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日常生活と戦争 「母べえ」

2008-02-24 16:21:32 | 日本映画
 ども。
 今日も京都では雪が舞ってます。
 朝起きると、息子は物置の上に小さな雪だるまを作っていました。受験生のくせに、ほとほと雪だるまが好きな人間である。

 さて、私は「今日しかない!」とイオンシネマで「母べえ」見てきました。

 いろんなところで高い評価を得ていますが、自分の目で確認することができました。
 山田洋次監督は、その時代の日常生活を細かく描くことがすばらしい。細部にまでリアリティを感じます。その小さな家族のリアルな日常生活に、戦争がいかに忍び込み、支配し、命をも奪っていく残酷なものかを描いています。
 特に、暗い時代の中でも、人々の生活の中では当たり前のように笑いがあることが、一層リアリティを強めています。
 それだけに、「父べえ」「山ちゃん」「ちゃこちゃん」の運命が痛切に胸にせまってきます。「母べえ」の最後の一言は何十年経っても変わらない愛情のすごさと、それを奪ったものへの鋭い「刃」を示しました。