某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「君に捧げるほろ苦いブルース」- 荒木一郎

2006年11月30日 | ♪国内 -男性


君に捧げるほろ苦いブルース」- 荒木一郎
作詞:作曲:編曲:荒木一郎
1975年

♪寂しさに ひとり飲む コーヒーは
挽き立ての ほろ苦い 味がする・・・♪


 この曲を最初に聴いたのは学生時代だった・・・。そのころは自分にとって、青春時代特有の孤独感を抱えていた頃だったように思う。そんな時に聴いた、このディキシーぽい雰囲気もあるメランコリーな曲がとても心に沁みました・・・特にその都会的センスに溢れた、感性豊かな歌詞に。こんな世界を書ける人って今の時代もういないんだよなぁ・・・

♪寂しさにひとり飲むコーヒーは
 挽き立てのほろ苦い味がする・・・♪
とか
♪寂しさに一人弾くセレナーデ
 イントロはほろ苦い音なのさ・・・♪

歌詞が良かったなぁ。(音の無い)単純な「詩」としても完結してしていると思う。確か音響メーカーのトリオ(現ケンウッド)からのレコードでのリリースだった。この人は確固たるオリジナリティをもった、本来の意味での"アーティスト"だと今でも思う。制作費の抑制がなんとなく感じられる音ではあるが(いろんな事情があったのかも?)この方の天賦の才能を十分に感じる曲だ。


当時のレコード・ジャケット(シングル盤)

更にカップリングの「ジャニスを聞きながら」も最高に良かった!言うまでもなくジャニスとは、この時代は”ジョプリン”であるが(笑)。この方はあのトラブルさえなければその才能溢れる感性、都会的センス、オリジナリティで、もっともっとポピュラー音楽史上に名を残す才人であったろうとしみじみ思う・・・。

先日TVで見たら、理由は忘れてしまったが裕福な暮らしをされていて特に生活のために音楽を切り売りする必要がないような事を言っていたように思う。それならなお更のこと"創作意欲"からのみ生み出された楽曲を聴かせて頂きたいものだ。きっと、特に団塊世代であるなら、共鳴を持って受け入れる人も多いに違いない。

ゴールデン☆ベスト
ウルトラ・ヴァイヴ

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荒木一郎 名選集
プライエイド

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君に捧げるほろ苦いブルース
インディーズ・メーカー

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荒木一郎 プライム・ベスト
荒木一郎,チト河内,深町純,小谷充,安川ひろし,江夏健二,竜崎孝路,海老原啓一郎,船山基紀,神保正明,松井忠重
テイチク

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「フィースト/風の宴」-ハウゴー&ホイロップ

2006年11月28日 | ♪海外 -グループ


フィースト/風の宴」-ハウゴー&ホイロップ
FEAST」-Haugaard & Hoirup
(正確には北欧文字)
2005年・デンマーク

北欧が恋しい季節になってまいりました
(えっ?私だけ?(笑))

 ”凄腕フィドルと歌心溢れるギター。
デンマークの音楽賞を総なめにした北欧最高のデュオ”
このコピーに嘘は一切ありません。

実はこのコンビ、来日した昨年の内に紹介しようと思っていたのにいつのまにかこんなに月日が経ってしまいました~(^^;。そして、そうこうしている内に来年の来日公演のスケジュールが決まってたりしてます・・・(下記写真損ご参照)。

このBlogにおいで下さっている方にはなんだかプロ方が結構が多いらしいです~(光栄です。ありがとうございます)。今回はそんな”音楽通”の方にも、もちろん何のこだわりもなくいろんな音楽を楽しんでいる方々にも、どなたにも納得頂ける素晴らしいアーティストを取り上げてみます。

CDを出せば誰でもアーティストと呼ばれる時代に、正に”アーティスト”と呼ぶに相応しいコンビです。名前は日本語にするとハウゴー&ホイロップ/Haugaard & Hoirup(注:北欧文字を使用しないので正確ではありません)。ちょっと呼びづらいかもしれません。彼らはデンマークのフィドルとギターのコンビです。でもただものではありません!

-------------------------
ハウゴー&ホイロップ/Haugaard & Hoirupプロフィール
(日本のサイトより引用)

新鋭天才フィドラー、ハラールと、熟練のギターと歌を聴かせるモーテンによるデュオ。デンマークの伝統音楽をベースに、ケルト音楽や北欧の伝統音楽/フォークを華麗なテクニックのフィドルと歌心溢れるギターで聴かせる。

1998年結成。アルバム『リーズ~灯り』(2001)、『イン・ザ・サマー』(2004)が共にデンマークのグラミー賞受賞、デンマークのトラッドNo.1の地位を獲得。2003年にはヨーロッパ・フォーク賞にノミネートされたほか、モーテンは父親のフィンとともに'デニッシュ・バラッド・アルバム賞'を受賞している。2002年12月に初来日、日本の観客に新鮮な衝撃を与えた。また、日本人シンガー・Yaeとのコラボレーション曲「名もなき君へ」はNHK 「みんなのうた」に起用され話題に。2005年、NYのアイリーン・アイヴァース他、欧州のゲストを迎えたアルバム『フィースト~夢の宴』をリリース。

ハラール・ハウゴー(フィドル)
Harald Haugaard(fiddle)

1975年、オーデンセ生まれ。7歳よりフィドルを始め、伝統音楽を基礎として学びながら、ピアノやドラムスなどの楽器にも熟達する。一方で、カール・ニールセン・アカデミーに入学を認められて、クラシック・ヴァイオリンを学ぶ。後にアカデミーに伝統音楽課程が創設され、その教授として伝統音楽を教えている。現在、ハラールの教え子たちが伝統音楽のミュージシャンとして次々デビューを飾っており、ハラールはデンマーク伝統音楽の最重要人物として認知しされている。

モーテン・アルフレズ・ホイロップ(ギター&ヴォーカル)
Morten Alfred Hoirup (guitar,vocal)

1961年、コペンハーゲンに生まれる。父親のウェディング・バンドに参加することで、音楽を学んで育った。当然、伝統音楽ばかりでなく、幅広い音楽を身につけ、ジャンルやスタイル、地域の違いを超えて自由に往来する。ほぼ四半世紀にわたるキャリアの中で共演したアーティストの出身地はヨーロッパ全域から北米におよぶ。作曲家、プロデューサー、教師としての活動も旺盛で、映画・テレビ関係の仕事も多い。音楽評論や放送分野でも活躍。デンマークのフォーク・シーンを支えるキー・パースンの一人である。

私は長年いろんなジャンルの音楽を聴き続けていますが、この方のフィドルorバイオリンは私の中ではBest3に楽々入ります!それはまず超絶なテクニック。わかり易く言えばチゴイネルワイゼンみたいな曲でもまるで練習曲のように?弾きこなし、またバイオリンの技法は全てこなし、更にここが重要ですが、クラシックでもトラッドでもどちらもテクニックにおぼれることなく心/魂で弾くことができる人です!世の中に、特にクラシック界ではテクニックをひけらかすタイプの人は多いですが(というかテクニックを聴かせるので当然かもしれませんが・・・)この方はテクの上にあふれんばかりの心の豊かさを乗せて弾いています。

同じ楽器がクラシックの時は正にバイオリンですが、トラッドの時はフィドルに一瞬に変わります。この意味がおわかりになりますでしょうか・・・?ホントにそんな感じでした。またエンタテインメント性も豊かで、人間的にもほれぼれするほど魅力的な人たちです。来年の公演は音楽ファンは必聴ですよ!(私はあくまでも一音楽ファンとしてお勧め致します)

  
2007年の公演パンフレットより

REJSEDAGE/TRAVELLING (DVD付)
GO' Danish Folk Music

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フォレスト~ライヴ・イン・デンマーク
プランクトン

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フィースト~夢の宴
プランクトン

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どこまでも一緒よ
佐藤良成(ハンバート・ハンバート)
ミディ

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「死んだ男の残したものは」-倍賞千恵子

2006年11月26日 | ♪国内 -女性


死んだ男の残したものは」-倍賞千恵子
作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹 編曲:小六禮次郎
アルバム「あなたにふれたいばかりに」(1990年)収録

今年は武満徹さん没後10年だそうです。記念盤がいろいろ出てますね。ちょっと異色なところでは石川セリさんの盤「MI・YO・TA」 も複刻されたりしてます。ここではこの曲を採り上げてみました。この曲は詞も素晴らしい・・・というか深くて衝撃的ですよね。

兵士は妻を残して死んでいった・・・

その妻も戦争で殺され、幼子だけが残された・・・

その幼子さえも無惨に戦争で殺された・・・

命をかけて戦ったこの兵士は死んだ・・・

全てを失い、全てが消えた

でも、平和は訪れなかった・・・

だから残された人々(つまり私達)が

兵士の死を無駄にせず

平和な地球にしなければならない

という歌ですよね。う~ん深いです・・・

ところでこのアルバム、名曲のカバーです。素敵なアルバムですよ~ (^^)

1 . しあわせについて (さだまさしさんの曲)
2. あなたしか見えない 
3. さくらのバラード 
4. 上海帰りのリル 
5. さよならはダンスの後に 
6. あなたにふれたいばかりに 
7. 少女よ 
8. 死んだ男の残したものは 
9. 黒のサンバ 
10. さよならの夏  (森山良子さんの名曲)
11. あなたの空を翔びたい 
12. 愛は限りなく 

GOLDEN☆BEST/倍賞千恵子 まるで映画のひとこまのように・・・
谷川俊太郎,岩谷時子,麻生香太郎,谷村新司,万里村ゆき子,尾崎亜美,加藤直,なかにし礼,音羽たかし,森繁久彌
ソニー・ミュージックハウス

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倍賞千恵子 抒情歌全集
キングレコード

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倍賞千恵子全曲集2010
永六輔,木下龍太郎,山田洋次,石塚克彦,下村明彦,横井弘,土屋花情,小野寺興吉
キングレコード

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いらっしゃい
倍賞千恵子,白峰美津子,小六禮次郎
徳間ジャパンコミュニケーションズ

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「IO CANTO」-Laura Pausini

2006年11月25日 | ♪海外 -女性


IO CANTO」-Laura Pausini
ラウラ・パウジーニ
2006年11月

全POPSファン待望の新譜です!

イタリアの、いや今やそんな一地域の次元ではなく世界中に多くの熱いファンを持つラウラ・パウジーニの待望の新作が出ました!このブログでも昨年の11月13日に記事にしておりますが、私もファンクラブに入っているほど大好きです・・。もっとも更新手続きしていないので最近連絡来ないけど(^^;

今の世界のポピュラー・ミュージックは大きくいうと、従来のロック・フォーマット系の他に、あとアメリカ発の黒人系のリズム系(メロディが希薄)とか、アメリカで言うとより白人のルーツを前面に出したルーツ系とかが目立つような気がします。反対にセリーヌ・ディオンのような普遍的なPOPSは出番がなくなってきてしまいました。ファン層を絞り込んだセグメント化されたタイプの音楽と、あとなんと言うか「民族」のアイデンティティを強く押し出した音楽ばかりがどんどん目立ってきているように感じます。そして後者は世界の情勢と無縁ではないとも感じます。

 そんな中で、彼女のような、メロディありきの音楽を、先端の音楽のセンスで普遍的な上質のPOPSを聴かせるタイプのアーティストは意外と少なくなっていると思います。もちろんそのタイプがいても、ここまで聴き応えのある高いレベルに仕上げている人は欧米ではもうあまり思いつきませんデス。

彼女はイタリアの人ですが、このアルバムも同時にスペイン語盤も出ていますし、別のアルバムでは英語盤でアメリカ・英語圏にも進出しているし、ちょっと前にはフランスでのライブ盤も出ているし、以前から南米でも大人気だし、今や世界でも有数の人気を誇っています。日本では普段英語圏の音楽情報しか報道されません。それもパブリリシティが中心だからレコード会社が売りたいアーティストの情報ばかりです。なのであまりこの人の情報は耳にしませんが、でももしかしたらその人気度は全世界で見ると遥かに想像以上なのかもしれません・・。そうそう以前はローマ法皇の前でも歌を披露していたと記憶しています(確か)。オフィシャル・サイトは6ヶ国語対応だし(^^)<日本語はないけど<おいおい(^^;。

ちなみに、このアルバムではあのJuanes・ファネスとかフランスのジョニー・アリディともデュエットしていたりしてます。 セリーヌ・ディオンとかの万人向けPOPポジションが空白の今、正統派のPOPSを世界規模で継承できるアーティストは彼女以外にいないでしょう

Io Canto
Warner Music Latina

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The Best of Laura Pausini: E Ritorno Da Te
WEA International

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Le Cose Che Vivi
WEA International

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Live in Paris 05
WEA Latina

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「いつまでも好きでいたくて」-Wink

2006年11月24日 | ♪国内 -グループ


いつまでも好きでいたくて」-Wink
作詞:秋元康 作曲:加藤和彦 編曲:門倉聡
1994年

切ない片思い・・・だ

ぶっちゃけ言えば、この歌詞世界はユーミンの「卒業写真」の焼き直しだと思う。でも青春期のこの片思い感はいくつになっても切ない、いや歳を重ねる毎に鮮やかに思い出されるから永遠のテーマなんだと思う。天才メロディ・メーカーの加藤さんの意図的な70年フォーク・テイストなメロディも素晴らしい!

ところで、私の秋元康氏を見る目は厳しい。その”あざとさ感”が好きじゃないのだ。ただしそれは作品そのものではなく、おニャン子クラブ などでで見せた彼の手法及びその功罪なのだが。いずれにしても、私は彼が犯した日本の歌謡史における罪は大きいと思っている。

彼はお得意のパロディの手法で「アイドル」を生み出すことに目覚めて、結果的にイージーな「アイドル」の量産化を手がけてしまった。TVメディアと結託して、禁断のパンドラの箱を空けてしまったのだ。

70年代以降のアイドルは、多くの大人達が知恵を寄せ合ったプロジェクトであり(アイドルを言われたその人自身はともかく<おいおい(笑))プロジェクトとしては、多くが高水準を維持していたと思う。ところが彼は放送作家という立場を活かして、その手法をTVという巨大なメディアを利用してイージーに展開させていった。その結果生じたのはアイドルの低質化そのものだった。

そもそも彼は”パロディ”的にアイドルを産出していたはず。なのに、いつの間にかその成功事例がメインストリームとなってしまい、ついには従来型の知恵の集合体であったはずのアイドル・プロジェクトを消滅させてしまった。つまり、「アイドル」の概念を根本からすり替えてしまったのだ。それも誰も気付かないうちに・・・(いや今でも気付いていない人の方が多いのかもしれない)。更にもしかしたら彼もそんな意図さえなかったのかもしれないが・・・。ただ結果として、圧倒的なアイドルの質の変質化=低質化を招いた。そして今に至る、アイドル=ちょっとカワイければなんでもOK状態にしてしまったのだ。

かくして、悪貨は良貨を駆逐した
(悪貨=パロディで生まれたお手軽アイドル/ 良貨=戦略を持って生まれたプロジェクトとしてのアイドル)

今では、グラドルとかネットアイドルとか果てはフードルなんて言葉まで生まれたのはその証拠である。いわば、アイドルは世間からの幅広い認知を受けられない、存在そのものが俗な存在になってしまったのだ。その発端がこの秋元氏だと私は信じている。いわゆるアイドル歌謡曲も彼以前と以後で、音楽/「歌謡曲」の評価は大きく違う。彼以前の曲の多くが今でも長く聞き続けられていると思う。ただし、彼の作品そのものにはあざとい駄作と同時に、結構素敵なものもあるから私もちと困るのだが・・・。

おっとWinkは上の話の流れとはは全く関係なく、正統アイドルとしては最期の存在。私は大好きで~す(^^)。良質な作品が多いです。

 

MEMORIES 88~96
及川眠子,Joe Lemon,森雪之丞,STOCK,松本隆,秋元康,ハナ カツオ,岩谷時子,康珍化,大黒摩季
ポリスター

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WINK TREASURE COLLECTION
ポリスター

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WINK VISUAL MEMORIES 1988~1996 [DVD]
ポリスター

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WINK PERFORMANCE MEMORIES [DVD]
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「PASTORALE」-Tingstad & Rumbel

2006年11月23日 | ♪インスト・New Age


 PASTORALE」-Tingstad & Rumbel
 Eric Tingstad : Guitar(ギター)
Nancy Rumbel : Woodswinds(木管楽器)

1997年

ふたリが織りなすギターと木管楽器の
アンサンブルがひたすら美しい!

多分、質においては世界で一番音楽カタログが充実しているはずの日本において、残念ながらありそうで実は少ないのが”クラシック物ではではない器楽系のアルバム”ではないでしょうか・・・?と言っても、もちろんピアノとかアコースティック・ギターとかは沢山あるし、他にもハープ(アルパ)とかリュートとか探していくとちょろちょろ見つかります。でも一部を除いてこのジャンルの殆どがメロディを中心に聴かせるインスト物だったりします。イージーリスニング系?いわゆる「予定調和」的な内容で、実際に聞かずとも内容を予想できるものが多いです(^^;

この点において、アメリカのNewAge系のジャンルは一日の長を感じます。私が持っているこのジャンルはほとんどアメリカ発のアルバム。ここに紹介するこのベテラン・コンビもアメリカ発。リリースは、今や、いつの間にかBluenote系列となってしまったNARADAレーベル発です。

最近あまり時間がとれないのであまり詳しくかけません・・・興味がある方は彼らのオフィシャル・サイトをご訪問下さいませ。Amazonとかでも試聴できますのでおためしあれ!

Tingstad & Rumbel


Eric Tingstad
 
Nancy Rumbel


全くの余談ですが、
私は一音楽ファンとして下記に同意致します。
ちゃんとした対価を支払って音楽を楽しみたいな~
(NARADAに書いてあったものです)

Each year, the recording industry loses billions of dollars to all
forms of music piracy. It is not a victimless crime. Illegal
downloads and music piracy set in motion a chain reaction that hurts
everyone  from honest customers and retailers, to artists,
songwriters, producers, studios, musicians, engineers, publishers,
record companies, manufacturers and delivery services thousands of
people have lost their jobs.  . 

Pastorale
Narada

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Leap of Faith
Cheshire

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Paradise
Narada

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American Acoustic
Narada

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Acoustic Elegance: Ultimate Collection
Narada

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「Brian's Song」-Michel Legrand

2006年11月19日 | ♪インスト・New Age


Brian's Song」-Michel Legrand
ブライアンズ・ソング」-ミシェル・ルグラン
アルバム:オリジナル1972年


  1.ブライアンズ・ソング 
2. 恋のテーマ 
3. ザ・ディープ・ブルー・C 
4. これからの人生 
5. ピカソ・サマー 
6. 愛のささやき 
7. おもいでの夏 
8. 嵐が丘 
9. 美しき愛のかけら 
10. 風のささやき 
11. アイ・ウィル・セイ・グッバイ 
12. イッツ・グッド・トゥ・ビー・アライヴ

今の内ですっ!

いうまでもありません。あのミシェル・ルグランです。でもこのアルバムは今後再度CD化される事はまずないでしょう・・・。このCD化も世界初(2004年)。手に入れるなら今のうちです。さらにボーナス・トラック付だし。それにしてもこのBell/ベル・レーベルのロゴがなつかしいっ~っス。当時はCBS/SONYからのリリースだったなぁ。パートリッジ・ファミリーなんかも思い出すし(笑)。

 

最近プライベートで忙しくて落ち着いてBlogの更新ができません(^^;。それはともかく、この曲には特別な思い出があります(内緒だけど(笑)。これは映画のテーマでした。この映画見てないけど(笑)。いや正確にはTVでやったのを見たような気がするけど内容を覚えてない。

各曲を聴いて思うけど、この人の場合、作曲した側イメージと一般の人の曲に対する印象って結構違っているような気がする。それは「風のささやき」を聞いた時とても強く感じた。慣れればこのアレンジも好きになったけど、最初は「えっ」という感じだっなぁ~(笑)。

この曲やアルバムを当時知っていた方、
入手は今のうちです!

ブライアンズ・ソングス
ミシェル・ルグラン
BMG JAPAN

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ル・メイユール・ドゥ・ミシェル・ルグラン
ミシェル・ルグラン
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント

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ジ・エッセンシャル・ミシェル・ルグラン・フィルム・ミュージック・コレクション
ミシェル・ルグラン,ミシェル・ルグラン,フレミッシュ・ラジオ・オーケストラ
ヴェリタ・ノーテ

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「35年目のリクエスト」-亀渕昭信

2006年11月14日 | 【徒然随想】


35年目のリクエスト」-亀渕昭信
書籍/白泉社/06.11.15発刊  1365円

”やぼったいほどの真摯である。
こういうカメ氏を
「かっこいい男」だと私は思う。”
-中島みゆきさん
※私は真摯であり紳士でもあると思う(笑)

これは本です。新刊です。

今年4月に放送された特番「亀渕昭信のオールナイトニッポン/35年目のリクエスト 青春のかけら届けます」が本になりました。
1969年から約4年、「オールナイトニッポン」のDJとして、当時の若者たちから圧倒的な支持を受けていた「カメ」さんこと亀渕昭信さん(元ニッポン放送社長でもあります)が33年ぶりにパーソナリティを務めたこの特別番組は、偶然発見した35年前のオールナイトニッポン・リスナーからの手紙を元に、そのリスナーたちを訪ね、彼らに「青春のかけら」を届け、今を生きる彼らの姿を描いた番組でした。約200通の手紙から元リスナーに連絡を取り、紆余曲折を経て、3人の元リスナーを訪ねることが出来たそうです。とても感慨深い番組でした!

この番組を聞き逃した方はもちろん、お聴きになられたかたも是非読んでみてください!私は今日本屋さんで見つけ、ソッコーで購入、感動しながら読みました(^^)

そうそう発売記念の
サイン会もあります!

カメ&アンコー・トークショー
「一夜限りのオールナイトニッポン」
11/26(日) 丸善・丸の内本店 14:00~
 
亀渕昭信(カメ)さん 斉藤安弘(アンコー)さん

行くべし!
ただし限定100名だよ!
急げ!
※詳しくは上の大きな画像をクリック

ps.未だにカメさんをアナウンサーと誤解している方が多いですが、カメさんは元々編成の人だったです。アナウンサーではありません。で一方のアンコーさんは生粋のアナウンサーです。お間違えなく(^^)

35年目のリクエスト?亀渕昭信のオールナイトニッポン
亀渕 昭信
白泉社

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「Across The Great Divide」-Kate Wolf

2006年11月12日 | ♪海外 -女性


Across The Great Divide」 - Kate Wolf
ロッキーを越えて」 - ケイト・ウルフ

by.Kate Wolf(1981年)
<Kate Wolf 1942-1986>

 

 この人もまた、急性白血病で亡くなった方です・・・

あの本田美奈子さんがお亡くなりになってもう一年になるそうです・・・月日の経つのは本当に早いものです。「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」(奥の細道/松尾芭蕉)。なんだかそんな言葉が迷いもなく出てきます。しみじみ実感・・・。人は生まれ落ちた瞬間から人生という旅に出たわけですが、その旅路は齢を重ねるほど更に早足になるような気がします。不思議です。

ところで人生の旅路と言えば、この人も駆け足で自分の道を走り去った人です。幾度かの結婚をし、子供を授かり、歌に生き、死の間際まで音楽を作り続けた人。そして本田美奈子さんと同じ病魔に冒されその短い生涯を終えました。

ただ本田美奈子さんと違ったのは、
この方は最期まで有名な存在ではなかったこと。

本田さんは既にスターとしての地位を築いておられましたが、Kateは生前はごく一部の人にしか知られていない地味なローカルな存在のシンガー・ソングライターでした。死後に評価が徐々に高まり、なんと日本に正式に紹介されたのは彼女が亡くなってなんと10年後でした!(1996年)。ちなみにこのアルバムは病床の上で、自ら選曲・編纂したアルバムです。あのライノ(Rhino)からの編集盤です。

私がこの名曲を最初に知ったのはあのNanci Griffithのグラミー賞も受賞した名盤「Other Voices,Other Rooms」のアルバムでした(アルバムの1曲目)。


Other Voices, Other Rooms
-Nanci Griffith/ナンシー・グリフィス(1993年)

”眠れない夜、羊の代わりにトラブルの数を数えている私・・・”
と始まる「ロッキーを越えて/Across The Great Divide」。
素朴で、穏やかに孤独で、しみじみした名曲だと思いました。この作者が気になりました。
で作者を探してこのアーティスト、Kate Wolf/ケイト・ウルフに出逢いました。でも彼女が既に故人であることも同時に知ることとなりました・・・。ちなみに最近ではあのルシンダ・ウィリアムスにも別のカバー曲があるそうです。

彼女を”伝説のアーティスト”と呼ぶには、そのちょっとセンセーショナルな響き?は、その穏やかで内省的な作品群には似つかわしくないのかもしれません・・・。ただどう形容するにしても、彼女のようなコマーシャルな音楽性とは無縁の、生活の延長上で創作された音楽が生き続けたその事自体は確実に”伝説”と呼ぶにふさわしいと思います。

普段私達が耳にする音楽はアーティストがどんなに否定しても頭のどこかにリスナーやマーケットを無意識にでも想定したものだと言えます。何故なら逆説的ですがKateの音楽を聴くと、あまりに素朴で、無防備、まるで一人の女性の日々の日記のような淡々とした世界が広がるから・・・。そう彼女の歌はいわゆる商業音楽とは確実に一線を画していると言えます。純粋にノン-コマーシャルで内容ごくパーソナルなものが殆どです。それは彼女が元々自分でレコードを制作して自分で売っていたというインディーズの元祖?のような活動が元になっていることからもわかります。最初の2枚はなんと自宅のキッチンで録音したとか・・・(^^;。

秋の一日、たまにはこんなに地味で内省的な、
ノン・コマーシャルな世界に浸るのをお勧め致します。
(特に音楽を始めたきっかけと、続ける理由を忘れがちな
プロフェッショナルの方々に・・・?(^^;

PS."Where the river changes direction across the Great Divide"のthe Great Divideとはロッキー山脈を指します。実に雄大なる分水嶺だ(笑)。

Gold In California: A Retrospective Of Recordings, 1975-1985

Rhino

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Back Roads

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Treasures Left Behind: Remembering Kate Wolf

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Lines on the Paper

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「チャンチキおけさ」-三波春夫

2006年11月09日 | ♪国内 -男性


チャンチキおけさ」-三波春夫
作詞:門井八郎 作曲/編曲:長津義司
1957年

 

(ゆ)く空に 桜の花が あれば佳(よ)し 」
-北桃子(ほくとうし)-
北桃子(ほくとうし)の俳号を持つ三波春夫さんが、
この辞世句を残して逝かれたのは平成13年4月14日でした・・・

 

三波春夫さんを取り上げるのは何も奇を衒(てら)っているわけではありません。この「チャンチキおけさ」が本当に大好きなんです。さすがに同世代の仲間とか若い世代にはなかなか理解してもらえないのであまり公言していませんが(^^;、でもいつも持ち歩いているHD Walkmanのブックマークにちゃんと入っています。

♪ 月が侘びしい  路地裏の
屋台の酒の  ほろ苦さ
知らぬ同士が  小皿叩いて
チャンチキおけさ
おけさ せつなや  やるせなや ♪

物心ついた頃から日常的にTVの中にいて、毎年の紅白歌合戦でも歌ってくれていたこの曲または三波春夫さん、いつのまにかこの曲の歌詞が頭に入っていました。でもね、不思議なんですよ。ここ最近この曲をなにげに耳にすると、その歌詞の切なさや情景に思わず涙してしまうんです・・・。なんだか昔の日本人の輪に入っている感じになります。

近年紅白が面白くない・・・と、しばしば話題になります。もちろんいろんな要素があるでしょうけど、その一つはこの三波春夫さんの不在が大きいと思うようになりました。喪失感。この人の存在感は圧倒的でした。歌自体は浪曲ベースでしたし一世代以上も前のパターンものかもしれませんが、そんな事は別にしてこの方の存在は本当に大きかった!まるで日本人全体のお父さん、それも生き方のお手本のような明るいオーラに満ちていたように記憶しています。だから、世代による歌の好き嫌いはあったにせよ、それを超越した、みんなを包み込み暖かさや明るさを感じていました。

そして大晦日にこの明るい歌声を聞く事によって(それも家族みんなで)、翌年の希望につなげてこれたと言っても大げさではないように思います。でも今はそこまでの存在感を持った歌手は見当たりませんねぇ・・・。それはここまで生き方のピンとした背筋まで感じられる人が、今の歌手にはいないからだと思います。

 ”お客様は神様です”
ところでこの方のこの名言、時にはお笑いのネタにされたりしていますが、でも誰もその真意を真剣に考えた事がないのではないでしょうか?いや単に”お金を払ってくれるからありがたい”という意味にとっている方が大半かと思います。

違います!

これの真意は、「飽くなき藝毎の追求」にあるのです。
「舞台に立つとき、敬虔な心で神に手を合わせた時と同様に
心を昇華しなければ真実の藝はできない」
という事なんだそうです。

だからこの言葉からお金を事を連想する事自体この方に大変失礼なことなのです。また一方で、俺達は”神様”なんだから、金を払っているんだからファンは何を言っても良い、という風潮があるならそれは大きな間違いではないでしょうか・・・?

ともかくその辺の、芸もないのに「お笑い芸人」と称する人達にこの言葉を少しでも煎じて飲んで頂きたいもんですね(笑)。貧しい過酷な幼少時代、シベリア抑留時代(戦友が敵に撃たれた血しぶきを浴びたこともあるそうです・・・)を経て、だからこそ日本を明るくする事を念頭においてずっと歌を歌って来られた三波春夫さん、そんなこの方の人生を思うとき、人の生き方の指針が見えるような気がします。

私は三波春夫さんを心から尊敬致します

ps.この曲再録音バージョンもありますがはやり最初の録音が一番良いように思います。またもちろん全員一斉の同時録音時代、失敗したらラッカー盤まで無駄になる時代の緊張感を持った昔の録音には、真剣勝負の素晴らしさを感じます。何度もやり直しがきく今の同時録音とは全く意味合いが違います。

※一部「「NHK 知るを楽しむ 私のこだわり人物伝三波春夫~森村誠一」を参考にさせて頂きました。現在発売中です683円。

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ひとりごと

2006年11月08日 | 【徒然随想】

 

今日はお前の大事な日
人生のターニング・ポイントの日だ

今までよく頑張ってきたなぁ・・・

思えばいろんな出来事があった
よくここまで来られたとしみじみ思う

人知れず泣いた夜があったね
でも、楽しくて時間を忘れた夜の方が多いよね

今はもう逢えない大事な人達もいる
でもみんなどこかで見守ってくれているよ・・・

そうそう、人に言えない秘密だってあるんだ
もっともそれは別に悪いことをした話じゃないけどね

人知れず良いこともしてるよね
でも誰にも言わないのがお前のやり方

長い時の流れの中で
「自分自身を信じきる」
という一番大事な事を覚えたね

だからお前はもう何があっても大丈夫

そして、もう一人の信じる人と歩んで行くんだ
これからも・・・ずっと・・・

2006.11.8


「涙のトッカータ」-ポール・モーリア

2006年11月06日 | ♪インスト・New Age


涙のトッカータ」-ポール・モーリア
Toccata」-Paul Mauriat
by.G.Rolland(=この人は彼の楽団員の一人)
(オリジナルVerは1973年。このアルバムは再録音Ver)

完璧!

この楽曲、音楽的に完璧だと思います。メロディやそのコード進行、楽器編成や良く練られたアレンジメント、音響的な意味での”サウンド”。たかだか3分そこそこの曲に音楽のエッセンスが凝縮された名曲だと思います。

ポール・モーリアさんが死去されました・・・。徐々に表舞台に出てくる機会が減っておりましたのでもしや・・・とは思っておりましたが、やはりとても残念です。私は今までの感謝の気持ちを込めて、この方とこの曲を取り上げてみます。

今回の逝去に際して、きっと著名な”音楽評論家”と言われる方々は沈黙のままなんだろうなぁ~。いやそもそも通好みのメディアもこの話題、さらっと流すだけでしょう。その理由は簡単。きっと、この人やこの手の音楽を表立って取り上げると、何だか自分(達)がレベルが低く見られるような、そんな妙なプライドがあるんだろうな。私はそんな人達が大嫌い。もっとも、私がこんな拙いBLOGを書いているのは、そんな人達に対する反抗心もかなりの比重を占めていたりする。私は音楽メディアを信用していない。

彼らがこの人を正面から評価しづらいのは「万人向けのわかりやすい」音楽だったからだ。でもね、この人、いつも「イージーリスニング」というジャンルで十把ひとからげにされているけどそれはちょっと違うぞ。この人の音はいつも斬新だった。ちゃんと聴けばすぐわかる。他のオーケストラは、単にメロディをストリングスを乗っけてそれこそ「イージー」なサウンドばかりだったけど、この人の音楽は、細かい試みが沢山あった。創作の手法自体は決して「イージー」ではない。

この曲、(自作ではないが)クラシカルな隙のないメロディ、凝った弦の掛け合い、ブレイクに入るドラムの意外性(再録Ver)、またこの手の音楽だからできたダイナミクスの違う生楽器を音像上一体化して新しいサウンドにしている(ギターと多層の弦)。またこの人はシンセ・サウンドも割と早くから取り入れていたし、一方チェンバロとかハープとかも効果的に採用していた。更に更に、音響的には楽器をパンニングさせて左右に振ったり、その他言葉では上手く言えないけど、とにかく常に新しい試みを伴いながら、音も素晴らしいサウンドをしていた。創作上決して「イージー」ではない音楽だった。

つまり彼の音楽は
単なる「イージーリスニング」ではなく、
唯一無二の
”ポール・モーリアMusic”だったのだ。

そして

その聞き易い音楽までに至る
”創造”の才能を
もっときちんと評価されるべき人なのだ。

みんな「イージーリスニング」という言葉/ジャンルに惑わされて、この大事な本質を見失っていると私は思う。

この人の功績としては、日本の歌謡界には多大なる影響を与えたのは厳然たる事実。筒美京平さんや萩田光雄さんなどは明らかにこの人を参考にされたと思う。いや70年代の歌謡曲のアレンジャーは殆ど影響されていたと言って過言ではないと思う。いつの時代も、こういうタイプの音楽を正面切って評価するメディアは少ない。でも少なくともこの人の音楽は、静かに、そして大きな裾野を伴って今まで多くの人に多大なる影響を与えてきました。でもなにより、理屈抜きで楽しめる素晴らしい音楽を送り続けてくれました。

ポールモーリアさん、今までありがとうございました。
心からのご冥福をお祈り致します。
実は20年前に亡くなった私の親友もあなたの音楽が大好きでした。
もし天国で逢ったのなら是非あなたの音楽を生で聴かせてやって下さい・・・

合掌

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「In This Life」-IZ

2006年11月05日 | ♪海外 -男性


In This Life」-IZ
IZ=Israel Kamakawiwo'ole(イズラエル・カマカヴィウォオレ)/通称IZ(イズ)
<1959-1997 享年38歳>
アルバム「Alone In IZ World」より

♪まずは試聴してみてください♪
Amazon(最後の曲です)


魂を癒す歌声です・・・
まさに心の”パラダイス”

単に美しい声や優しい声のアーティストは星の数ほどいますよね。でもその美しさが心の奥底/魂から来くると感じさせる人は結構少ないです・・・。でもIZはその希少なアーティストです。魂からの響き。(余計な事ですが、多分、多くの人のIZに対する外見の第一印象からも大きく違う声でしょう・・・(^^; )。

IZの歌声には、テクニック以前の、「心の優しさ」や「心の美しさ」(そしてちょっと照れくさいけど)「愛(慈愛)」に溢れてれています。日常マスコミで聞かれる「癒し」なんていう言葉が恥かしくなる位、本物感があります。IZの声には、心を浄化してくれるような響き、それほど深いものを私は感じます。

この声を育んだのは間違いなくハワイの風土であると断言できます。一度でもあの島へ行った方は、ただし喧騒にまみれたホノルルやワイキキではない本当のハワイを知っている方ならきっと同意して下さると思います。そして「物質」に溢れている日本では、いやだからこそ日本では生まれ得ないものがこの素晴らしい音楽なのでしょう・・・。お金では得られないもの、お金では育たないもの、つまり「豊かな心」が確かにIZの声の中にはあります。IZアメリカの文化に浸食される前のネイティブなハワイに誇りを持っていました。その心が彼の音楽のベースとなっています。そんなIZは地球の宝物です。

でもこの「地球の宝物」のIZは既に故人となってしまいました・・・。享年38歳。でも彼の素晴らしい音楽はいつまでも残って多くの人の心に響き続けています。まだ彼をご存じない方、是非この魂の声を聴いて見て下さい。特にこのアルバムの最後の曲「In This Life」これこそ宝物と言える曲です。この曲は最近あのWestlifeもカバーしましたね。また、このアルバムの「Over the rainbow」(スタンダード曲)は、映画『小説家を見つけたら』でも使用されたり、またアゼリン・デビソンのデビューアルバムでのウクレレを使用したバージョンの(作風の)明らかに「元ネタ」となっていますね~(^^;。彼の音楽は彼亡き後も徐々に広がっています・・・。

-某サイトに書いたレビューを改訂-

 

Amazon.co.jpのレビューによると

1997年に亡くなったとき、彼の遺体はハワイ州議会の議事堂に安置され、その栄誉を受けたわずかふたり目の人物となったのだ。イズの魅力は、アメリカの一州として併合される以前のハワイへの愛と、表現力豊かな優しく情熱的な声にある”

”ハワイアンのアルバムとして歴代最高のセールスとなった『Facing Future』を残したアーティスト、イズこと故イズラエル・カマカヴィウォオレは、その甘く優しく愛らしい歌声で、死後何年もたった今でもリスナーの心を深く揺さぶり続けている。プロデューサーのジョン・デ・メロによって丹念に編集された本作には、イズの最も愛されたトラックの別ヴァージョンや、一般には未発表だったトラックが収められている。未発表だったトラックには、「Hanohano No NaCowboy」や、未完成のおどけたオープニングの「Mona Lisa」、イズがめずらしく自らハーモニーをつけている「Twinkle, Twinkle Little Star」がある。彼の早すぎた死を考えると、Starting All Over Again」「In This Life」の圧倒的に美しい別ヴァージョンはひときわ心に染みる。それに、『ジョー・ブラックによろしく』『小説家を見つけたら』のサントラ盤でも聴ける「Over theRainbow」のイズによるカヴァーでは、この曲がかつてないほどピュアに響いている。(Paige La Grone, Amazon.com)”

Alone in Iz World

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Wonderful World

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Facing Future

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E Ala E

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「水蜜桃」-沢田玉恵

2006年11月04日 | ♪国内 -女性


水蜜桃(すいみつとう)」-沢田玉恵
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:武部聡志
1986年(CBS/SONY:当時)
※上:沢田富美子 下段左:佐東由梨 同右:
沢田玉恵
(上のアルバムは今やプレミアムとなっている、アルバムが無かったSONYのアイドルのコンピ盤)2004年

不思議だった・・・

シングル2枚リリースしただけで忽然と消えてしまった・・・
オーディションでグランプリを獲得し、その後ちょっとしばらくしてのデビューだった(当時16歳)。確か酒井政利氏の肝入りでデビューしたはず。CBS/SONY(当時)の期待を一身に集め、またデビュー曲ながら資生堂とのタイアップまで獲得していた。ちなみにデビューシングルはクリア(透明)なレコードだったりした。力が入っていた。

映画の主演作もあったらしい(私は見ていないが)

まぁ引退の事情は私にはわかりません・・・ 。きっとデビューしたての若い少女や家族の思惑と芸能界の現実とのギャップとかいろいろんな問題があったのでしょう。その16歳でデビューした少女は現在はもう36歳になっているはず・・・・。
それはともかく、私はこのデビューシングルのB面が好きだった。

コンセプトは明らかにツッパリ路線の頃の山口百恵さんでしょう。また、その辺を踏襲した三原順子さん、そして一番近いのはやはりデビュー後その路線を張った頃の中森明菜さんかもしれません。いずれにしても、このプロジェクト自体”ポスト山口百恵さん”を狙った面もあったと推測します。ただ筒美京平さんは百恵さんへの提供曲が全くなかったので、そういう風に考えるとある種のシミュレーションでもあり、より興味深い曲です(^^)。

この人の声は魅力的でしたね~。音程とか発声はまだまだ少女、さすがにプロ・レベルとまでは言い難いですが、でも母音の処理・息の抜き方とか、声の太さ・パワーとかは今後の可能性を強く秘めていました。酒井さんもその辺を買っていたのではないでしょうか・・・?

この曲のもう一つの魅力はアレンジですね。楽曲自体は大名曲とまでは言い難いかもしれませんが、武部さんのアレンジはかなり練った感じです。特にドラムのパターンはあの松田聖子さんの名曲「白い夜(アルバム曲)」の超すばらしいドラム(特にスネア)に通じるパターン。聴き応えがあります。

惜しい才能だった・・・

ps.時折YouTubeで彼女の貴重なTVでの生歌(デビュー曲「花の精」)が見られます
それにしても初々しい・・・(^^;
 
沢田玉恵さん

アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 沢田富美子・佐東由梨・沢田玉恵
松本隆,下田逸郎,橋本淳,阿木燿子,三浦徳子
Sony Music Direct

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「Half The Perfect World」-Madeleine Peyroux

2006年11月01日 | ♪海外 -女性


Half The Perfect World」-Madeleine Peyroux
ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法
-マデリン・ペル-

2006.10.25

01) 悲しみにさよなら I'm All Right (Walter Becker / Larry Klein / Madeleine Peyroux)
02) ザ・サマー・ウィンド The Summer Wind (Johnny Mercer / Henry Mercer / Hans Bradtke)
03) ブルー・アラート Blue Alert (Leonard Cohen / Anjani Thomas))
04) うわさの男 Everybody's Talkin' (Fred Neil)
05) リヴァー Duet Featuring k.d. LANG (Joni Mitchell)
06) ア・リトル・ビット A Little Bit (Jesse Harris / Larry Klein / Madeleine Peyroux)
07) ワンス・イン・ア・ホワイル Once In A While (Jesse Harris / Larry Klein / Madeleine Peyroux)
08) 土曜日の夜 (Looking For) The Heart Of Saturday Night (Tom Waits)
09) ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド Half The Perfect World (Leonard Cohen / Anjani Thomas)
10) ラ・ジャヴァネーズ La Javanaise (Serje Gainsbourg)
11) カリフォルニア・レイン California Rain (Jesse Harris / Larry Klein / Madeleine Peyroux)
12) スマイル Smile (Charles Chaplin / John Turner / Geoffrey Persons)
13) クレイジー・トゥ・ラヴ・ユー Crazy to Love You (Leonard Cohen / Anjani Thomas) *
14) 哀しみのダンス Dance Me to the End of Love (Leonard Cohen ) *
*日本盤Bonus Truck

Mastered by Bernie Grundman(本人)

試聴

それにしても音楽好きを振り向かせずにいられない、素晴らしいコンンポーザーや楽曲、そしてスタッフばかりだっ!(上記赤文字参照。ちなみにミュージシャンも豪華ですよ)。まずは企画の勝利でしょう。でもレコード会社の大絶賛コピー(ビリーホリディ~・・・)に素直に同調するほど私は甘くないよ、と一言(笑)。ただね、結構はまってます<おいおい(笑)。それにしても、最近のRounderは絶好調ですね。昔はここまで洗練されたレーベルになるとは想像できなかったなぁ。でも未だに日本できちんとした契約がないのが私には不思議。これだってきっとスポットだろうしなぁ。これと比較して今のアメリカのメジャー資本系は良い企画物が本当に少ない・・・(^^;。売上落ちるのと悪循環なんだな。今、メジャーにはあまり良い人材がいないのかなぁ~?
※余談ですが、14曲目の「哀しみのダンス」 は大部前に加藤登紀子さんもカバーしてますよね

それにしても、レナード・コーエンである・・・

Half the Perfect World

Universal

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Careless Love

Universal Jazz

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Bare Bones

Rounder / Umgd

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Dreamland

Atlantic

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