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(前回の続き)
觸口の休憩所でしばらく散策した後は九十九折の山道をひたすら駆け上がっていきます。ツアーバスに同乗していたオバハンが車酔いしたらしくゲーゲー言ってます。
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1時間ほどして奮起湖に着きました。写真は阿里山森林鉄道の奮起湖駅です。電車は運休中につきひっそりしていました。
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案内板を見ると駅の北側に散策道が整備されているようです。
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昔ながらのトレッキングルートはまさに獣道。濡れた岩肌はサンダルだと滑るので深入りせずに引き返します。
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これとは別に木馬桟道という舗装された道があるみたいなので、そちらをたどってみることにします。
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遊歩道というよりかはむしろこういう石段の道がメインです。
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さすがに空気は新鮮です。森特有の土のにおいがします。
石段を登り切って一般道に出たと思ったら、道の向こうに石段はまだ続いているのです。
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道の向こうの石段はまだまだ続きます。
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石段の道を登り切ったところにかつてここにあった奮起湖神社の跡地がそのままありました。案内看板には「神社」とだけあるので、奮起湖神社と呼ばれていたのかどうかは不明です。
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おそらく神社本殿の基壇だと思われます。それほど大きくないので祠に毛が生えた程度の規模の建物だったんじゃないかと思います。
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基壇のすぐ後ろにはこれだけの大きさの木が育っています。国民党に神社が破壊されてから生えた木のはずです。
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基壇から入口方面を見た図。
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歩道の竹に自分の名前を彫り込んでるアホ発見。
おい、高本!
お前の人生うまくいってなかったら、この竹の精に呪われてるぞ!
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歩道を散策していると視界の開ける場所に出ました。奮起湖駅と集落が一望できます。
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電車が走っていないはずなのに駅の中に人がいますね。
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「水がないのになんで奮起湖?」という案内板。言われてみれば確かにそうです。私は湖があると思っていたので、実は到着した時に水辺を探しました。
嘉義縣文化観光局によれば、この地方は三方を山に囲われていてちりとり(畚箕、台湾語では「奮起」と同音)のような形をしているのと、ちょうどちりとりの凹んだところに霧がとどまると湖のように見えるからこの名がついたのだそうです。
さて「奮起湖の名物は弁当」と前のエントリーで書きましたが、その理由は書いていませんでした。昔の登山電車が嘉義から登ってくるとちょうどお昼時にこの奮起湖に到着し、発車までしばらく時間があるので乗客たちが弁当を買い求めたと。そういう理由でこんな山中のひなびた駅が弁当で有名だというわけです。ですので私も弁当を買いに老街に走ります。
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奮起湖大飯店では店内でも食べられますし、テイクアウト用に包んでもくれます。また、外装に金をかければ松や檜の弁当箱もチョイスできます。普通の弁当箱なら弁当は100元(=260円)です。
(つづく)
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