某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「ウクレレ・ウルトラマン」

2006年06月22日 | ♪インスト・New Age


「ウクレレ・ウルトラマン」by.Various Artists(2006/4)

40周年記念/円谷プロ全面協力
「ウルトラマンの歌」プロモビデオ付

ウルトラファミリーがハワイに行ったらこうなりました・・・
と言った趣の楽しいアルバムです(笑)

でも正直言うと、このどこかジャパニーズなテイストは、あの"スパリゾート・ハワイアンズ"の方が近いかも(笑)。でも別にけなしているわけではないですよ~。逆に、日本人でしかは出せない味わいがあるという積極的な意味合いで言ってます(^^)。ホント!

先にスターウォーズのダーズベイダーのテーマをウクレレで演奏したアルバムがヒットしたのでこれはそのシリーズの続編といったものでしょう。ウルトラQ-ウルトラセブン-怪獣ブースカ、etc。懐かしいです。効果音とかはちゃんと本物が使用されています。流石円谷プロ協力作品です。

中でもウルトラシリーズ最高傑作といわれるウルトラセブンですが、音楽的にも素晴らしいものが多い(♪ワンダバ、ワンダバ♪の男声スキャットとか)ことでも有名です。このアルバムでは、テーマ曲はもちろん、そんなMATのテーマとかの名曲もハワイ風になりました。脱力系ばかりではなく、なごみも系ありとどれも楽しいです。


(C)円谷プロダクション


参加メンバーの栗コーダーカルテットは昔から知っていたので、最近こうやって注目されて私としても大変うれしいです。またあのキヨシ小林さん!もちろんスィングしてますっ!今度ちゃんとアルバムもご紹介しますね。


(C)円谷プロダクション

1.ウルトラQメインタイトル~メインテーマ by.ウクレレカフェカルテット
2.ウルトラマンの歌 by.ウクレレカフェカルテット
3.特捜隊の歌 by.松宮幹彦
4.ウルトラセブンの歌 by.栗コーダーカルテット
5.ULTRA SEVEN by.ラウラ
6.ウルトラ少年の歌 by.久住昌之&BlueHip
7.帰ってきたウルトラマン by.はじめにきよし
8.MATのテーマ by.バンバンバザール
9.ウルトラマンエース by.キヨシ小林&ウクレレスウィングギャング
10.ウルトラマンタロウ by.IWAO
11.恐怖の町(怪奇大作戦) by.勝誠二とウクレレえいじ
12.快獣ブースカ by.栗コーダーカルテット
13.陽気なブースカ by.栗コーダーカルテット

一家に一枚のアルバムです!

ウクレレ ウルトラマン
IWAO,勝誠二とウクレレえいじ,栗コーダーカルテット,ウクレレカフェカルテット,松宮幹彦,はじめにきよし,バンバンバザール,キヨシ小林&ウクレレスウィングギャング
ジェネオン エンタテインメント

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「Today」-藤田恵美

2006年06月18日 | ♪国内 -女性


「Today]-藤田恵美
Composed by.Randy Sparks

アルバム「camomile(カモミール)」2001年より7曲目
 
Guitars & Mandolin:Torbjorn Okland/Bass:Carl Apeland
Low Whistle:Oyvind Staveland/Vocals:Rita Eriksen


あの「ひだまりの詩」で有名なLe Couple(ル・クプル)
藤田恵美さんです。

6/16(金)の朝日新聞夕刊欄で藤田恵美さんの香港、上海のライブレポが紹介されていました。このアルバムは、そのアジアでの人気を決定づけた名盤です。このアルバムは日本ではあまり話題になっていませんでしたが、でも本当にアジアで大ヒットしています。

《香港》
 ・ゴールドディスク獲得
・INTERNATIONAL POP POLE AWARDSノミネート(3部門)
・RTHKラジオチャート2週連続1位獲得
・HMVアルバムチャート1位獲得
《台湾》
 ・G-Music東洋アルバムチャート1位獲得(21週ランクイン)
・HITO-FMオンエアチャート2位獲得(6週ランクイン)
《シンガポール》
 ・プラチナディスク獲得
・CDショップチャート1位

私がこのアルバムを買おうと思ったのは、この「Today」が入っていたからでした。この曲を知ったのはあの「故郷に帰りたい(今は「カントリー・ロード)」で有名なジョン・デンバーの名ライブ盤「An Evening with John Denver」でした。ナチュラルで穏やかなこのメロディが大好き!心にとても沁みる名曲です。その曲を採り上げた事を知り速攻で買いました。


これは「Today」が入っているJohn Denverの「An Evening with John Denver」

この藤田恵美さんのアルバム「カモミール」は他にも名曲ばかりです!

1 Fields of Gold(スティングの曲)
2 Down by the Salley Gardens(トラッド/アイルランドの名曲)
3 In my Life(ビートルズの名曲)
4 Unchained Melody(ライチャス・ブラザーズの曲)
5 Desperado(イーグルスの名曲)
6 Red is the Rose((トラッド/ケルトの名曲)
7 Today(上記参照)
8 Tir n'a Noir(バックで演奏しているノルゥエーのバンドの曲)
9 The Water is Wide(トラッド/ケルトの名曲。今でもよくCMで流れています。
この曲のカバー曲/人は膨大な数になります)
10 Wide Awake(バックで演奏しているノルゥエーのバンドの曲
11 Moon River(ヘンリー・マンシーニ)
12 夢見る朝(ドボルザーク)

どれも一聴の価値有りです!

ところでこの人/アルバムが日本で話題にならないと言うことに今の日本の音楽シーンの問題が透けて見えると思います。先日書いたKevin KernとかSecret Gardenなどもそうですが、彼らの上質な音楽は韓国とかシンガポールとかで絶大な人気があります。翻って日本での売れている音楽をチェックしてみると、音も声も汚く聞こえるものも普通に流れています。特にアメリカのラップとかHIPHOPに影響された日本のものは既に音楽として評価以前のどうしようもなく聞こえるものも多いです(^^;。そもそも言葉(言葉の発声)の成り立ちが違うのに、形だけ真似ている気持ち悪さ・・。なんか、今までなんでもかんでもアメリカの真似をしてきた日本が、とうとう日本人としての心までアメリカに侵されてしまった事が音楽を通じて見えて来るように感じます。

※注:私はアメリカのラップとかHIPHOPはそれなりに評価しています。それを形だけ真似ている日本人アーティスト?の薄っぺらさと自分たちのオリジナリティのなさが情けないと感じているだけです・・

それはともかく、このアルバムは海外の評価を待たずとも「名盤」です。そうそう、後になってしまいましたがノルウェー録音です。このアルバムのコンセプトは、以前、白鳥英美子さんがイギリス録音したアルバムがお手本でしょう。どちらもケルトへの傾倒が見られます。このアルバムにはあのリタ・エリクセンが参加しています!!!

・・・とか書いても、CD TVとかミュージック・ステーションとかのチャート系の音楽が全てのお子さま達には、この世界は想像もできないでしょうね・・・。悲しいけれど、まぁそれが今の日本の大衆音楽(マーケットとして)のレベルの現実なんでしょう・・・

camomile smile

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camomile Best Audio

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camomile classics
藤田恵美
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カモミール
藤田恵美,KALLEVIG,JOHNNY MERCER,STING,WILLIAM YEARTS,Lennon=McCartney,Alex North,GLENN FREY,TRAD,RANDY SPARKS,KOLBEIN FALKEID
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camomile Blend (CCCD)
藤田恵美
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藤田恵美/Le Coupleベスト

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あのポルナレフが25年振りのコンサート!!

2006年06月12日 | ♪海外 -男性


フレンチポップスのスーパースター

Michel Pornareff
ミッシェル・ポルナレフ

ある年代の方には強烈で鮮烈な印象があるアーティスト、それがミッシェル・ポルナレフではないでしょうか?文字通り、フランスが生んだ、国民的POP/ROCKスターです。

最近では、TV版「ウォーターボーイズ」で使用されたり、また何度も(今現在も)CMで使用されている彼の名刺代わりともなっているエバーグリーンなPOPソング「シェリーに口づけ」で広く知られたので、意外に若い世代の方でもご存じの方は多いと思います。

70年代初頭の彼の日本でデビュー時のそのセンセーショナルな熱狂振りは、多分往年のビートルズと同じものではなかったかと思います。ちなみにそれを仕掛けたのが当時のEPIC/SONYの高久光雄氏でした。ただその盛り上がった時期というか熱狂が極めて短い期間であった事や、なにより本人のアーティスト活動における様々なトラブルなどがあったため、結果的に次の世代にはその熱狂が伝播する事がありませんでした・・・。

彼はある時期から突然「幻」のように消えてしまいました。

また音源の契約上の問題もあって国内盤が復刻されたのも2000年以降。つまり相当の期間、事実上日本のマーケットからは消えてしまっていて、文字通り「幻のアーティスト」でもありました。でも私の心にはいつも彼のメロディがありました・・・

そんな彼の25年振り!のコンサートがパリで開催されると発表になりました。来年ですが。なぜか渡辺プロのHP(下記リンクご参照)でも告知されています。なぜ渡辺プロなのか?う~んよく分かりません。版権の管理などの管理繋がり?まさか招聘するとか???まぁ理由はともあれ、私にとっては驚喜のニュースです!!もしかしたら日本公演もあるのかもしれません。そうしたらきっと私は正気ではいられないでしょう(笑)。


-引用-
ミッシェル・ポルナレフが2007年3月にBERCY (ベルシー)にて、パリで25年ぶりのコンサートを行う事を発表しました。
ポルナレフのコンサートのポスターがパリ中いたるところに貼りめぐらされ、パリはポルナレフ一色に染まっています。
 会場のBERCY(ベルシー)はパリ最大の屋内競技場で、17,000の客席があります。
- 日 程 -
2007年3月2日(金)/2007年3月3日(土)/2007年3月4日(日)
2007年3月6日(火)/2007年3月7日(水)/2007年3月9日(金)
2007年3月10日(土)/2007年3月11日(日)/2007年3月13日(火)
2007年3月14日(水) 

ナベプロの告知はここ!
クリック

なお最近話題のYouTubeには、これは珍しいポルナレフの昔のプロモビデオもUpされています。ファンで無くとも一度ご覧あれあれ!!お勧めはリリカルでメロディがとても美しいLettre a Franceかな(^^)

ポルナレフ・ベスト
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「つないだ手を離したら」 - くま井ゆう子

2006年06月11日 | ♪国内 -女性


「つないだ手を離したら」 - くま井ゆう子
作詞/作曲:くま井ゆう子 編曲:見良津健雄
3rdアルバム「100%恋愛」(Sony Records/1995年)より5曲目
Produced by.Norio Takeda(BRIDGE)
Programming:飯田高広 Keyboard:田中厚 Guitar:梶原順 Chorus:くま井ゆう子

ポピュラーミュージック界おいては、その成功に必要なのはまず本人の才能なのは言うまでもないですが、でも同じくらい大事なのが活動する時代」/「時代と上手くシンクロできるか」がとても重要な要素だと思います。そこにはもちろん、世の中の空気感もありますが、加えて、良いスタッフとの巡り会えるかとか、レコード会社の環境とか実にいろんな要素があると言えます。

でも理由はともあれ、時代と上手くマッチ出来なかった時には、結局
「埋もれた才能」
として消えていってしまいます。

さしずめこのくま井ゆう子さんは、そんな典型的な「埋もれた才能」の人と言うべき、惜しいアーティストだと思います。目立った活動をしていない今、実に惜しい事だと言えます。残念です・・・。彼女は「槇原敬之さんの女性版」だと私は思っています。POPS職人さんタイプ。いろんな佳曲・名曲がありますが、この曲は特に素晴らしいです。

彼がつないできた手を、何も気が付いていないように手を離してしまおうとする自分。今まで恋が怖くて、傷つくのがこわくて、そんな風に自身も相手も傷つけてきた自分・・・そんな自分の心に深く入ってきてくれた新しい彼と自分を見つめる切ないラブソングです

手をつなぐ意味も 気付かなかったんじゃなく
わざと考えないようにしていたずるさは
今まで 他の誰かを傷つけてきた・・・

いま臆病でこわがって つないだ手を離したら
このまま電車に乗って 別れていくだけだから・・・
人の気持ち考えなきゃ いけないと叱ってくれた
あなたとのつないだ手は 離しちゃいけな

これがPOPなメロディに乗って歌われています。切なさ全開です。ちょっとうるうるしたりします(^^;。是非一度聴いてみて下さ~い!それから、他にも素敵な曲が沢山ありますヨ。

それしても、彼女が成功出来なかったのは、世の中が小室ブームに代表されるように安易な量産ヒット物や、自作バンド系にどんどん流れていってしまって、「ちゃんとしたPOPS」を聴く層が薄くなってきた時期だったように思います。またSONY自体一気にリストラとか社内体制の変化があって彼女を育てる前に契約を解除してしまったのだと推測致します。彼女が10年前、もしくは10年後に出ていたら、彼女を評価する目は全然違っていただろうになぁ・・・

重ね重ね
才能は未だ埋もれたまま
だと、とても残念な気持ちです・・・

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Kevin Kernがついに来日!

2006年06月03日 | ♪インスト・New Age

「Summer Daydreams」
Kevin Kern - Piano

1998年

久しぶりの書き込みです。やっといろんな事が一段落しました・・・
それはともかく・・・

涙が出そうな程残念な事が!!!

昨日、このKevin Kernの初来日公演があったのに仕事の都合で行けなかった・・・一生後悔するかも・・・(涙)。彼のPianoほど美しく、更に心の髄に響くPianoを奏でる人はいない・・・。だから絶対生で聴きたかった!!!

世の中には美しい音楽も、素晴らしい演奏も、演奏家はもちろん"星の数"だと思いますが、でも彼の音楽は、なんと表現すべきでしょうか・・・もし人に「魂」というものがあるとしたら、その「魂」にPianoの調べを通じてストレート/ダイレクトに語りかけてくる、そういいった深さを感じるのです。私にはそういう表現意外には思いつきません・・・

今回、長年の夢の来日公演がやっとやっと実現したのに、それに行くことができなかった!!

嗚呼!

でも、いいんです。いつか彼の生演奏に出逢えることをこれからの夢として大事にとっておきます。

だから、
Kevin、これからも体を大切にして、幸せな音楽を私達に届けてくださいね。

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