ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

第1回フードバレーとかちマラソン(ハーフ)

2012年11月04日 | 完走記
 この数日風邪をひいていた。なかなか回復せず、かといって悪化もしなかった。ただ鼻汁と咳が続いていた。今日も天候が悪ければ文句なく棄権するつもりでいた。ところが朝起きてみると昨日の天気予報通り晴天!しかしなかなかの強風。気が進まない中、なんとか準備をして、家内のクルマで会場に向かった。その前にスタート地点の近くにある職場に立ち寄って軽く柔軟体操で体をほぐした。そこから徒歩で会場に移動。決して冷たい風ではないのだが、やはりかなりの風である。一番遅いグループの先頭に位置どり、トローチをなめながら出走時刻を待つ。




 9時と同時に出発。最初はアップのつもりで走り出す。それでもだいたい1km6分ペースだ。これを維持することを今日の目標としたのだが、距離表示がなかなか見つけられない。競馬場通りを西に進む。往路は若干の登りで、しかも向かい風なので無理は禁物。風が強いので体が冷えることを懸念してウインドブレーカーを羽織ったが、中に長袖コンプレッションと半袖ポロを重ね着していたために、体はすぐに汗ばんだ。5km辺りまではなんとか6分ペースを維持(5km;30分42秒)、しかし体がヒートアップし過ぎていたので、その後いくらかペースを落とした。開西病院の辺りを左折し、1回目の給水。少し進んで、本日の招待選手である市橋有里選手のハイタッチ応援をパシッと受けた。南商高の方に折れて進むと一時的に強い追い風となった。



 やがて左手に家内と娘の姿が見えてきた。家内は一度自宅に引き返して娘を連れて沿道に応援に出てくれたのだ。ここでは私の方からそばによってハイタッチ!一寸かすり気味だったのが残念。そこを過ぎると今日一番の上り坂だ。美瑛のなんじゃこりゃの坂に比べると大したことはない。この辺りまでくると引き返してくる選手たちがたくさんいた。第一折り返し地点を過ぎ、第二折り返し地点の手前で2回目の給水だ。

 坂を下るといっちゃんさんが走っていて声を掛け合った。向かい風が急激に強まったので一時背の高い男性の後に付いた。右折して前が開けたが、間もなくあの新栄さんに抜かれてしまった。腕をよく振っていたので、私も真似てみたが、どんどん置き去りにされてしまった。3回目の給水をとって、右折するとあとは一直線で、後ろから強風に押してもらうだけだった。距離表示が目につかなく、ペースが確認できなかったが、どうやら6分より若干遅いペースを維持しているようだった。復路はかなり楽ちんで、多くのランナーを追い抜いたが、前方にはまだまだたくさんのランナーたちが見えていた。途中の沿道には何か所か手を挙げたこどもたちが列を作って並んでいた。それに応えようとできるだけハイタッチの連続でそれに応じた。でもこれが予想以上に堪えた。こどもたちの手から跳ね返ってくる力に耐えていると、背すじが張ってくるのだ。意外な発見だった。4回目の給水を済ませて競馬場前を通過すると、安心して気が緩みいくらかスピードが落ちた。しかしなんとか歩くことなく、そのまま家内の待つゴールに両手を挙げて入り込む。到着だ。(記録:2時間08分18秒)



 今日のハーフはこれまでのレースの中で一番きつかった。やはり風邪をおして出場し体調が万全でなかったことと、レースの半分が強い向かい風であったからだろう。本当のことを言うと7kmを過ぎたあたりでは、今日はここでやめておこうかと思ったほどだ。でももう少し進んだら家族が待っているはずだと思い気を取り直して走り続けたのが、結果的に完走を果たせた大きな要因だった。今日は晴天で良かったが、この時期のレースは天候の影響が大きく、開催時期としては再考を要するのではないかと、個人的には思っている。それにしても沿道の応援はほとんど途切れることなくあり、ランナーにとってはありがたいものであった。多くのボランティアが大会の運営を支えてくれていることには心から感謝である。そして今回も家内にはすっかりお世話になった。みなさん今日も楽しませてもらってありがとう!


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