某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「さんま焼けたか」-斉藤哲夫

2006年12月29日 | ♪国内 -男性


「さんま焼けたか」-斉藤哲夫

昨晩TBSで放送された、小田和正さん年末恒例の
「クリスマスの約束」2006を見た。
そこでゲスト出演されていたのがこの斉藤哲夫さん。
小田さんと一緒に「悩み多き者よ」を歌った。

本当に感動した。でも実は私はこの曲を知らなかった。
当時はフォークのイメージが強い斉藤さんはちょっと苦手なタイプだったのだ。
でも19歳(!)で書いたというこの曲、本当に素晴らしい!名曲だ。
感動でちょっと涙した・・
その若き才能には老成という言葉が似合うのかも。
だからというわけではないだろうが、その後ミュージシャンに多い
トラブルも抱えたこともあったけど、
久しぶりに聞いた斉藤さんの歌声は全然変わっていなかった。

この人の大きな魅力のひとつが
その味わい深いボーカル
であることも昨晩再認識した。

また、「グッド・タイム・ミュージック」では
この人の持つ普遍的なPOPセンスを堪能した。

そうそう、当時私が好きだった斉藤さんの曲はこの「さんま焼けたか」だったのだ。
今思えば、この世界を書ける人はこの人以外にはいないように思う。
あの西岸良平さんの世界もどこか漂ってくる。

ホント、「日本のレジェンド」と呼ぶに
相応しい才能の人だなぁ・・・

ps
小田さんの年末恒例のこの番組、私的には
今回の「悩み多き者よ」を演るために
今まで続けてきたかのような
深い感慨を覚えました・・・

これって、実はあの鈴木康博さんとの競演・再演へたどり着くための
長い長い道のりの途上であるような気がしているのは私だけでしょうか・・・?
私的には確信に近いものを感じているのですが・・・

追記
この番組の後Amazonの斉藤さんのこの
CDが、ある時は100位以内(!)に
入ろうかというほどの急激にチャート上昇しています。今は在庫対応できないためか
徐々に沈静化しつつありますが・・・(^^;。でも素晴らしいです。素敵な事です。
きっと年明け、メーカーさんは対応に大変かもしれませんネ。

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大事な「コンフィデンス」を失った「オリコン」

2006年12月25日 | 【徒然随想】

毎日新聞の記事を見て驚いた!!!

あのオリコンが自社のチャート集計に対する疑念の記事を書いた音楽ライターを、そ・の・出・版・社・で・は・な・く、ダイレクトに個人狙い撃ちで提訴したとの事だ。な、なんとっ、5000万円!の要求らしい。公的存在である「上場企業」が組織力・資金力を駆使しながら、出版社を素通りして、一個人を狙い撃ちだって。

心底驚いた
その手法が怖いとも感じた

事の真偽はわからない。そもそも、私はこのライターの方やこの騒動・記事も全然知らなかった。オリコンの提訴の騒動で内容も初めて知った。ただ「オリコン」ってこういう対応をする会社だと認識することになった。これがこの会社のコンプライアンスということか。

うっかりオリコンを批判すると
一個人でも5000万円の賠償を求められるってことだな。
つまり、おちおちオリコンの話題もできないってことになる。
ブロガーの皆さん、
オ・リ・コ・ン・さ・ん・の・意・思・に・沿・っ・て
オリコンの話題は慎んだ方が身のためということですよ。

この分じゃ「○○初登場一位!」の引用も、場合によっては”著作権侵害”で提訴されることも
ありえない話じゃないってことだね。派生で、そういう解釈さえ可能になるのでなかろうか。
全ては、そして全てがオリコンさんの”胸三寸”なのだ。とても怖い状況だ。

私の中の「オリコン」は終わった。
完全に終わったな・・・
もうあの「オリジナル・コンフィデンス」じゃないね

事の真偽ではない。こういう対応をする企業体質をまざまざと認識したからなのだ。私のなかでこの会社への「コンフィデンス」が確実に消えたよ。

私が疑問に思うのは、なぜ最初にまず出版社を提訴しないのだろうかという事。これはある意味、社会の常識であり、マナーでもあると思う。それをいきなり個人を狙って提訴している。それも高額な金額を要求している。私の拙い知識でも、これに応訴するだけでも印紙代とか細かいものはもちろん、金額に応じて個人は大変な負担を強いられるのだ。あげくにライター活動も停滞するだろう。オリコンの本音は実はここにあるとの報道さえある位だ。

私はこの方がどのような方か存じ上げないので、その分客観的に言えるが、少なくとも
上場会社/法人がその組織力・資本力を盾に個人をこのような形で追い込むのはフェアではないと私は感じる。少なくとも「感情的」な印象だ。公的存在である上場企業としての理性的な行為ではないとも思う。裏にあるかもしれない本音?をつい探りたくなる。

いずれにしても、その”フェアでない感じ”が私のオリコンへの信頼を一気に失わせたのだ。
そしてこのフェアじゃないない感じは、そのまま
私の中のこの企業の新イメージに直結した

それにしても何故オリコンはここまでムキになるのだろう。やはりジャニーズ事務所絡みのせいであろか?このままネット時代に背を向け、その趨勢に必死で抗うこの事務所と心中するつもりなのだろうか?それにライターの疑念にどこまで精緻にデータを公開して対応したのだろうか?いや私には今更どうでもいい事だけど。

私には、オリコンに不利な事を悪く書くと誰でもが提訴される事態になるかもしれないという印象を抱いたのは事実だ。だから一市民としても、一ブロガーとしても「オリコン」と関わらないことが一番安全という事になる。だからこれからは一切オリコンの話題はしない事にする。オリコン出典の話題は怖いから書かないことにします。チャートの話題はオリコン以外の、他のメディアから引用させて頂くことにします。

でもそういう気持ちにさせたのはオリコン自身だよね。

この訴訟で「オリコン」は何を守ろうとしたのだろうか?
これが「信頼」を得る最善の策と本気で考えたのだろうか?
大衆と交わるメディアとして大切な何かを
失う事は予想できなかったのだろうか?
大衆の思いを掬い上げる事で成り立っているはず企業が
こんな対応するとは私には信じられません・・・

大衆に引用される事もこの企業のアイデンティティのはずなのに、
大衆の口を封じるような、まるで自分自身を自ら否定する行為。



ここがこれからどんな風にビジネスを展開するのかな・・・?
この訴訟騒動の流れで「オリコン」自体が世間(社会)から疎まれたり、無視されたり
又は関わりを避けられる存在になったらどうするつもりなのかなぁ

それにしても先代の社長はこの事態をどう見ているのだろう?
オリコン立ち上げの苦労話を知っているだけに気になるところだ。

ps
 私はとりあえず以前のオリコンのBLOGを本日全部削除しました。これは私の「オリコン」への気持ちの表れです。創業以来見てきた「オリコン」が今私の中で完全に終わりましたもう「オリコン」は、私にとって「オリジナル・コンフィデンス」ではなくなりました・・・。

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「Faces Of The Harp」-Harp Musicのコンピレーション

2006年12月03日 | ♪インスト・New Age

 
Faces Of The Harp (Harp音楽のコンピレーション)
Celtic & Contemporary
-NARADA-

突然ですが
私はハーピストなんです!
でも胸張って言えるほど上手くないし、初心者だし、更に男(おじさん)だし(笑)。
でもね、最近小さいIrish Harpを独学で始めたんですよ!

まぁグランド・ハープはドレスアップした麗しの美女のものでしょうが、トラッド系のハープは男も多いです。元々アイルランドでは男の吟遊詩人はHarpを携えていたそうですしね。そもそもHarp自体が歴史上紀元前から存在する楽器なので、元々は男性が演奏するものだったのでしょう。先般お亡くなりになってしまったチーフテンズのデレク・ベルさんも、このアルバムに収録されていますがこの方も男性でした。

Harpは女性、それも美女のものというイメージが作られたのはクラシック界から来ているのでしょう。そう言えばクラシックのソロの器楽の女性って”ルックス重視”なのはクラシックの暗黙の了解ですよね・・・。でもこれって、音楽にとって何か嘘臭いなぁ~。そりゃ容姿が美しい方が良いとは思うけど、でもそれって音楽にとって何か嘘臭い感じがする。本音と建前みたいな2面性を感じるな。こういうところは、私がクラシック界で感じる苦手な側面のひとつです。

このアルバムは文字通りCeltic & Contemporary と多彩な種類のHarpやアーティスト、演奏スタイルが満載です。それぞれの世界では有名な方が集められたアルバムです。特に大好きのなのは1曲目かな。これはAmazonで試聴できるのでお試しあれ!きっと皆さん好きだって言ってくれると思います(^^)。

それはともかく、私もミニハープを買い求め(入手が大変だった・・・)
ただいま独学中で~す(^^)

私のHarpの腕が上達したらここに演奏をUpします。
でもいつになるやら~(笑)。

 

PS.南米でHarp(ハープ)がArpa(アルパ)なのはそのスペルを見るとルーツは一緒だった事が伺われます。”H"は発音上無声音となり易いので、それで伝承上”アルパ/Arpa”になったんだろうと思われます。

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