制の通貨は安定するだろう。

その間に、闇の金が準備資産として配給されれば、
連合国の優良銀行を支え、各国政府も強固になるだろう。
用心のため、各銀行 の金塊置き場は注意深く管理された。
金として使用することは厳しい制限下に置かれた。
(イヤーマーキングとよばれた)
これで、ワシントンは事あるごとに、
各政府や中央銀行そして優良銀行に圧力をかけられるようになった。

あまりにも長く国と指導者を協力させ、
冷戦の中アメリカと同盟させた状態に放置していたため、
眠っている金の延べ棒は、不正政治資金として利益供与の目的で使えるようになった。

公文書は一九四五年から四七年の間にとても大量の金とプラチナが世界最大級の銀行、
即ち黒い鷲基金のでかい集積場となる
ユニオンバンク・スイスや他のスイス銀行に預けられたことを表わしている。
ス イスは戦争中に中立を保ち、略奪もされず損害もなく、
資産も減らさなかったため、重要な役割を演じていた。

スイス銀行職員幹部によって書かれた文章は、
こ の財産を基にとても大きな融資が、戦争復興のどさくさで
英政府、エジプト、中華民国、又他の国々へ実行されたと明らかにした。

長い時間が経つうち に国家機密の保護が、不快な乱用する立場をつくりだしてしまった。
国家の機密を保護するものは、政府の役人や協力者の個人的分野まで保護してしまう。

あと の章でこれらの地下資金が莫大な賄賂として表面化したとか、
イタリア、ギリシャ、日本そしてそこらじゅうで、
選挙の買収に使われたたくさんの書類例をおみせする。

もうかる信託財産が、世界中の影響力のある人々のために準備された。
ゴールド証書が勧誘のために与えられた。
賢い人の手の中にあれば可能性は無限である。
数十年の期間が過ぎ、いくつかの世界的大手銀行は
地下貯蔵庫の黒い金で遊ぶことに病みつきになった。

さて、金を保持するためなら、彼らは何であろうとするであろう。
たとえ口座の持ち主あるいは自分の後継者から搾取することになろうともだ。
スイス銀行のホロコーストで得た金に、それがおこった。
ゴールデンリリーを地下貯蔵庫から回収し、
ブラックイーグル基金を準備したのを思い返しても、
それはどちらでも良いことだ。

愛国的な理由であったし高潔なものだ。
しかし、冷戦中にあまりにも多くの闇金が情報操作に使われたことは、
そんなにどちらでもよいことではない。
そして国家機密を再検討することは無理になってしまった。
その基金で儲けているやつを別としても、その不正資金を誰が指揮したのだろう。

他にも乱用はたくさんあった。
財宝の存在を隠し、かつアメリカの一九四〇年代に
アジア中から共産主義の流れに対抗する確固たる地位を保つため、
ワシントンは外交上で大きなうそをついた。

特に日本がほとんどの金を盗んだことに関しては、うそをついた。
日本の支配者エリート達は共産主義者に非常におびえていた。
伝 統的な筋金入りの保守派であったアメリカは、
日本にアジアでの反共産主義の砦になってほしかった。
だから、東京に隠匿された財産は決して知られてはならな かった。
東京のほとんどの熱狂的反共産主義者は、戦犯で起訴されつつあった。
そこでアメリカは民主的な改革と新しい憲法を導入しつつ、
まったく民主的でな い男達の支配下に、
日本を逆行させ莫大な闇金を注入して彼らの権力をささえた。

一九四五年、戦争が終わり、ワシントン政府は、日本は決して略奪行為をしなかった、
国は荒地となり、国庫は破産していると主張しはじめた。
そこに多くの大きなうその出発点がありそれが恐怖の機密になったのだ。

ゴー ルデンリリーで集められた財宝とワシントンが回収したものが
秘密にされなければならなかったので、
日本とアメリカの国民はずいぶんだまされることになった。

一九五一年(昭・二六)そのうそでねじまげられた平和条約が決まり、
それによって数千人の捕虜と強制労働を強いられた市民は
その被害に対し何の補償も 受け取れなくなった。
戦争補償の要求から日本を守るため、
ジョン・フォスター・ダレスは三人の日本人と条約の交渉のためにひそかに会っている。
その中のひとりが宮沢喜一で、後に首相になり大蔵大臣を何回も勤めている。

条 約の第十四項によると、
「戦時中に負傷したり被害を被った連合列強に対して補償金を払うべきだということは認識される。
しかしながら現状の日本にはその原 資が不足していることもまた同様に認められる。」、
第十四項の声明は、日本は破産したと主張し補足している。

「連合国列強と各国家は日本の行動で発生した すべての賠償請求を放棄する。」
という条約に署名したことで連合各国は日本の略奪をどこかに消し、
日本人の餌食となった人は幸運を失うことに合意した。

条約を支持する見返りとして
疲弊した連合国の中央銀行を元気にするために、
ワシントンがサンタ・ロマーナによって回収された闇金を秘密に船で送った証拠を提供しよう。

黒い鷲信託は政治活動資金であったから、
いくらかは悪い手のものに落ちたものもあるが、
聖書の精神とはかけ離れながら、
次々と広がり、かつてない大きさで残ったままだ。

信頼できるアメリカ、日本の情報筋によると、
一九六〇年に邪悪なニクソン大統領は大統領選へのキックバックを約束する見返りに、
日本の自民党の指導者へ、最 大級の基金のひとつM資金を供与した。

これはこれ自体非常に気がかりなことだ。
しかし、三百五十億ドルとか今では五百億ドルをこえるといわれるM資金は、
それ以来自民党の実力者に支配され選挙の買収や一党独裁を保つため、
色々な重要な改革を阻止するために使われた。

他にも秘密資金を使った同類の悪用は、世界中で見出された。
秘密を守ることが力となり、権力は堕落する。
秘密の権力が、秘密のうちに堕落する。

日本専門のシャルマース・ジョンソンはうまいことを言う。
「冷戦は終わった。
合衆国は冷戦を続ける必要性を信じていたんだろうが、
冷戦自体をもはやそのための費用と思いもよらない結果についての無知を
正当化するために使われることはできなかった。
今の課題は日本が社会主義か中道主義に転換するかどうかではなく、
アメリカに頼りきって堕落し、長い間、驚くほど弱体だった日本政府が、
どうやって進化するのかなのだ。」
(終わり)
 
 
https://yasumiyama.jugem.jp/?eid=131
 
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