”心と身体にやさしい音楽”
をキャッチにしたインディーズのレーベルがあります。
ご存知の方も多いかと思いますが「Della」という会社です。
(※サイトではほ全アルバムが試聴可能)
最近、事あるごとに気になっていろいろチェックしています。
この会社は、最近は音楽によるヒーリングorメンタルヘルス等をコンセプトとしたアルバムを数多くリリースしているレーベルです。
もちろん、音楽による効能は個人差が大きいと思われますので効能については私はなんともコメントできませんが、ただその音楽自体は鑑賞用としてもとても良質だと言うことは間違いありません。
この会社、記憶違いでなければ、以前は確かオルゴール音楽とかの安価でちょっとイージーなイメージがあったのですが、あらためてカタログをチェックし、試聴(殆どのアルバムが可能です)しますと、サウンドが本当に洗練されていて驚きです。ジャケットのセンスもとても良いです!
各アーティストも、有名・無名にかかわらず素晴らしいサウンドを聴かせてくれています。
ちなみに、「India」とか「Bali」はあの久保田真琴さんだったりします・・・
思えば、今のようにPCが一般的になるにつれて安易な音楽のコピーが氾濫したため、マイナーなマーケットだったNewAgeとかのインスト物が壊滅的にダメージを受けてしまいました。
それらを地道にリリースしてきたHOSとかNARADAとかのアメリカのレーベルも最近はもう新譜が出なくなってしましました・・・。あのWindamHillでさえも(レーベルの売却などの事情もありますが)新譜(新録音)が殆ど出ていません・・・
これらは、Appleが(I-podに代表されるような)「ハード機器を売りたいがために安易な音楽のコピーを容認するかようなリスニング・スタイル」を推進した結果、そのビジネスモデルが結果的にインディーズのビジネスを滅ぼし、最終的に私のようなマイナーな音楽ファンにしわ寄せを与えたように私は思っております・・・
その延長で、今の音楽産業は、今現在を生き延びるのに精一杯で、安い消耗品音楽ばかりになってしまいました・・・。一定数売れる目処がなければアルバム制作さえしない状況になってしまっていますし、加えて何より制作費もかなり安くなっていると思われます。これが作品のレベルを下げている悪循環となっています。悲しい音楽産業の現状です・・・
話は変わりますが、近所で定期的に音楽のライブイベントがあるんですが、そこに、いわゆる精神的障害者の方がいつもちらほら来ているんです。その方たちを見ていますと、ライブの素晴らしい音楽(流行のストリート系やJ-POP系ではなく、きちんとした聴くに堪えうる演奏です)の前では無心に楽しんでいるのがはっきりとわかります。とても素晴らしい表情をされます。
またお歳を召された方々も多いのですが、みなさん表情がとても活き活きされています。
音楽の持つパワーは本当に深いと実感させられます。
そんな音楽の持つ力を感じさせる作品が沢山あるこのレーベルを是非チェックされてみては如何でしょうか・・・?メジャーな音楽産業がミリオンセールスを追いかけるあまりに、結果的に音楽業界の隙間となってしまったジャンルをこのレーベルに見ました。また同じ意味で、音楽への良心さえもこのレーベルに垣間見たような気がします・・・。
(注;私は関係者でもなく別に頼まれてこれを書いている訳ではありません。最近巧妙なアフィリエイトがありますが、ちなみに私はそんな狡猾さが大嫌いです。私のBlogには営利に関する記事は一切ありません。以上念のため。)
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