某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

さだまさしさんの名言

2013年06月30日 | 【徒然随想】

昨日の私の独り言の件ですが

今日の日刊スポーツのさだまさしさんのインタビューの中の言葉が全て語ってくれていました。

確か「一部の音楽”業者”が音楽”家”を追い詰めている状況がある・・・」だったと思います。

私が言いたかったのは正にこれです。秋元康のような音楽家でもない人が跋扈する事で、本来もっと注目されるべき音楽家が評価される機会を失っている。これが言いたかったんです。(注:さださんは特定の人の名前はお出しになっていません。秋元氏の件は私の独断です)

あ~言いたい事が表現されていてとてもすっきりした~(笑)。


音楽を殺したのは誰?(その1)

2013年06月29日 | 【徒然随想】

最近の音楽は本当に質がガタ落ちで、聴くに値しない/お金を払うに値しない物で溢れているように感じます。ヒットチャートといわれる業界の枚数工作及びあざとい若年層煽り商法の成果ランキングをみると・・・もう何も語る気もしません・・・。でふと思ったのですがなぜここまで音楽の質が落ちたのはなぜだろう・・・???

私なりの原因探索の結論の一つは、音楽制作が音を波形で処理しはじめた事です。

音楽制作がデジタル化されるにつけ、音楽は何度でもやり直しがきき、テクニックのなさは技術で適当に補正が可能だし(もちろん当事者はそう思ってないかもしれませんが)、音を聞く限り音楽に対する真摯さ、真剣勝負みたいな魂が次第に現場/業界から抜けていったように思います。

アナログ時代は、やり直しは時間も資材的なコストかかるし心理的なプレッシャーも大変だったろうし、なにより音楽的にきちんとしたプロでなければ対応できない世界であったろうと思います。またシンガーをはじめ、デジタル的なごまかしもききません。またデジタル機材がなかった時代は演奏技術も要求されるので、きちんとした演奏家や関連する多くの人材が音楽制作に関わっていたと思います。つまり、音楽を波形で処理する前は(アナログ時代)はきちんとした音楽家がきちんとした緊張感を持ってきちんとした音楽をやっていたのだと思います。真剣勝負の世界ではなかったかと。。。

翻って現代です。デジタル機材で素人の参入が簡単になりそんな音で溢れかえった音楽の世界では、イージーでゆるい、どうでもいい「音楽」が普通に流通する事になってしまいました。もちろん新たな才能の参入が簡単になった側面もあると言えますが、「悪貨」の流通の方が圧倒的になってしまったと言えます。

その結果、悪貨(安易にお手軽に制作された素人音楽)は良貨(魂が込められた真剣勝負音楽)を駆逐してしまった。これが現在の状況ではないかと感じています。お金を使うに値しない音がやけに耳につきます(^^;

 


最近のAKB商法に思うこと・・・

2013年06月24日 | 【徒然随想】

先日音楽CD売上ランキングのニュースを見ました。何でもAKBが何かの記録だったそうです。

でも私の身の回りでは驚くほどAKBの話題なんて聞きませんし、何よりあんなに売れているはずのAKBの楽曲を知っている人は殆どいません。不思議なほどです・・・。更には、最近のヒット・チャートって世の中の指標にはなっていない事は既に多くの方が知っているのに、わざわざこれをニュースにするメディアの感覚がわかりません。もっとも何かのパワーがマスメディアの裏で動いているのも周知の事実のようですが(汗)。

まぁそれはそれとして、思えば戦後しばらくして「アイドル」が誕生した頃から、若年を扇動して音楽をビジネスにするという業態が徐々に普遍化してきたように思います。言い方をはっきりさせれば、性的なフェロモンを撒き散らして若年層にお金を使わせる業態という感じでしょうか・・・?特に女性は、性的な事をオープンに出来ない風潮が日本では長く続いてきましたから、男性アイドルへの煽情を音楽を通じて発散させる手法が一気に開花したと言えるでしょう。"ジャニーズ"や"御三家"が若い女性に訴え、"三人娘"が主に男性に訴えてきたのは、ベールを剥がして言えば、性的なフェロモンを「音楽」というツールで覆い隠して(あからさまにする恥じらいが社会的通念として存在していたから?)ビジネスに昇華させたからだと思います。でもこれらの時代の救いは、音楽は音楽としてプロが携わっていて、厳然たる質的なレベルが保たれていた事。だからアイドル・ソングと言えども現代まで残っている良い曲も沢山あります。音楽と”煽情”は微妙な、いや絶妙なバランスで両立していたと言えます。

そして現代のAKB商法です。

秋元という人は、おにゃんこの段階で、性的フェロモンを表ビジネスとして直接利用し結び付けける事へのためらい(暗黙の社会的な規律/羞恥心から)を一気にとっぱらい、「性風俗」的性フェロモンと音楽ビジネスを一気に結び付けてしまったように思います。だから彼女達は歌唱力や踊りの上手さは殆ど問われることはなく、極論で言えばその女の娘(こ)が持つ属性としての魅力/性的フェロモン魅力を前面に出すビジネスと成立させてしまいました。芸能的スキルは無い方が却ってその人の魅力だったりする事も、端的な例ですが成立しています。歌の音程のふらつきさえも魅力だったりします。なお、彼が”女性アイドル”だけに絞っているのは、業界に長く棲息している秋元氏が、君臨するジャニーズ事務所との対立を最初から避けた巧妙な”計算上”のもと言えるかと思います。

そしておにゃんこの進化系としてのAKBですが、世間の多くの目は「風俗系ビジネス」と揶揄したりしていますが、すでに業界のモラルや規律、羞恥心などは完全に取っ払って殆ど音楽をツールにした「風俗ビジネス」になってしまったような印象がりあります。もちろんメンバー個々人を非難してしているのでは全くなく、ビジネス・モデルとして俯瞰して今の業態をみた印象ですが・・・。

メディアを通じたキャバクラ商法のマス化/普遍化とも言えるかと思います。

ここからは音楽を愛する者からの発言ですが、秋元さんにはもう音楽を金儲けの手段にせずにもっと直接的に性的なものを商品化して頂きたいと願っています。そうすれば、純粋に音楽で生きている人達を別の土俵として分けてあげらるし、売上枚数の話題も性フェロモンビジネスから切り離して、音楽としてきちんと評価される事が出来ます。そう、音楽と風俗を分けて頂きたいんです。

今のように、音楽を手段にして若者からお金を巻き上げるビジネスと、きちんと音楽の力を信じて活動しているミュージシャンがAKBビジネスと一緒くたにされている状況は音楽ファンやミュージシャン、何より「音楽」そのものがかわいそう過ぎるように感じます。昭和の時代と違って音楽の質がここまで落ちているのももう看過できません・・・。

ちなみにこんな気持ちでいるのは私だけでしょうか???


YAMAHAのXGworksがあっけなくWindows7で動きました!!

2013年06月15日 | 【徒然随想】

今回の記事は直接音楽そのものではありません。

私の昔からの趣味がDTM、つまりコンピュータ・ミュージックなんです。MIDIが登場した頃からの趣味でまだGM規格が登場する前・・・と言えば如何に古いかは判る方はわかると思います(笑)。もっとも古いだけで、全然やっていなかった時期も長いのですが、最近またこの趣味の虫が動き出して昔の機材をあれこれ動かしていました。またCubaseという最近のDAWも偶然入手したりして、新旧ごちゃごちゃ状態にいます。

そんな中、昔とても気に入っていたYAMAHAXGworks(version3)が現在のPC(Windows7 Home 64bit)ではインストールができなかったのであきらめたままでした・・。ところが最近Win7 64bitでも動くという記事を発見!!さっそくトライしてみました。

参考にさせて頂いた記事では、1.互換モードでインストールする。2.必ず管理者モードで行う・・・とありました。そこで試してみましたが、何をやっても動いてくれません。互換モードテストで動かすところで何の反応もないまま、つまりずっと同じ画面のままです。

もとのソフトが、1.フロッピーベース、2.バンドルベース(CD-R)とか幾つか持っていたので、それぞれ試したり、Win7PCのコピーフォルダを試したり(階層を薄くしたり)場所を変えてみたりと、考え得るあらゆることを試してみたのですが結局私の場合ダメでした・・・(一応PC歴は長いので、ネット情報を含めて考え得るあらゆる事をやってみたつもりですが・・・ダメでした。もう仕方ないと諦めたところ・・・

 

 そんな中、ふとある方のブログで、”以前動いていたフォルダをwin7のProgram files(x86)の下にコピーすれば動く”?というものはありまして、これもやってみましたがダメでした。もう万策尽きて投げやりになっていた時何気なしに、xp時代にそのハードディスクの中をバックアップしたデータが外付けHDにある事を思い出しました。(システム・フォルダのコピーはトラブルの元なので、その点は注意してコピーしたものです)。そのフォルダに"Program files"があり、その下に"YAMAHA"のフォルダ、でその下に"XGworks"のプログラムフォルダがありました。そのフォルダの中の、EXEファイルをクリックしたところ・・・・な、なんとごく普通に動いたのです!!レジストリはどうなっているの???とか疑問点が出てきましたが、これは事実でした。

つまり、外付けHDにあった昔のxp時代のフォルダ(バックアップ)をクリックしただけで普通に動いてくれたのです。もう拍子抜けして、その場でへたれこみそうになりました(マジです笑)。拙いPC知識を総動員してあれこれ試した膨大な時間はなんだったの???と愕然としました。そもそもインストールしないで動いてくれている事自体理由は不明なのですが、でも動いています。xgフォーマットのmidiも快調に外付け音源できちんと鳴らしてくれています。

もし同じように困っている方は一度お試し下さい。ただし、今からxpPCをコピーする方は、システムで使用するファイルが本体とコピー先で混乱してトラブルになることが以前経験しておりますので、くれぐれも立ち上がらないなどのトラブルにならないようにご注意下さいね。

以上、興奮状態のままのレポートでした。 


全(上質)音楽ファン必聴!故須藤薫さんのシングル・コレクション発売中!

2013年06月09日 | ♪国内 -女性

今年の3月に急逝されてしまった須藤薫さんのシングル・コレクション2枚組が5月に発売になっています。

私的には、こんなにも贅沢に音楽職人に囲まれて制作されたこのシンガー、そして飛び切り上質な楽曲群がこんなにも世間の認知が低いことが不思議でなりません・・・。
もっとも今の時代、CDに握手権を付けて若い世代を煽って金儲けする(言い換えれば音楽を手段にしている)事が一番の話題になってそれがヒットチャート
だと言われている音楽業界の現状では、”上質”である事は音楽マーケットとしては何の意味がないことなのかもしれませんね。だからこそですが、情報に惑わされず、ひたすら音楽の持つスピリットを求めているピュアな音楽リスナーの方々には是非とも注目して頂きたい絶品のアルバムです。

アルバム未収録だったユーミン作詞の「ブラックホール」とか切なさ全開の名曲「セカンド・ラブ」とかも入っている上に、音質も良くなっていて家宝級の素敵な内容です。もし万一彼女の事をご存じない方がおられましたら騙されたと思って一度聞いてみて下さい。(音は良くないですが)Amazonで試聴もできますから。

余談ですが、 伊勢丹の「花いちめん夢いっぱい」に関しては別バージョンもあってそちらも素敵ですよ!

 

GOLDEN☆BEST 須藤薫 シングル・コレクション
 
ソニー・ミュージックダイレクト

ビブラフォンで聴くドビュッシー「月の光」

2013年06月03日 | ♪クラシック

私はクラシックはさほど詳しくないのですがでもドビュッシーの音楽は大好きです。
一番の理由は、心から敬愛する冨田勲さんのシンセサイザーによるアルバムで
衝撃を受けて、それから逆に普通にドビュッシーを聞くようになりました。

先日YouTubeをだらだら見ていましたら、ドビュッシーの音楽をビブラフォンで
演奏している音を見つけました。まだUpしたてのようですが、ちょっとJazz的な
雰囲気もあって気に入りました。ネットで売っているみたいですがどこかで全編
聴いてみたくなりました(<なら買えってか(笑))

 

【著作権フリー】ビブラフォンで聴く麗しのドビュッシー「月の光」