某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「ボクの背中には羽根がある」-Kinki Kids

2005年11月10日 | ♪国内 -グループ

「ボクの背中には羽根がある」-Kinki Kids
作詞:松本隆 作曲:織田哲郎 編曲:家原正樹(2001年)

 
平成生まれの曲の中ではかなりの秀作

曲もフォルクローレ調のアレンジも良いが、特に詞が素晴らしい。私も平成になって久々にちゃんと買ったシングル曲です。この詞の中のカップルの心象風景や距離感は、別に平成でなくても、いつの時代でも当てはまるのだと思う。100年後のカップルも100年前でも・・(形こそ違えど)。つまりそんな心象風景の普遍性が、この曲を名曲に仕上げている。そしてついでに、ジャニーズ事務所楽曲にありがちな"アイドルのオマケ"的な「消耗品」楽曲と大きく一線を画している。

 
"ずっと  君と  生きて行くんだね
   胸に  頬寄せて  確かめる
どんな  辛い未来が  来ても
   二人だったら   乗り切れるさ・・・"
 

このフレーズだけで「愛」というものの真髄を言い切ってしまっている。素晴らしい!やはり松本隆さんは天才である。

人はみんなこんなパートナーを見つけるため、人生の旅をしているんだと言える(いや松本隆さんなので「心の旅」とでも言おうか・・・(^^;)。そんな人に巡りあった人から幸せになれるのだと思う。これを読んでいる貴方、もし今そんな人に巡り会っていないとしても、きっと近い内に巡り会えると思います。

私も青春時代はいつも心が彷徨っていました・・・。でも巡り会うまで時間はかかったけど、今はとても幸せ。私が言うからきっと大丈夫です(^^)。人生を焦らずにね・・・。

曲は、酒井法子さんの「碧いうさぎ」とどことなくカブるけど、同じ作者だしまぁ好きな曲なので私的には全然OK。アレンジも中年米の民族曲であるフォルクローレをベースでこれもよく当てはまっている・・・。

ただ、ミックス又はマスタリングのせいなのであろうか、音がとても薄っぺらく聞えるのは何故なんだろう・・・。特に自分で作ったオムニバスアルバムでもこの曲が前後のどの曲でも浮いてしまいます。音に"潤い"がないといった感じかな・・・?これだけがいつも残念である。それともっと生楽器が使われていたらもっと良かったと思う。

※歌詞を冷静に考えると、青春真只中の人はこんな風に青春を俯瞰した見方ってきっと出来ないよね。大人が作った詞だから見事なまでに青春時代が歌詞に溶け込んでいるんだとも言えるなぁ・・・ 

ボクの背中には羽根がある
KinKi Kids,松本隆,堂島孝平,家原正樹,CHOKKAKU
ジャニーズ・エンタテイメント

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