2011年3月11日、あれから11年目に入りました。
被災者の心には、深い傷の痛みが取れないでいるでしょう。
楽しい事も、心から楽しむことも出来ずに、亡くなった人への思いを毎日どのように暮らしておられるのでしょうか。
区切りなどありません。大切な人を亡くして、11年経って、区切りというのは社会です。被災者には区切りなどないのです。
それでも、少しづつ少しづつ、時間薬が効いてくるように私は思います。
それは亡くなった人を忘れるのではなく、亡くなった人との魂が同化するようかのようにです。
一緒に生きていると感じてくるように、それを自分の心に少しづつ感じてくるように。
被災された方達の心は、日本中が忘れることはできないでしょう。
あれは本当にひどいものでした。
私達は、この悲しみの中を生きています。
私達は、この震災をけして、けして忘れることはありません。
合掌