こんにちは。wiwiwの山岸です
少し前のものになりますが、興味深い記事をご紹介致します。
(8月21日(火)日経産業新聞より)
「父親よ 育児に気概を抱け」と題した特集記事が掲載されました。
女性の育児休業取得者は、年々増加しておりますが、男性の育児休業取得者は、依然少ない状況にあります。以下データをご覧下さい。
育児休業取得率(厚生労働省調べ)
女性:88.5% (06年度)
男性:0.57% (06年度)
女性の取得率に比べ、男性の取得率が明らかに少ないことがわかりますね。
このような状況の中、育児休業を1年半取得した男性の話が掲載されておりました。
社内では、男性が育児休業を取得した前例は無く、同僚の方や上司の方からも、心ない言葉を投げかけられたそうです。また、ご自身でも、はたして本当に職場に復帰出来るのかどうか、非常に不安に駆られていたそうです。
その中でも、気持ちを踏み切り、育児休業を取得したこの男性いわく、男性の育児休業取得において、最も必要なものは「育児に対する気概」だとおっしゃられております。
制度はあっても、実際に男性が育児休業を取得されている方は、まだまだ1%にも満たない、ほんの一握りの方だと言えます。ですが、男性の方々が、「気概」を持って育休を取得されれば、女性の負担も減り、かつ一生に一度しか味わうことの出来ない、育児という素晴らしい経験も味わうことが出来ます。
女性の育児休業取得率が高くなる反面、育児は妻がするもの、といった風潮がぬぐいさられていないのが現状です。そんな中、男性の育休取得は、育児はそれぞれの状況によって取得するもの、といった考えを、社内にも、社会にも広めていく第一歩だと考えます。
「子供たちも自分も掛け替えのない時間をすごすことが出来た。」
育休を取得し、職場に復帰した彼の言葉です。
女性の方はもちろんのこと、このように話せる男性がもっともっと増えることを願ってやみません。
男性のみなさん、「育児には気概を!!」
こんにちは。wiwiwの山岸です。
弊社のお客様でいらっしゃいます、太陽生命保険株式会社様発行のCSRレポート
「2007 太陽生命コミュニケーションレポート」に、wiwiwが紹介されました
各種福利厚生制度の中の『次世代育成支援への取り組み』として、導入させて頂いております弊社wiwiwをご紹介頂きました。
太陽生命保険様は、仕事と子育てを両立し、持てる力を最大限発揮できる「明るい働きがいのある職場づくり」を目指して取り組んでいらっしゃいました。結果、2007年4月27日付で東京労働局長より次世代育成支援に積極的に取り組む企業として「基準に適合する一般事業主の認定」を取得されました。こちらに認定されますと、「くるみんマーク」と呼ばれる認定マークを使用することが可能になります。(詳しくはこちら)
その中の取り組みの一環として、wiwiwを導入されました。
実際にwiwiwを使用されたユーザー様の声が掲載されておりましたので、ご紹介致します。
「子供が3ヶ月になる頃、wiwiw導入開始となり、さっそく会員登録させていただきました。登録したことで、会社との繫がりを意識し、充実した育児休暇にしなくては、と気持ちが改まりました。(一部抜粋)育児情報は見やすさ、情報元も信頼できるという安心感から、これまで何度も利用してきました。また、気持ちの変化に対応すべく配信される「ウィークリーメッセージ」は各人の月齢や復帰に合わせたきめ細かな内容で、復帰へのステップを自然に考えられる一助になります。残りの期間で、オンライン講座も活用したいと思います。」
wiwiwを利用されたお客様からのお声は本当に嬉しいもので、さらに企業様のご紹介ツールに掲載されたことに、社員一同非常に嬉しく思っております
企業様や、休業中の方々のさらなる手助けとなるべく、wiwiwもさらなるサービスの向上に努めていきたいと思います。
また、何かご意見等ございましたら、こちらから連絡頂けましたら幸いです。
医療現場でも、仕事と家庭の両立支援は求められており、ママさん医師の活用が本格化しているそうです。
近年の医師国家試験の合格者は3人に1人が女性(この10年間で、1.5倍に増加!)
そして医師全体では、6人に1人が女性
その一方で、出産を経験した女性医師のうち、2割が離職
仕事を続ける選択をされた場合でも、不規則で過酷な勤務形態である医師ではなく
比較的時間の融通がきく研究職に転換をはかる人も多いようです。
最難関ともいわれる医師国家試験を合格し、その後も研修医として経験を積み、晴れて第一線で活躍するようになっても、数年で病院を退いてしまう人が多数いるのは大変もったいないお話です。
最近の医療業界は、産婦人科や小児科、脳外科など訴訟リスクが高いところや、地方病院を中心に深刻な医師不足に直面しています。
このような中、医療業界においても女性医師の活躍支援が期待されており、短時間勤務やフレックスタイム制、託児所の設置などママさん医師をサポートする様々な取組みが始まっているようです。
また、出産後離職したままになっている眠れる女性医師の掘り起こしとして、復職支援のための研修をスタートする病院もあります。
医療業界でも若い医師を中心に男女問わずワークライフバランスを重んじる風潮が強まり人材を集めるための経営課題として待遇改善に取り組む時期にさしかかっています。
出産・育児経験がある医師だからこそ、患者や親族にとって心強い場面も出てくることもあるのだと思います。
これからは、民間企業だけでなく、医療業界においても、そして世の中全体でワークライフバランスの取れた労働環境がますます求められていくと実感しております。

本日(7/26)付、日経産業新聞19面の「男性の育児休業取得」に関する記事より。
男性が育休を取得するためのポイントとして
「早めの申請」・「事前準備」・「周囲への説明」
そして、休業中に周りへの負担を最小限にするために
「自分の仕事の効率を上げて」、「積極的に周囲と情報を共有する」ことが必要
と紹介されています。
これは、女性が育休を取得する時にもあてはまる内容ですが
男性の場合は、子どもができても外見の変化がないため育休がとりたくても周囲にはわかりずらいもの。
そのため「早めの申請」・「周囲への説明」が特にポイントになるようです。
また、記事の中では、東大社会科学研究所の佐藤教授から企業に対して1つの提案が。
「育休の取得者が仕事を離れれば現場は一人減になる。
代替要員の給与や仕事をカバーする同僚の残業を差し引いても、育休の取得者の給与総額を上回ることは少ない。
その給与の差額分を、なんらかの形で現場に分配すればいい。
金銭的なインセンティブとなり、現場も喜んで協力するはずだ。」
新しい考え方ですよね。
男性の育児休業取得は、「業務が多忙」「職場に迷惑をかける」といった理由でなかなか進んでいないのが実情と言われていますが、一時的な影響ばかりに着目するのではなく業務改善による生産性の向上や豊かな人間性の醸成など長期的なスパンでの効果を理解してくれる人が増えていくといいなぁと思います。
人が休めば負担はかかる。
でも、その負担は業務の内容やプロセスを見直すことで最小限に減らすこともできます。
「ピンチをチャンスに」ではないですが、「負担を業務改善のきっかけに」して
「お互いさま」の精神で対処していける職場環境が整うと、さらに強い組織力をもった会社になれるのではないかなぁと思います。

詳細はこちら

少し気が早いと言われてしまいそうですが(いや、遅い?)
最近、私は夏休みの旅行計画をたてています。
「夏休み」といえば
最近私が目にした記事に「学期間雇用」というものがありました。
「学期間雇用」とは、
小学校に通うお子さんが夏休みなどの長期休暇に入った時期に
その時期だけ親も仕事を休業したり、勤務日数や勤務時間を
短縮できる仕組みです。
子供が一人ぼっちになるのを防いだり、
親が子供と過ごすことを支援するための制度で
おもにイギリスで盛んに導入されているようです。
では、社員が休業中の代替要員はどうするのか?
それは、同じく夏休みで時間に余裕のある
大学生のインターンシップを期間限定で受け入れて対応するとのこと。
休業期間中の所得保障や運用面での問題はいろいろ出てくるとは思いますが
とてもユニークでいい制度ではないでしょうか?
今後は、多感な時期のお子さんと過ごされる時間も大切にしたいと考える方が、増えていくのではないかと思っています。