先日、コンテナ埠頭を見学したときに、大事な施設に気がついていませんでした
それは、「シャーシプール」です。
トレーラーが牽引する骨組み部分をシャーシと呼びますが、これらのシャーシを使わない時に駐車しておくスペースがシャーシプールです。
特に、ここは、立体のシャーシプールです
同じ会社ごとに整然と並べられています。
その後、向かったのは都内にある別のコンテナ埠頭
色とりどりの海上コンテナが見えてきました
ここはコンテナを間近に眺めることができて迫力あり
海上コンテナは、船に乗って、いろいろな国々を行き来するので、一つひとつ管理番号が付いていて、いつどこにいるのかを管理できるようになっています。
下の写真の例では、「GESU 597940 5」が管理番号で、これは国際規格ISO6346で定められたルールにしたがって表記されています
このうち、冒頭の「GES」はコンテナ所有者のIDコードで、この例ではSEACOというリース会社が所有するコンテナです。
このIDコードは重複することのないよう、フランスに本拠地を置くBIC(国際コンテナ協会)という組織が管理・発行しています。
このBICコードに続く「U」はコンテナを表す印。
続く「597940」がSEACO社がつけた管理番号。
最後の「5」はチェックデジットという誤り検出用の数字です。
このチェックデジットは、左側の10桁に基づいて決められた計算式によって算出される1桁の数字です。
チェックデジットの役割は、コンテナのやり取りをする際にコンテナ番号を伝えたり、記載したり、コンピューターに入力するわけですが、そのとき聞き間違えや書き間違えを防ぐことです。
100%ではありませんが約90%のミスを防ぐことができます。
書籍の裏表紙に記載されているバーコード(ISBN)にもチェックデジットが付いています。
このチェックデジットの計算方法については、また後日、アップしたいと思います。
コンテナの扉側には、重量や容量も表記することになっています。
「MAX.GROSS」は総重量、「TARE」はコンテナ重量、「NET」は内容量。
「CU.CAP.」は容積。
「KGS」はキログラム表記、「LBS」はポンド表記。
「CU.M」は立方メートル表記、「CU.FT」は立方フィート表記。
国際コンテナの長さは、基本的に40フィート(約12m)か20フィート(約6m)で、高さは8フィート6インチ(約2.6m)か9フィート6インチ(約2.9m)
この9'6"コンテナはハイキューブとか背高コンテナと呼ばれていますが、以前は道交法の関係で国内を走れませんでしたが、今は制約はあるものの一般的に使われるようになっているようです。
ただし、輸送時や荷役時に注意を促すために、黄色のステッカーで背高であることが表示されます
妻面にエアコンが付いているものは、リーファーコンテナといって、冷蔵など温度調節機能の付いているコンテナです。
リーファーコンテナは、大抵、白色で、側面がコルゲート(凸凹)ではなく平坦です。
空荷のコンテナは、最大5段まで積み重ねOKです。
管理番号の下に記載されている「45G1」の「4」は40ftコンテナを表し、「5」は背高コンテナを表します。
背高コンテナの上部には、黄色と黒のトラ模様が付いています
ちなみに、「22G1」なら、はじめの「2」は20ftコンテナ、二つ目の「2」は非背高コンテナ。
めい「おとーちゃん、おぼえきれないかも・・・」
よもぎが生い茂っていました。
涼麻父は、「よもぎも麻中に出ずれば、扶けずして直し」という言葉が好きなのですが、よもぎ単独でもちゃんと伸びていますねえ
ちょっと移動すると、レインボーブリッジがいい眺め
レインボーブリッジのループ部からの眺めもなかなか
瀬戸大橋のアンカレッジを思い出します
首都高ではなく下道でレインボーブリッジを通行
左側は遊歩道、右側にゆりかもめ、上は首都高
さっそく復習、これは40ftの背高コンテナですね
レインボーブリッジを渡って、到着したのはフェリー埠頭
乗船待ちの車やトレーラーに混ざって、バイクも結構、たくさん待っていました
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