goo blog サービス終了のお知らせ 

社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

メキシコ2日目―傾いた大聖堂

2008年08月31日 | 2008メキシコ旅行




さて次はPirámide de la Luna(月のピラミッド)です。





ここも傾斜がきつい階段です。空気が薄いので正直激しい運動はしたくないのですが、やはりここまできてすごすご立ち去るのも格好悪いので…





Pirámide de la Luna(月のピラミッド)の階段を上る。





こちらは太陽のピラミッドと違い途中までしか上れません。





月のピラミッドから死者の道を眺める。よく見ると車が走っているのがわかります。





降りるのは上るより勇気が要ります。ほら、手をつきながら降りてるでしょう。





Palacio de Quetzalpapálotl(ケツァルパパロトルの宮殿)と呼ばれている建物。





中庭。





柱に彫られたレリーフがかわいらしい。





月のピラミッドから死者の道をひたすら南下します。途中までは平坦ですが太陽のピラミッドを過ぎた辺りからアップダウンが激しくなります。ハァハァ言いながら歩くと左手にLa Ciudadela(城壁)が見えてきます。城壁に囲まれた建物のうち手前は何かの祭壇でしょう。奥の方はTemplo de Quetzalcóatl(ケツァルコアトルの神殿)です。





修復が進行中なのか上部は石材が剥き出しになっています。





Quetzalcóatlらしき頭部の像。結構精巧に作ってあります。





遺跡見物を終えて近所のレストランで昼食をとります。





やっぱりビュッフェ。あまり食べない人は一品料理を頼んだ方がいいかもしれません。





マリアッチの演奏です。





マリアッチ以外にアステカ人の舞踊ショーなんかもやってました。





ところ変わりましてBasílica de Guadalupe(グァダルペ寺院)に来ました。これは旧聖堂です。





コンサート会場みたいな形をしてるこちらが新聖堂。





Juan Pablo IIの銅像。調べてわかりましたがヨハネ・パウロ2世のことらしいです。前のローマ教皇のことですね。





新聖堂の内部。かなりの収容数があります。ミサはこちらで行うようです。熱心な信者が正面玄関から祭壇まで膝をついて歩き、何かの願掛けしてました。





なぜ新聖堂でミサを行うかと言えば、この旧聖堂内部の写真を見てもらえばわかるように、旧聖堂は潰れかかっているのです。もっと正確に言うならば地盤沈下で毎年1センチずつ傾きつつあるのです。





上を見上げた写真。ひたすらパイプで補強してます。





旧聖堂の傾き具合をカメラに収めました。傾くというよりはもはや完全にスロープ化していていつ崩壊してもおかしくはない現状です。





傾いてる側から撮った旧聖堂。建築物が地盤沈下で傾くというのはメキシコシティではよくあることで、むしろ傾いていない建造物の方が少ないのではないかとさえ思えます。

というのもメキシコシティはもともとテスココ湖に浮かぶアステカの都テノチティトランでありまして、スペインによる征服を機に湖を埋め立てて作られているので総じて地盤が軟弱なのです。ですからメキシコ市民にとって地盤沈下は割と身近な問題となっています。

メキシコ2日目―高地の空気は薄い

2008年08月30日 | 2008メキシコ旅行




11:00
Teotihuacán近くの民俗村みたいなところに到着





「昔はマゲイ(リュウゼツラン)をいろいろなことに利用していました」みたいな説明。





若い葉っぱにこうやって文字を書いて…





こうやってひっぺがすと紙になります。しかしコレ乾燥するとクリンクリンに巻いちゃってしまうんですが、どうやって平面を保ち得たんでしょうか謎です。





マゲイの中の甘い汁がたまっているところ。ハエやらミツバチが大量にたかっています。





その甘い汁を賞味。蜜水みたいな味です。天然物ながら十分に甘みがあります。

その後は土産物屋でテキーラを試飲したりしました。主に置き物が中心のラインナップだったので何も買いませんでした。





12:20
Teotihuacán到着





世界遺産の登録証があります。(ボクは世界遺産に対してはアンチの立場なので、これはどうでもよいことです)





その隣のメキシコの国章がカッコイイのです。





TeotihuacánのハイライトはこちらのPirámide del Sol(太陽のピラミッド)でしょう。





登山道入口。





階段の傾斜がかなりキツイのですが伝わっているでしょうか。





Teotihuacánも2,000m級の高地なので空気が薄くハァハァ言ってます。無理して登ればたぶん死ぬので休み休み登るのがいいでしょう。





頂上からPirámide del la Luna(月のピラミッド)方向の景色。





頂上から360度見渡した映像。





頂上から下を見下ろしたらこんな感じです。写真で見ても臨場感が伝わりませんが、ものすごくコワイです。

(つづく)

メキシコ2日目―式典に出くわす

2008年08月30日 | 2008メキシコ旅行




08/13 水曜日 2日目
滞在地:メキシコシティ

メキシコはサマータイム実施中のため夏と言えども7時を過ぎねば夜が開け始めません。その上メキシコシティは標高2,200mに位置しているため朝晩は非常に冷え込みます。





ホテルのレストランの朝食ビュッフェ。緑色してるのは香菜(cilantro)で、皿に大量に乗ってるのは単にボクが好きなだけです。オレンジジュースはちゃんと直絞りで作ってくれててとてもおいしかったです。

9:00
前日にホテルのドアマンに押さえてもらった現地発ツアーに参加します。ツアー参加者は全員郊外からきたメキシコ人。中にはチワワから来た夫婦もいます。





10:00
渋滞がひどいため1時間もかかって近郊のPlaza de las Tres Culturas(三文化広場)に到着。





Tlatelolco遺跡の基壇部分。こんな具合に基礎部分しか残っていません。





Iglesia de Santiago(サンティアゴ教会)。建築資材の石材がTlatelolco遺跡のものと同じである事が見て取れます。つまり先にあった何らかの建築物をぶっ潰してその瓦礫を利用して教会を建てた、ということですね。





サンティアゴ教会の説明書き。





教会内部。正面の祭壇にもTlatelolco遺跡と同じ石材が使われています。





教会の中庭。植わっているのは梨の木です。





中庭の回廊。





何やら式典が執り行われています。





訪問した8月13日はHernán CortésがTlatelolcoを陥落させた日とたまたま同じで、それの記念行事をやっていました。





El 13 de agosto de 1521
Heroicamente defendido por Cuauhtémoc
cayó Tlatelolco en poder de Hernán Cortés
No fue triunfo ni derrota
fue el doloroso nacimiento del pueblo mestizo
que es el méxico de hoy


この碑文の下3行の珍妙な訳文が「地球の歩き方2007-08」に掲載されていましたので紹介しときます。

建物も敗戦もなかった。
耐え難い生みの苦しみの後、メスティーソの国が生まれた。
それが今日のメキシコである。


一体何の単語と間違えたのかtriunfoが建物となっています。この訳文の言う通りに建物がなかったのならCortés軍に破壊される事もなかっただろうに。下はボクの試訳です。

勝利でも敗北でもなく
メスティソの国としての痛ましい始まりであり
それはまさに今日のメキシコであるのだ。


(つづく)

メキシコ1日目―乗継ぎ便に走る

2008年08月28日 | 2008メキシコ旅行




08/12 火曜日 1日目
大阪→東京→サンフランシスコ→メキシコシティ
主な出来事:移動





伊丹空港発成田空港行きのNH2176。07:55定刻発。晴れたよい天気です。





成田空港着。出発案内の表示モニタ。関西空港と違って北米路線が充実しているようです。





空港内免税店、AKIHABARA。ちなみにメキシコ人の友人は「アキハバラ」の何たるかを知りませんでした。





税関提供「ブランド品の本物と偽物」。こうやって並べて見せられると違いがわかりますが、単独では判別つかないなぁ。そもそもこんなの買いませんが。





待ち時間が6時間以上あるので無線LANを使って遊びます。無料で使えるスポットと有料のところがあります。





そうこうしているうちに雨が降ってきました。機材の到着遅れで成田発が30分遅れます。





UA838で供された機内食。ユナイテッド航空はアメリカの会社だから雰囲気を出すために飲み物にコーラを頼みましたが、周りのアメリカ人は普通に水を飲んでました。お味の方はまぁ…普通です。アジア系の航空会社がおいしすぎるんでしょう、きっと。





日本時間12日25時頃に出された軽食。オムレツとハッシュドポテト、アメリカンな感じでボクはこういうの大好きです。



※写真はイメージ映像です



日本時間12日26時過ぎ(現地時間12日10時過ぎ)サンフランシスコ国際空港着。無性にウンコがしたくなったのでトイレを済ませてから入国審査の列に並ぶとものすごい人の数になってました。

結局パスポートにハンコを頂いたのが現地時間の11:00、サンフランシスコ発メキシコシティ行きUA821の出発時刻は11:10。ハイ、乗れません。と、諦めかけたのですが何やら空港職員が"Mexico City!!"と叫んでいます。とりあえず走ります。

荷物を預ける暇もないのでとにかく走る。危険物持ち込みの審査は横の優先レーンみたいなところを通されます。背嚢の中に液体物やスプレー類を満載していましたが、早く飛行機に乗せてやらねばとの温情かどうかはわかりませんが完全スルーで11:10に出発ゲートに間に合いました。良かった。





日本時間12日31時過ぎ(現地時間12日17時過ぎ)メキシコシティのベニート・フアレス国際空港着。24時間以上寝ていないのでとにかく疲れてます。当面必要な分のお金をATMで引き出します。

空港からCentroまではタクシーを利用しました。空港近くにMetro駅があるのですが、まだどういうところかわかっていないしとにかく疲れていたのでタクシー。





タクシーはゾーン制になっていてそれぞれ料金が決まっています。タクシーチケット窓口が乗り場の近くにありまして、そこで目的地と車種を指定してチケットを購入、それをタクシーの運転手に渡すという仕組みです。127ペソ(=1,270円 本当は1ペソ11円ぐらいですが計算が面倒くさいので当ブログでは1ペソ10円で換算してます)

Metroの2号線・3号線のHidalgo駅すぐのHotel Fontánに宿泊。このホテルは4つ星ホテルなのですが、各クチコミサイトを見てると国籍問わずおしなべて「最悪」との評価がついていました。

「ゴキブリでた」「ダニに喰われた」「クリーニング代を二重に取られた」などプラス項目は一つもなかったのですが、それでもここに宿泊しようと思った理由はその料金です。

ホテル検索サイトでは1泊だいたい5,000円ぐらいの値がついていましたが、その中に室料とサービス料込みで1泊27ドルの値をつけていたサイトがあり、この値段ならいいだろうと手を打ったわけです。実際にどれくらいひどいホテルなのかを確認したいという好奇心もあるのですが。

で、チェックイン。バウチャーを見せますが「予約はありませんねぇ」との返事。10分ぐらい待たされ「ホテルクーポン会社に予約の確認しときますから、とりあえず明日もう一回聞いてください」とのこと。どちらの不手際かわからないので部屋の鍵をもらって部屋へ





部屋はこんな感じです。ちなみにダニもゴキブリもいませんでした。
日本時間12日35時過ぎ(現地時間12日21時)就寝。

帰国しました

2008年08月26日 | 2008メキシコ旅行




帰ってきました。
滞在12日間で撮った写真の数2,000枚超、動画56本。2GBのSDカードを3枚と半分使いました。
旅行記はこまごま書いても誰も読まないだろうから、記述は簡潔にして写真メインでアップしていく予定です。メキシコ旅行関連の記事に使う写真はいつもより大きめに編集していきますね。

メキシコいってきます

2008年08月11日 | 2008メキシコ旅行




ネタもないのでしばらく放ったらかしにしているうちに、2年の前期もいつの間にやら終わってしまいもう既に夏休みに入ってます。会社の方も9日から盆休みに入ってます。

明日からメキシコまで出かけてきます。ネタになるようなものをいっぱい漁ってきますので、今後の更新頻度に関してはちょびっとだけご期待いただけると思います。ではみなさま良い休暇を。