某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

や~~~~~~~っと復刻された、豊島たづみさんのオリジナル・アルバム!(涙)

2014年01月13日 | ♪国内 -女性

レコード時代の音源のCD化/復刻は近年相当進んでいるように感じます。中には、発売当時でさえ殆ど売れなかったカルト的なものでさえ、気が付くと復刻されていたりして、驚くこともあります。でも一方で、名盤でありながら、何故か一度もCD化されないアルバムも未だに散見されます。

この豊島たづみさんのアルバムもそうでした。ファン垂涎のアルバムが、何故かとまどいトワイライト」を除いて一度も復刻されずにいました・・・。どういう理由からなんでしょう?大体、未CD化の理由は、権利関係とか許諾の問題とか推測可能な物も多いのですが、でも豊島さんの場合はそうでもなさそうでずっと不思議でした。

でも、2013年12月、や~~~~~~~っと復刻されましたっ!もっとも一般流通ではなく、注文後CD-Rベースで焼いてくれるオーダーメード方式ですが。でも、私にはこれで十分ですっ!先日手元に届きましたが、ジャケットもちゃんとあってとても満足しました(^^)

なお、私が長年涎を垂らして待ち望んでいたのは(汗)、STILL NIGHT」でした。

 豊島たづみさんと言いますとどうしても「とまどいトワイライト」と・・いう見方が多いですが、でも私のベストソングは、まずそのカップリング曲であった「寝た子を起こす子守唄」です。小川典子さんや作者の宇崎竜童さんによるセルフカバーもある超名曲です。この曲は、誰にでもある孤独な夜の孤独な想いが見事に歌詞に込めらた素晴らしい曲です!

そしてもう1曲がその「STILL NIGHT」に収録されている「海が見たい」です。これがまたとても素晴らしい!ちなみにSTILL NIGHTというアルバム自体、日本のAORとも言うべき佳作アルバムなのですが、その中の「海が見たい」は間奏のエレピなどにフュージョン要素も感じられ、マイナー系ながらグルーブ感のある名曲なんです!そう、このエレピはまるでCTI時代のボブ・ジェームスを彷彿とさせる素晴らしい演奏です。ご存じない方、是非一度お聴きあれ!

なお、これらのアルバムのご購入はオーダーというステップが必要ですが、でもそんなに面倒な事でもありませんよ。何れにしても、私にはどういう方法であれやっと彼女のアルバムが復刻された事が心から嬉しく思った2013年の暮だったのでした(^^)

  

ちぎれ雲 (MEG-CD)

1977年7月
豊島たづみ
とまどいトワイライト (MEG-CD)
1979年 4月
豊島たづみ
STILL NIGHT (MEG-CD)
1979年11月
豊島たづみ
淑女のたしなみ (MEG-CD)
1980年 6月
豊島たづみ
LONELY ONE (MEG-CD)
1981年3月
豊島たづみ

事務所やタレントの接待番組と化した紅白にもはや未来はない

2014年01月08日 | 【徒然随想】

ちょっと遅い話題になってしまいましたが、2013年の紅白歌合戦を一応見ました。

いやぁ~、本当に、心底につまらなかった・・・。こんな音楽好きの私ですが、でも”もう紅白は結構"と呟かざるを得ない内容でした。「歌の力」とか言っていたけど、どこにそんな歌があるの・・・とつっこみたくなるほど、薄~ぺらい(演出だけが見事な)歌が流れていただけだけの印象でした。

思えば、紅白がここまでつまらなくなったのは、事務所のゴリ押しとか(視聴者より)歌手を接待している番組作りが露わになっているからだと思う。それを一番感じたのは、数年前のジャニーズ事務所の無名の3人組(名前も忘れた、NYCとかABCとかそんな感じ)が出た回です。確かCDデビューもない、つまり何の実績もないグループが「紅白歌手」として出た時。その時、事務所の力とはここまで強いんだ・・・と一視聴者として驚いた事を覚えています。

そして今の紅白・・・。そんな事務所間のパワーゲームと化して、出演者の数合わせ、バーター出演者のゴリ押し具合が素人目にも透けて見えています。

今の紅白なんて、(視聴者よりも)大手事務所とその歌手に対する接待特番としか思えません。だから、本当につまらない。歌が主役でない。

「歌の力」なんてコピーが、ジョークかと思えるほど空々しいです。大物アーティストが出演を断るのも当たり前、それが普通の市民感覚だと思う。

子供の頃から大好きで欠かさず見ていた「紅白歌合戦」も、もう見ることはないような気がした2013年の紅白でした・・・。