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中露海軍 尖閣接近(日米印に対抗か?)

2016年06月15日 16時57分59秒 | 日記
さて、「Anaconda-16」の演習が始まった事で中露が接近したとして、何故、中露が尖閣沖を通過する事になったのでしょう。

・米中の齟齬

事の始まりは6月7日、第8回米中戦略・経済対話が北京で閉幕しました。ここでは、米中の外務・経済閣僚が二日間にわたって会議を開き、北朝鮮や南シナ海問題が議題として取り上げられました。米国のケリー国務長官とルー財務長官も出席したようです。

「米国のケリー国務長官は南シナ海問題について、中国が南シナ海の人工島などで進める軍事拠点化について「すべての当事者が一方的な行動を自制すべきだ」と懸念を表明し、中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)間で協議中で、法的拘束力を持つ行動規範(COC)の早期策定を求めた。

これに対し、楊潔篪(ようけつち)国務委員はCOCについて「協議を加速させる」と前向きな姿勢を示したが、領有権については「南シナ海の島しょは古来、中国の領土だ」と強調。仲裁裁判の受け入れを拒否した。そのうえで「(問題解決方法は)当事国による対話だ」と述べ、米国の介入をけん制した…。」(「YAHOO!JAPANニュース」『<米中戦略対話>「南シナ海」物別れで閉幕』毎日新聞 6月7日(火)21時34分配信より)


南シナ海問題については、平和的な進展はなく物別れとなりましたが、6月7日の当日、米偵察機の通常飛行に対して、中国軍が異常接近する事件が起きていました。先月には15mまで接近するという挑発飛行が行われています。以下は「CNN」の記事です。


『米偵察機、中国軍機から「危険な飛行妨害」東シナ海上空』

2016.06.08 Wed posted at 09:33 JST

「東シナ海上空で7日、国際空域を飛んでいた米空軍の偵察機「RC135」が中国軍戦闘機から「危険な」飛行妨害を受けた。米国防当局者らがCNNに語った。

当局者の1人によると、中国軍機は米軍機から30メートルあまりの距離を保っていたものの、高速で接近した点や、米軍機と同じ高度を飛んでいた点が危険とみなされた。米軍機は通常の任務を遂行していたという…。

またカーター米国防長官と米軍幹部らは、先日シンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」から帰国したばかり。カーター氏は同会議での記者会見で、米軍は国際法で認められた場所ならどこでも飛行、航行すると改めて表明していた。

一方、ハリス米太平洋軍司令官は同じ会見で、中国との軍事上の関係は改善しつつあるとの見方を示していた。

中国軍機による飛行妨害は先月も起きたばかりだ。米当局者らによると、南シナ海上空の国際空域で通常の任務に当たっていた米軍の偵察機に、中国軍機少なくとも2機が急接近し、飛行を妨害した。この時は米軍機の約15メートル以内まで近づいたとされる。(※中国軍の殲11戦闘機2機が17日に南シナ海の公海上空で、警戒監視活動をしていた米軍の電子偵察機EP3に約15メートルまで異常接近し、飛行を妨害したと明らかにした。「産経新聞電子版」)」


上記の異常接近の二日後に、尖閣沖を通過する事件が起こりました。尖閣に接近した艦船が、習近平の命を受けているのか、それとも、軍内部からの命令なのかによって、今回の接近の性格が違ってきます。中南海で問題が発生しているのか、軍と中南海に矛盾があるのか、それとも愛国を強調する事で優位に立とうとした誰かの仕業か、異なる原因によって今後の方向も違って来ます。とは言え、最近の中国は少し余裕が無くなってきているように思えます。米中の会議の当日に、習近平が異常接近を命ずるかどうかも疑問の残るところです。


さて、中国側のこの様な状況に加えて、今月10日から、もう一つの軍事演習が沖縄で行われています。マラバールです。もともと米印がインド洋で行っていた演習ですが、日本が参加して東シナ海で行われる事になりました。因みに、インド洋の英領ディエゴガルシア島には、インド洋最大の米軍基地があります。


・マラバール

以下は「時事ドットコム」のマラバールについての報道です。

『日米印、共同海上演習始まる=「同盟関係向上」と米第7艦隊-中国けん制も・佐世保』

2016/06/10-18:49

「海上自衛隊と米印両海軍による共同演習「マラバール」が10日始まり、米軍佐世保基地(長崎県佐世保市)に入港した海自や米海軍、インド海軍の艦船が報道陣に公開された。米第7艦隊副司令官のブライアン・ハーレイ海軍少将は同基地での合同記者会見で、「広範囲にわたり複雑で非常に高度な戦闘演習になる。訓練を通じて同盟関係と技量を向上させたい」と述べた。

訓練は沖縄東方海域やフィリピン海で17日まで実施され、海自大型護衛艦「ひゅうが」や米空母「ジョン・C・ステニス」、インド海軍のミサイルフリゲート艦などが参加。海上パトロールのほか潜水艦を探知、追跡する対潜水艦戦訓練も行われる。南シナ海や東シナ海に進出する中国海軍をけん制する狙いがある。

会見で、インド海軍東部艦隊司令官のスニール・ボカレ少将は「われわれの共通の課題に対処するために相互理解を深めていきたい」と述べた。中国軍艦が沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域へ入ったことについては「海上部隊は自由や規律を守って航行している。中国の艦船についても同じことを求める」と話した。」(「時事ドットコム」『日米印、共同海上演習始まる=「同盟関係向上」と米第7艦隊-中国けん制も・佐世保』2016/06/10-18:49)


・走進台湾(Taiwan Today)

以下に紹介する番組はマカオに本社を置く「澳亞衛視有限公司」(英語:Macau Asia Satellite Television Company.,Limited,MASTV Co.,Ltd)の作成した「走進台湾Taiwan Today」という番組で、9日に放送された物です。この番組は不偏不党の報道姿勢を謳っていますが、実は中共礼賛・反日・反米の報道内容です。中共の代弁というか本音の伺える番組であると思います。


20160609 《走?台湾》 中国??首?海�巽速?浪,日本急召中国大使抗?!



以下は、番組の要約です。番組冒頭1分25秒頃から

女性アンカー:ある人によれば、今回中露が手を組んだのは、主に日米印のマラバール演習に焦点を当てた物だと言います。どう考えますか。

頼 岳謙:今回の行動は、米・日・印度に対して抗議の意を示した物です。もし、米日印が連合してアジア式NATOができるというのなら、中露が無視できるはずがありません。アジア太平洋地域が大きく変わってしまいます。インドとロシアは密接な関係を築いています。6月10日から、マラバール軍事演習が、日本を招いて沖縄付近で始まります。米日印三国の軍事同盟を作るというのなら、アジアの多くの問題が変わってしまいます。そこで私が思うに、中露の軍艦がこの海域に出現したのは、アジア各国に対して、米日と共にこの海域で騒動を起こすこ事が必要かどうか考えてください、という合図を送ったのだと思います。

女性アンカー:もともとマラバールは米印が行っていましたが、敏感なことに、昨年から日本が参加しています。多くの人々は、その目的は南シナ海の局勢に対応するためと言っています。そこで、中露聯合についてはどうお考えですか。

王 高成:中日は競争関係にもありますが、協力関係にもあります。ロシアは米・NATOによって東欧でさんざんなめに遭わされており、米国の勢力の拡張について面白く思っていません。中日は戦略的互恵関係にあります。同時に、政権に返り咲いたプーチンは、ロシアの東南アジアでの活動を活発にしたいと考えています。過去に中日間では何度も尖閣についての議論が行われてきましたが、今回、始めて争議のある海域に入りました。入ったとは言え接続海域を通過しただけです。しかも、中国が送ったのは護衛艦級で駆逐艦ではない。つまり、今回の行動は、中国は自己の領土・主権は守る、という事を示した象徴的な行動であり、同時に、米日印連合の沖縄付近での演習に対する不満を示した物です。

ロシアが三隻の駆逐艦を同様の海域に派遣したのは、重要な戦略的意義があったと思います。安倍首相はロシアとの関係改善を考えていましたが、ロシアは中国を支援しに来たのみならず、争議の海域に三隻の駆逐艦を送り込んできました。日中の問題にロシアが参加して、中露で圧力を加える形になりました。

最も重要なのは米国です。アジアでの活動が活発すぎます。今、司会者が紹介したマラバールですが、これまでは、米印でインド洋で演習をしていました。日本が参加するのはたいした事ではありませんが、今回、東シナ海での演習は異常な現象です。インドにしても、妥当ではない・間違った戦略で・火遊びのような物です。中印関係に不利益をもたらす物です。そのため、中露は、米日に対して睨みを利かせ、米日が考えを改め、南シナ海にせよ、東シナ海にせよ、行動を改める事を希望して、この様な行動に出たのです。

これは、あと一回続きます。


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