now creationより転載しました。http://nowcreation.jimdo.com/2015/07/06/地球惑星の最新情報/
(翻訳ありがとうございます)
「地球惑星の最新情報」のコメント欄より
ギリシャからのコメント
7月5日
A:こんにちは、皆さん
次のようなことを友だちに説明するための記事やビデオがあれば、教えてもらえませんか。
なぜ、ギリシャ人が ‘no’ に投票することが良いことなのか。なぜギリシャがECB(欧州中央銀行)の行っていた金融テロの被害者なのか。大抵の二流メディアは、ドイツの平均的貧乏人が、怠け者のギリシャ人のために支払いをしていると煽っているが、事の本質はそういうことではなく、大量のお金を失うことであり、さらに重要なことは、そのシステム自体が腐っていることetc…。
お願いします。
7月6日
B:――質問者様へ
私はギリシャ人でオリンポス山の小さな村に住んでいます。私は地域の大学で勤務しています。毎日10時間仕事をし、通勤には数時間かかります。
今日、私は、知り合いの75才の老人が首をつったという訃報に接しました。彼は屈辱に耐えられなかったのです。彼は多くの自殺者のうちの一人です。ギリシャでは昨年8,000人が自殺しました。彼らは、自分たちが嵌まった、いわゆる財政危機から生まれた罠のなかで、戦う強さがなかったのです。
私はあなたに、ご友人を説得するための記事を示してあげられないことを謝ります。証拠となる記事を探すことはできるでしょうが、私にはそうするだけの気力が残っていません。世界の金融システムに何が進行中なのか。あなたのご友人が、まだ自ら、この問いを発していなかったのであれば――私は断言しますが――どんな記事も彼らにとって説得力はないでしょう。
不幸なことに、私たちはドイツとフランスの銀行を救うために、これらの借金を負わねばなりませんでした。私たちが受け取ったお金のわずか10%しか、ギリシャ国民のために使われませんでした。それが狂ったことであると、私も承知しています。そして私は経済学者でありながら、今はもう、経済的観点からコメントを書き込む気力がありません。
現実はこうです。この小さな国で150万人が失業しています。この数年間で30万人の若き科学者たちが、他の場所で仕事を探すために、去っていきました。大小の事業が次々とたたまれていき、大多数の人々が絶望しています。
ある臨床心理士の友人は、長年クリニックに勤務していました。1年間無報酬のまま勤務した後、解雇されました。彼女がプライベートセッションを行っていた、数人のクライアントも来られなくなったというのに、彼女は次の仕事を見つけられませんでした。人々は食べていくお金さえないのです。彼らには、臨床心理士のところに通うような贅沢はできません。現在、彼女はオリーブ工場の労働者として、1日11時間、22€(約3,000円)で働いています。――怠惰なギリシャ人の実態です。
情報技術の学位を取った、30才のシングルマザーは、他に仕事がなかったため、1日4時間、月200€(約27,000円)の店舗勤務をしています。ほとんどの人たちがパートタイムで働いています。それは彼らが怠惰だからではなく、企業がフルタイムの賃金を払うことができないからです。
この種の事例は枚挙にいとまがありません。ギリシャ議会の新大統領は、ギリシャの負債を調査する委員会をすでに立ち上げました。ショッキングなことが明らかになりました。国家統計局長が、2009年の統計を偽って発表し、ギリシャに借金を負わせ、ギリシャをthe big guysの支配下に置いたかどで起訴されています。今日は、ある地方検事が、ギリシャのテレビ局の調査を開始しました。国民投票の発表があってから、特にこの一週間、誰がテロ行為を行ったか調べるためです。
世界中の皆さんにわかっていただきたいのですが、これは単にギリシャだけのことではありません。そして最後にもう一つ。あなたの友人たちはご存知でしょうか。1953年に、すべての国がドイツの負債を帳消しにしたことを。合意した国にはギリシャも入っていました。
すぐにでもイベントが起きることを祈ります。