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アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

「非正規レジスタンス」のリアル

2011-03-26 14:08:07 | 
 ども。

 IWGPシリーズ8巻まで、今日朝の布団の中で、読み終えた。
 この一週間で読んだのは次の4冊。

 読んだ順番で、
 「Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ」
 「反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ」
 「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークⅥ」
 「非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークⅧ」
 
 真島マコトは軽やかに池袋のストリートを駆ける。
 どの本も社会の矛盾を描いてクールでおもしろいが、この4冊では、やっぱり「非正規レジスタンス」がリアルな描写で胸に迫った。
 初出が「オール読物」2008年2・3月号。
 今、ぼくらは2008年9月にリーマンショックが発生して、大量の非正規労働者が町に放り出されたリアルを知っている。
 
 リーマンショックによる労働者の解雇の嵐で、「使い捨て労働」を許さないために、派遣労働法改正の機運は高まったが、2011年の今も抜本的に派遣労働を規制するには至っていない。
 
 リーマンショックのその前に、まるで予言したように非正規労働者の姿を描き出したこの作品の価値は大きい。

 この作品のラストはファンタジーだが、どこを向いても真っ暗闇の終わりより何百倍もいいだろう。エンターテインメントなんだし。それでも、この作品の価値は下らない。

 マコトの活躍をもっともっと読みたい。
 


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