02/23 火曜日 メルコスール7日目(ブラジル)
滞在地:ベレン→サンパウロ→クリチバ→フォスドイグアス(ブラジル)
今日はここパラ州のベレンを去って、この旅のハイライトの一つであるイグアスの滝へ向かうため、そのお膝元であるフォスドイグアスに向かいます。昼過ぎの飛行機なので、午前中はベレンでアマゾンの余韻に浸ることにします。
ヴェロペゾ市場の隣にあるカステロ要塞。入ろうとすると"Fechado!"と言われます。時計を見ると9時50分、あと10分早かったようです。何が何でも入りたいというわけでもなく、ジッと待っていると暑いので立ち去ります。
中に入らずともこのような砲台のレプリカが展示してあります。中南米とカリブ海の沿岸部には植民地時代に繰り広げられた列強の領地争奪戦を思わせる砲台跡の遺跡が数多く残っています。
ヴェロペゾ市場でGuaraná粉を買いました、BRL 4(=200円)。一時期ガラナは強壮剤としてもてはやされたことがありました。強壮剤としての効能についてははっきりとしたことはわかりませんが、ガラナはカフェインの含有量が豊富なので一時的な覚醒効果があることは確かです。
Googleで検索してみたら未だに通販でガラナ粉を売っているところがあって、中には数千円の価格を付けているところもありました。ああいう不適正な価格を付けているサイトで購入されないように気をつけてくださいね。
アサイーの絞り汁、BRL 3(=150円)。マンジョッカの粉や砂糖を加えて朝ご飯的な食べ方をするみたいです。最初はそれを知らずにプレーンで食べていて、まずそうに食べるのを見かねた店主が食べ方を教えてくれました。プレーンで食べると、モモの種の周囲に付いてる毛のような味がします。
マニソバ+Guaraná大瓶、BRL 9(=450円)。マニソバとは豚肉となんかの葉物野菜をグチョグチョになるまで煮込んだパラ州の家庭料理です。ボクは豚肉が好きなのでこれはアリです。
食べている間じゅう店のおばあちゃんがニコニコしながら「どう、おいしい?」と聞いてきたり、小芋の剥いたのをくれたりと、ホッとするおもてなしを受けました。この街にはリオとは違った人の近さがあります。
道端で売ってたミニタオルマフラー。フェイスタオルとして使えます。各BRL 5(=250円)。サッカーは全然興味ないんですが南米に来た記念に買いました。ベレンに来てまでサンパウロとリオのクラブチームのタオルを買って、肝心の地元のクラブであるパイサンドゥを買い忘れているあたりに興味のなさが現れています。
一つ裏手に道を入るとどデカイ教会がありました。
ちょうど時間も潰せたので空港に向かうことにします。ホテルの子に聞いたらPratinha行きのバスに乗るとよいとのこと。探す間もなくいきなりPratinha行きのバスが来たので乗車。
13:00
道が渋滞していたので50分もかかってバウジカンス空港に着きました。
空港の中はこんな感じです。チェックインをして旅程を確認します。ベレン(パラ州)→サンパウロ(サンパウロ州)→クリチバ(パラナ州)→フォスドイグアス(パラナ州)という経由便です。各空港で降りる人と乗ってくる人がいる各駅停車の飛行機です。15:40、定刻離陸。
しばらくして熱々のボカディジョが配られました。
ハムとチーズだけのシンプルなボカディジョです。熱々なのでチーズが溶けて美味です。機内食に全く期待していなかっただけに嬉しいもんです。
そのまたしばらく後にこんなシャンプーの試供品が配られました。Cristiano Ronaldo君が"Eu uso CLEAR MEN, e você?(オレ、クリアメン使ってる、キミは?)"の文句とともに広告塔になっています。
中身はこんな感じです。世の男性諸氏の悩みである抜け毛対策に特化したシャンプーのようです。ホテルに着いてからコレでシャンプーしてみたら、いつもと同じくかなりの抜け毛が確認できました。ボクはもともと髪が多いので抜けるぐらいでちょうどいいので、このシャンプーの効果のほどは不明です。
YouTubeで探したらスペイン語版のClear MenのCMがアップされていました。サッカー選手の中でもイケメンの呼び声高い彼ですが、リオデジャネイロの街を歩けばあんなのいっぱいいるんですけどね~。
やはりプロサッカー選手としてのプレイが男前度をアップさせているんじゃないかなと思います。数年前人気があったDavid Beckhamも、今思えばそれほどイケメンってわけじゃないし、それも時代の空気ってやつでしょうか。それを分かっているからこそ今のうちに広告に出まくっているんでしょう。賢いな、C. Ronaldo。
(ちなみに今年のアルマーニの広告をつとめている彼は脱ぎまくっています。興味のある方は検索してみてください)
19:15
雷が雲を突き破って何度もドカドカ落ちる中、サンパウロ・グァルリョス国際空港着。ほぼ自分以外の乗客はここで降りました。ベレンでのスコールのような局所的な大雨が降ってきたためこの空港で足止めされます。
欠航なのか遅延になるのか何のアナウンスもないまま時は過ぎ、2時間後にようやくクリチバに向かい機体は離陸しました。欠航にならずによかった。今回のフライト時間はたった30分にもかかわらず、本日2度目のボカディジョ(スモークチキン&チーズ)が配布されました。
22:00
クリチバ着。何らかの理由で隣のゲートに待機している機体に乗り換えます。今回はさすがに3度目のボカディジョは出ませんでした。
23:20
やっとフォスドイグアスに着きました。小さい空港だからか、あるいは夜遅すぎるからかは分かりませんが、タラップで降りてターミナルビルに向かいます。
荷物を受け取ってタクシーでホテルに向かってチェックインしたら、もう24時でした。とりあえず欠航にならず当日中に着けてよかったです。