(前回の続き)
高雄市内をバスは走り免税品店にやってきました。パッケージツアーにありがちな買い物に連れて行かれるのってこういうことかぁ、と妙に納得しました。ここではパイナップルケーキ(鳳梨酥)とメンマと高山烏龍茶などを買いました。
店を出た脇にジューススタンドがあったので生絞りマンゴースムージーを買いました。その際に台湾で初めて台湾語を使ったんですが(と言っても「多謝」:「ありがとう」レベルのワンフレーズ)、非常に受けがよくそのリアクションは「謝謝」とは比べもんにならんくらいでした。
その後、1時間ほどで台南市に移動し延平郡王祠にやってきました。ここは台湾の開祖とされる鄭成功を祀る祠です。ここに着いた頃から雨が降り出して落ち着いて見て回ることができませんでした。
本殿です。あまり古さは感じられなかったので、近年建立されたものだと思います。
同じく台南市内の赤嵌楼(「嵌」は本当は「山」の下に「坎」)にやってきました。台南はオランダ人がいち早く入植を始めたところで、赤嵌楼はその時代に基礎が作られたとのことです。
メインの建物。中華風です。
これも中華風建築様式の丸い通路。
パッと見はどう見ても中華風の公園ですが、基礎部分にオランダ人が砦として建築した石組みが残っていたりします。
その内部。1944年の補修時に発見されたそうです。
3時間ほどバスは走りクネクネとした山道を抜ければそこは日月潭でした。山間部に元々あった湖がダムの建設によって大きくなったのだそうで、その名前の由来は大きな丸い湖と三日月型の湖が、太陽と月の形をしているからだそうです。
天気が雨がちなのと夕方で光量が少ないのとで、美しさがよくわかりませんでした。ただ湖の水は翡翠色をしていてきれいでした。
湖畔にある文武廟です。孔子と関羽を祀っているので文武廟なのだそうです。ここでは台湾式のお参りの方法を教えてもらいました。スイートポテトみたいな形をした木を2つ上に向かって投げ、地面に着地した状態が表と裏なら願い事を聞き入れてもらえるらしいです。ちなみに何回やり直ししても可です。
門の前の巨大狛犬。5mはあると思います。台湾は地理的に沖縄に近いので、狛犬がシーサーにも似ているような気がします。
たぶん孔子です。両脇には顔回や孟子など、孔子の遺志を受け継ぐ者の像もありました。
台中市に移動して晩ご飯を食べた後、ツアー客のリクエストで果物屋に連れて行ってもらいました。台湾は北部が亜熱帯性気候、南部が熱帯モンスーン気候なので、南国のフルーツが通年でおいしくいただけます。
ボクの大好きなパイナップルがこんなに山積みされていて壮観です。ただ、後ろのスイカと比較してもらえれば分かるように、大型の品種ですので食べきれずに捨てたらもったいないと思い買うのは諦めました。
その代わりと言ってはなんですがライチ(茘枝)を買いました。基本的に果物屋では1斤(台湾では600g)いくらの量り売りですので、備え付けのビニール袋に欲しい商品を入れてレジに持って行って計量して支払いをするというスタイルです。店員さんに頼んで少量(といってもこんなにありますが)入れてもらって、これで30元もしなかったと思います。
同じツアー客のおばちゃんにライチをお裾分けしたら、なんとお返しにパイナップルを貰えました。パイナップルはこのように希望すると皮をむいてくれるみたいです。ちなみにこのパイナップルは芯ごと食べられる品種のようでした。台湾の農家のみなさん、多謝!
ウチのオカンがアップルマンゴーを購入していたので、後で写真を撮らせてもらいました。これも産地ということで日本では考えられないような信じられない安値で買えます。
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