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中露海軍 尖閣接近(7日怪談)

2016年06月20日 19時45分45秒 | 日記
それにしても、中国側の「マラバール」に対する警戒感は非常に高いらしく、尖閣沖を通過したと同日、中印国境の争議のある地域に、中国軍は兵士を250人も送り込む騒ぎを起こしていました。

以下は、「産経新聞電子版」の記事です。

『中国軍がインド北東部に侵入 領有権主張、日米との連携強化に反発か』

2016.6.15 19:14更新

「インドと中国が領有権を争い、インドの実効支配下にある印北東部アルナチャルプラデシュ州に今月9日、中国人民解放軍が侵入していたことが分かった。印国防省当局者が15日、産経新聞に明らかにした。中国は、インドが日米両国と安全保障で連携を強めていることに反発し、軍事的圧力をかけた可能性がある。

中国兵約250人は、州西部の東カメン地区に侵入し、約3時間滞在した。中国兵は3月にも、中印とパキスタンが領有権を主張するカシミール地方でインドの実効支配地域に侵入し、インド軍とにらみ合いになっていた。アルナチャルプラデシュ州への侵入は、最近約3年間、ほとんど確認されていなかったという。

9日は、中国海軍が艦船を尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で航行させた時期と重なる。インドは10日から日本近海で、日米とともに海上共同訓練「マラバール」に参加していた。訓練は米印が実施してきたが、昨年、日本の恒常的参加が決まっていた。

インドは、今月6~8日のモディ首相の訪米では、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に言及せず、中国に配慮を示していた。」

このアルナチャルプラデシュ州は、尖閣と同様に中国が領有権を主張し、インドが実効支配している地域です。この事件については、台湾でも報道されていて、中国軍の滞在は僅か3時間で、付近には約8倍のインド側の兵士がいたものの、インフラが整備されておらず戦闘に至らなかった、と伝えています。台湾でも「マラバール」と関係づけて報じられていますので、中露の尖閣沖通過は「マラバール」に触発された物で、しかも中国主導で行われた可能性が高いと言えます。NATOに不安のあるロシアが、中国の要求を聞いてあげた、という形ではないでしょうか。


もう一つ、中国軍の行動を大胆にしていると思われる物に、海上での警備力を挙げる事が出来ます。


・警備力で中国が日本を上回る

以下は「Record China」の記事です。

『尖閣周辺での海上警備力で中国が日本を大きく上回る=「俺たちの海域は広いから当然のこと」「まだまだ少なすぎる」―中国ネット』

2016年6月12日(日) 21時10分

「2016年6月11日、中国メディアの参考消息網は、日本メディアの報道を引用し、日中の海上警備力が逆転し、その差がどんどん開いていると伝えた。

米国のシンクタンクである米戦略国際問題研究所によると、尖閣諸島まで行ける1000トン以上の大型船数が、13年までは日本が優位に立っていたが、15年には日本が62隻であるのに対して中国は111隻と大きく差が開いたという…。」

大型船が増えても、実戦で果たしてどれ程の威力を発揮するのか分からないのですが、海上での警備力が日本を抜いたという優越感が、中国軍の大胆な行動を後押ししているようです。中国側に勢いがあるのです。これは、あまり良い情況ではないと思います。

ここで気になるのが、日本にとって頼みの綱の米国と中国の関係です。どうなのでしょう?


・米中の齟齬(二)

さて、以下は前回に引き続いて、「走進台湾Taiwan Today」の9日の放送の続きです。「マラバール」に続く話題は、6月7日の米軍のRC135偵察機に関する中国側の見解です。

番組の9分30秒頃からのざっと訳になります。

《走进台湾》20160609 中国军舰首东海极速飙浪,日本急召中国大使抗议!


女性アンカー:米軍は、現在、6月7日に米軍のRC135偵察機が東シナ海の公海上空を飛行中、中国の殲10に飛行妨害をされた、という話しで物議を醸しています。米国によれば中国の戦闘機とRC135は、同じ高度を飛行しており非常に危険であったと言います。しかし、5月17日にも、米軍の偵察機が中国の領空を飛行しています。中国側は、法的に行動し米軍とは安全な距離を保っており、決して危険な行動は取っていない、と発表しています。いったい、米国の偵察機はなぜ中国に来るのだろう、中国の軍事行動や新しい装備を観察に来ているのではないか、と言う人もいます。RC135偵察機は、中国の弾道ミサイルの偵察に来たのでしょうか?


頼 岳謙:私は時間的な事もあると思います。米偵察機の行動は、挑発的な意味があると思います。米中の間には、多くの競争や対抗する事柄があり、好い方向に向かうためには対話が必要です。そのために、6月7日に米中戦略・経済対話が北京で開かれました。しかし、この時、米国の偵察機が中国の領空に入り偵察を行ったのです。故意に時間を選択し、故意に友好ではない行為に出たのです。これは無礼で・友好ではなく・挑発的な行為です。中国の戦闘機が、強く反応し抑止するのは当然です。

米軍のRC135偵察機は基本的に三種類あって、全て135運輸機を改装した物です。この機の継続飛行能力は比較的長く、搭乗員も多く、情報収集の設備も整っています。

一般にRC135は二種類あります。一つはRC135Sで、視る。これは偵察の区域内を走査(スキャニング)します。主に弾道ミサイルの軌跡を計算し、飛行の方向や落下点を観測します。もう一つはRC135Vで、これは聴く。中国は※量子衛星の技術が進んでいますが、普通は人工衛星を使って通話をしています。通話の電波は複製することができるので、RC135Vは、地表と空中の、あらゆる通話を聴く事ができます。可能な範囲はだいたい245Km前後。だから、防空識別圏の大陸近くを飛ぶだけで、我々の軍事的な通信を傍受できます。

※中国科学院 量子科学実験衛星(簡称:量子衛星)が、2016年7月に発射される予定です。世界初の試みで、成功すれば遠距離での秘密保持の通信が可能になる、と言われています。

この他、WC135偵察機は、嗅ぐです。上空で大気の微粒子を集めて分析し、核の元素の有無を調べます。例えば、朝鮮の核兵器の実験や、或いは、寧辺の核施設の再始動について、彼等は大気中の「クリプトン(85Krはウランやプルトニウムの核分裂反応により発生)」を調べました。核から噴出した蒸気中の微粒子を調べて判断し、朝鮮は既に核施設を再稼働させたと判断しました。つまり、135系列のRC135V・RC135SとWC135は「聴く・視る・嗅ぐ」の能力で、この偵察機は、中国周辺の軍事施設に対する抑止作用を発揮するのです。


女性アンカー:RC135Vは電子的盗聴を、RC135Sは弾道ミサイルの発射情報を、WC135は核兵器の偵察を担当していると説明して頂きましたが、中国の兵器が増加するのに従って、米国の偵察行為は激しさを増して行くのでしょうか?


王 高成:米国は第二次大戦以降、頻繁に接近偵察を行っています。比較的長距離での資料収集の能力があるので、多くの国家の領空に入る必要はありません。領空の外から一定の距離をおいて偵察を行います。米国は自国を弁護して、国際法には違反しておらず、領空にも入っていないと言いますが、望遠鏡や盗聴器を使って人の家を覗くのに等しく、本来、無礼であり、プライバシーを侵害する行為です。米国のこの様な接近偵察の行為は、しだいに反撃されています。例えば、ロシア軍機は、何度も接近して、反撃を繰り返しています。

現在、中国は国力の成長に従って殲10・11の性能の向上により、近距離で駆逐できるようになりました。そのため米国は驚き恐れているのです。今、司会が仰ったように、現在、米国の偵察が増加傾向にあるのは、中距離弾道ミサイルの性能が向上し、数量も絶え間なく増加しているからです。米国が第一と第二列島線に入ってくると、中国のこの種のミサイルの脅威にさらされる事になります。そのため、偵察の回数が増えているのです。

今回発生した東シナ海、中国の中部と東北地区の海空軍の偵察と、それ以前の南シナ海上空での偵察機に対する中国の殲11戦闘機の反撃は、米国の戦略的意図である、優れた技術で中国の軍事内容を偵察し、しかも回数が増加傾向にあるという事に対して、中国の武力の向上にともない、反撃措置の回数も同様に増加している、という事を示しているのです。米国は慎むべきです…。」(「走進台湾Taiwan Today」20160609)


ここだけ見ると「米軍のRC135偵察機」の飛行の邪魔をしたのは快挙で、正しい行動だと言わんばかりですが、15日には次の様な領海侵犯も起きています。「マラバール」に影響された物と思われますが、その一方で、米軍の偵察を日本領土の偵察の言い訳にしているようにも思えます。それとも、これも国力の成長に伴った、軍艦の性能向上の一つの結果なのでしょうか。


・中国の情報収集艦 日本の領海に侵入

以下は「ZAKZAK by夕刊フジ」の記事です。

『中国軍艦が日本の領海に侵入 鹿児島・口永良部島の西』

2016.06.15

「防衛省は15日、中国海軍の情報収集艦1隻が同日午前3時半ごろ、鹿児島県口永良部島の西で、日本の領海に侵入したと発表した。海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。午前5時ごろ、屋久島南の領海から出た。同省によると、中国軍艦の領海侵入は、2004年の沖縄県先島諸島周辺での原子力潜水艦による侵入以来で2例目。

外務省は在日中国大使館に対し、中国軍の活動全般について懸念を伝えた。世耕弘成官房副長官が同日の記者会見で明らかにした。

防衛省によると、中国海軍の情報収集艦は、沖縄周辺海域で実施中の海上自衛隊と米国、インド両海軍の共同訓練「マラバール」に伴い、日本領海を航行していたインド艦船2隻の後方を航行していた。」


こういう情況を放置すると常態化しますので、何とかした方が良いと思います。ビザの引き締めや、せめて国内の不動産等は、相手国と条件を同じにしても良いと思います。


・7日怪談、或いは、虚々実々の米中関係

南シナ海で欧米から白眼視され、「マラバール」で戦々恐々となり、しかも、米軍のRC135偵察機に対抗意識を燃やす中国ですが、米中関係がすっかり悪いと言うわけでもありません。経済面・軍事面での繋がりは、想像以上に深い物があります。


6月10日の「人民網日本語版」によれば、中国人民銀行と米連邦準備制度理事会(FRB)は、米国での人民元建て決済に関する協力覚書に調印しました。中国人民銀行は「人民元適格海外機関投資家」(RQFII)制度の試行地域を米国まで拡大し、2500億人民元の投資枠を付与することに同意しました。


先ずは「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事からです。

『米国に2500億元のRQFII投資枠を付与へ=人民銀副総裁』

発信時間: 2016-06-11 09:30:39

「中国人民銀行(中央銀行)の易綱・副総裁は7日、今年の中米戦略・経済対話について、「実り豊かな成果を上げることができた」と評価した。人民元グローバル化の進行にともない、北米で人民元業務が始まる見通し。中国側は米国に2500億元の人民元適格海外機関投資家(RQFII)投資枠を付与し、米国で人民元決済銀行を指定する方針を決定したという。

域外における人民元の利用拡大と国内資本市場の開放を推進するため、11年末からRQFII(RMB Qualified Foreign Institutional Investor=人民元適格海外機関投資家)の試行導入が開始。条件を満たした海外の機関投資家が承認された投資枠内で、海外で調達した人民元を使って中国国内の証券市場に投資することを認めた。

7日に開かれた記者ブリーフィングで、易副総裁は「中国に取って米国は重要な市場であり、米国の機関投資家に総額2500億元のRQFII投資枠を付与する予定。米国チームが中国側と協力し、北米での人民元業務を共同で推進することを高く評価したい。人民元のグローバル化は市場が主導するものであり、市場では人民元業務に対するニーズがある。貿易での人民元決済は双方の利便性を高め、取引コストの削減につながる。また、人民元による投資が可能となれば、企業は財務コストを低減できる」と述べた。

また、易副総裁は「中国の市場は開放している。各国金融機関の公正な競争を確保し、内国民待遇を供与する。将来的には適格の外国機関を銀行間市場の決済代理人や債券引受・売出幹事に指定することを検討しており、QFII(適格海外機関投資家)、RQFIIの審査・承認手続きも一層簡素化される。金融インフラの相互連結においても、中米双方の協力に積極的な進展があった」と指摘した。」(「中国網日本語版(チャイナネット)」『米国に2500億元のRQFII投資枠を付与へ=人民銀副総裁』2016年6月11日)

「RQFII」は、中国国内への外国からの投資を募る一つの方法で、「2500億元」というのは香港に次ぐ大きさです。中国の株は、昨年6月に暴落していますので、投資に対する優遇策が有り難いかどうかは分かりませんが、米中両国の関係が悪化しているようには感じられません。

一方、米中の軍事面はと言えば、世界最大規模の多国籍軍海軍合同演習「RIMPAC(リムパック)2016」(6月30日~8月4日)に、中国軍も前回に引き続き参加します。

「…オバマ政権によってRIMPACに招待された中国海軍艦隊は、まもなくアメリカ海軍駆逐艦と合流してハワイ沖に向かい、RIMPAC2016の一員として海上自衛隊をはじめとするアメリカの同盟国海軍や友好国海軍と肩を並べて各種合同演習を実施する。

次期アメリカ大統領はいざ知らず、多くのアメリカ海軍関係者たちが異を唱えた「中国海軍の参加」すら拒絶できないのがアメリカの対中姿勢の現状なのだ。」

興味のある方は「JB PRESS」『大迷惑な中国海軍、またもリムパックに堂々参加 前回はスパイ艦で情報収集、それでも招待する米国』(2016.6.9(木)北村 淳)を参照されたし。

要するに、口ではなんと言っていても、米中の繋がりは深い物があり、かといって油断をしていると「南シナ海」の様な事になる、と言う事のようです。

こんな時代だからこそ、麻生派を大応援しています。みんな、参院選 ガンバってね!

次回は、「マラバール」か、そうでなければ「漢字の話」に戻ります。


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