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漢字の話(問題の所在)

2011年06月11日 22時25分16秒 | 日記
本日の国会中継、

「ユワンシーカイ
 
 チャンチェシー」

という文字が画面一杯に映っていました。


自民党 義家議員の話では、

学校の教科書に使われている、

「袁世凱(えんせいがい)

蒋介石(しょうかいせき)」

の表記と言う事でした。


日教組もそうですが、

津波のように流される韓国ドラマも、

最近、執拗に、

日本の漢字に、

中国音や韓国音でルビをふりますが、

残念ながら、

これらは、全て間違いです。

誤りですし、誤解です。


折角の義家議員の提案ですし、

ここで、何故誤りなのかについて、

少し、説明させて頂きたいと思います。


先ずは、先程の、

「ユワンシーカイ
 
 チャンチェシー」から。


話し始める前に、

これ、中国人に言っても通じませんし、

こんな出鱈目を学生に教えても、

時間の無駄と思います。

さて、以下は真面目な話です。


1、問題の所在

私は、教科書を見たわけではありませんが、

義家議員のパネルの表記が正しかったとして、

議員の話では、

「袁世凱(えんせいがい)」のルビとして、

「ユワンシーカイ」とふってあったと言います。


ところで、

浅田次郎の『蒼穹の昴』という本があって、

私は、実は読んではいないのですが、

そこのルビには、

「ユアンシーカイ」と書かれています。


「ユワン」と「ユアン」は、

どちらが正しいのでしょう?

どちらかが正しいとして、

その根拠は何でしょう?


この様に質問した場合、

日本に答えられる人はいません。


誰かが聞いた発音を、

ルビに直しただけですから、

聞く人によって、

書き方が違います。


「袁世凱」の中国音は「yuan shi kai」

私なら「ユエン シー カイ」に近く発音しますが、

その私の発音を聞いた誰かは、

「イエン シー カイ」と書き取るかもしれません。


一体誰が、何の権限で、何を根拠にして、

教科書に載せる発音を、

「ユワン シー カイ」に決めたのでしょう?

聞いてみたいものです。


「ヤスダ」さんと「ヤマダ」さんは、

同一人物でしょうか?

そんなはずはありません。

「ヤスダ」さんは「安田」さん(まあ、他の漢字もありますが)

「ヤマダ」さんは「山田」さんです。

当然、「ユワン」と「ユアン」の漢字は違います。


要するに、

ルビの決め方が、

「誰かの耳で聞いた音」というような、

極めて曖昧でいい加減な事を根拠としている所に、

このルビの問題があります。


誰かの耳で聞いた事を、

教科書に載せ、

子供に懸命に覚えさせるのは、

愚かな事と言わざるを得ません。


覚えたくても、

A高校の教科書には「ユワン シー カイ」、

B高校の教科書には「ユアン シー カイ」、

これでは、

どれが正解か、教員も学生も分かりません。


例えば、

『漢和辞典』『国語辞典』或いは『漢字辞典』などで、

文字をひけば、

中国人の人名は「音」読みが基本ですから、

「袁」は、どんな字引で検索しても「エン」です。

「世」は「セイ」、「凱」は「ガイ」です。

そうして、「袁世凱」を「エンセイガイ」と読めれば、

パソコンのワープロでも出てきます。


中高生が、携帯電話で、歴史の話をして、

「エンセイガイ」と話せば、

どんなに遠くで話していても、

聞き手は「袁世凱」の事と判ります。


例えば、どうしても現地の音で読みたいのであれば、

「yuan shi kai」と中国音で発音するべきです。

しかし、それは最早、日本語ではありません。


「チャンチエシー」も

「蒋介石」の事のようですが、

例えば、「ウィキペディア」には、

蒋中正「チアン チョンチェン」(蒋介石、名は中正、字は介石)、

と書かれていました。

「蒋」の発音で「チャン」と「チアン」があることになります。

正しいのはどちらでしょう?


答えは、どちらも間違っています。

特に「ウィキペディア」の方は甚だしい誤りで、

中正は「チョンチェン」の表記には無理があると思います。

(ひょっとして、中国語の発音を欧米人が聞き取り、それを、アルファベットに直し、そのアルファベットを日本人が見て、カタカナに直したのかもしれません。中国語音とも、日本語音とも違っています)。


昔はやった『ワイルド・スワン』も、

しつこいほどに中国人の人名に、

ルビが付けてあります。

「蒋介石」には「チアン・カイシエク」とふってあります。

「チアン・カイシエク」になると、

もう、何語のルビなのかも不明で、

訳者が間違ったのか、或いは、著者が間違ったのか、

孰れにせよ、甚だしい間違いであると言わざるをえません。

この本には、他にも、おかしなルビが満載です。


ちなみに、

「蒋介石」は中国語音では「jiang jie shi」

私が発音すれば

「ジャン ジエ シー」ですが、

それを誰かが聞けば、

「ジャン チィエ シー」と書くかも知れません。

どうやって、表記を統一するのでしょう?


「蒋中正」は「jiang zhong zheng」

この発音は、「ジャン ジョン ジェン」

このピンイン(中国語の発音記号)で、

「ウィキペディア」の様に、

「チアン チョンチェン」と表記するのは無理があります。


漢字の伝来を、

百済の王仁(わに)が『論語』『千字文』を伝えた(二八五年)からと見るか、

光武帝 劉秀に倭奴(わのなの)国が使者を送り

印綬を授けられた(志賀島の金印・紀元五七年)からと見るかは別にして、

少なくとも、日本には既に、

千七百年以上の漢字の歴史があるのですから、

何も、中国語の発音表記や、

まして、誤りの多いアルファベットの発音表記に頼らずとも、

膨大な研究の結果としての、

日本語音に頼るべきと思いますし、誤りも少ないはずです。


結論として、

漢字に、『漢和辞典』などの字引の「音」ではなく、

中国語や韓国語の発音を耳で聞いた物を表記するのは、

不正確であり、

表記を統一することが困難である為、

不適切な表記である。

また、日本の漢字文化を破壊する恐れのあるため、

してはいけないことである。


そもそも、漢字には、

その国、その地域の発音を使うという原則があります。

この原則を無視すると、

不見識でみっともない上に、

漢字文化を破壊してしまいます。

故に、間違っていると言わざるを得ません。


もう一つ、中高生に

「袁世凱(えんせいがい)」「蒋介石(しょうかいせき)」

と教える事は、

「凱歌」が「がいか」や、

「一介」が「いっかい」と、

他の漢字が出てきたときに、想像できます。

歴史とは別に、

国語の上からも、意義があります。

ですから、学習の効果を高めるためにも、

日本の中高生には、

日本語音で教えるべきであると思います。

だいたい、教える教員が、

教科書の音が正しいかどうかも分かっていないのに、

教える事はできませんし。


以下に続きます。
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