もっと高精度と思ってました

恐らく、日本の原子力の技術は、

世界最高水準なのだと思います。

しかし、いろいろ慢心があっての事と思いますが、

事故が起こってからが、

ちょっと情けない。


私は、原子力発電所というのは、

文化系では、想像できないような、

科学の粋を集めた、

高性能の何かの集合体と思っていました。


ところが、事故が起こってみると、

ヘリコプターで水を撒いたり、

コンクリートをどぼどぼ流し込んだり、

今日は、高分子ポリマーとおがくずと新聞紙を詰めて、

水漏れを止めようとしたり。

意外にアナログ。


東電は、

外部から見ていても、バタバタしていて、

中国には、さっさとポンプ車を要請して、

フランスからの原発事故用作業用ロボットの提供は断り、

今度は、アメリカからのロボットを投入するのだそうですが、

日本のロボット技術って世界最高ではなかったかと、

外国のロボットを受け入れなければならない程度だったのかと、

ついでに、原発が六機もあって、

事故発生時用のロボットが

装備されていなかった事にも驚きです。


そうして、現場は、

自衛隊と消防隊ですが、

彼等だって、原発事故には素人でしょうに、

恐らく彼等は、

今も命懸けで頑張っています。

本来、彼等の命の方が、ロボットよりも貴重なはずですが…。


総理を始め閣僚が皆、作業着を着ているのだから、

実際、現場で指導に当たればいいのに、

昨日は、総理が被災地を訪れ、

海岸を指さしている映像が流れましたが、

こんな時でも、

パフォーマンスを忘れない総理に脱力。


原発の事故対応には、

危機管理の甘さもさることながら、

何か、こんな物だったのかという、

がっかり感が漂います。


総理だけが悪いんじゃない、

あんな内閣を許してしまった、

日本人の責任です…たぶん。

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