某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』-青山通(単行本)

2013年08月25日 | ♪クラシック

『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』-青山通(単行本) が面白いです。

この本は、作者が小学1年生の時、ウルトラセブンの最終回でモロボシ・ダンがアンヌ隊員に”自分はウルトラ・セブンだ”と告白する時のBGMに衝撃を受け、それからこの曲を探し当てる音楽の旅の過程でクラシック音楽の不思議な魅力に触れていく事が描かれています。とても面白いです。

 

ウルトラセブンの最終回の重要なシーンでシューマンのピアノ協奏曲が使用されます。作者の青山少年は、二人のセリフのやり取りとその音楽を、衝撃を持って受け取りました。ビデオもなかった時代ですので、その後ずっとこの音楽が気になっていました。ある日この曲がTVから流れてきた事があり、このメロディに母が反応して青山少年に曲名を教えてくれました。幼くて小遣いも少ない少年はなんとかお金を工面して、新宿のデパートなら(大きな店なので)このレコードがあるだろうと出かけ、そこで「シューマンのピアノ協奏曲」をなんとか手に入れました。

 

ところが、その演奏に違和感を抱きます。でも貴重な小遣いを投資した少年は、この演奏がウルトラセブンの時と同じものだと言い聞かせながら聴くのですが、何度聞いてもその違和感は払拭されません・・・。まず、ここで「同じ曲でも、かくも違う曲になる」事を幼いながら、おぼろげながら気づきます。その後、放送された年やその他少ない情報を元に、ある演奏、指揮物に狙いを定めて別のレコードを購入するも、残念ながらそれも違う演奏物・・・。

 

結局、相当の数年後に、友人にレコードを聴かせてもらってその演奏家のレコードを探し出せました。

 

クラシック音楽とは、同じ楽譜でも、かくも演奏家、指揮者、オケ、また演奏の都度に音楽が異なるものという事を、ウルトラセブンのBGMを探し当てる旅の中で思い知ります。インターネットなどない時代ならではの、ある意味貴重な音楽体験ですね。情報過多の今では、逆に出来ない貴重な事だとも言えます。また、この方の音楽に対する思い入れの深さにも驚かされます。なお、本来ウルトラセブンの音楽は冬木透氏が担当していたのですが、なぜ最終回に本人の作品ではなくこの曲が使用されたかの謎も解き明かされます。不思議な切り口ながら面白い内容です。

 

余談ですが、POPソングでも、バージョン違いに関しては結構あって、私も似たような経験が少なからずあります。良くあるのは、レコード会社移籍のため昔の音源が自由にならないので、アレンジをコピーしてほぼ同じ風に再録音されるケース。演歌などでは顕著でしたが、人間の耳は誤魔化せません。わざわざ買った物が(クレジットもなく)新録音だった時の失望を幾度となく経験しております。

 

また、これはこの本とは別の事になりますが、アーティストが最初の録音で満足出来ずに後で再録音するケースが、今でもままあります。でもリスナー的には、最初に聞いた物が全ててであり、再録音したバージョンには何の価値も見いだせない、というのが正直な気持ちですね。極端な事を言えば、最初の録音で音がはずれていたとしても、それも既に曲の一部として記憶されているので、後で補正されると違う曲になってしまう。。。という感じですね。

 

おっと、話は随分逸れてしまいましたが、そんな訳で最近気になった面白い音楽の本のお話でした。

 
 

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた
青山通

アルテスパブリッシング ¥1,680


ビブラフォンで聴くドビュッシー「月の光」

2013年06月03日 | ♪クラシック

私はクラシックはさほど詳しくないのですがでもドビュッシーの音楽は大好きです。
一番の理由は、心から敬愛する冨田勲さんのシンセサイザーによるアルバムで
衝撃を受けて、それから逆に普通にドビュッシーを聞くようになりました。

先日YouTubeをだらだら見ていましたら、ドビュッシーの音楽をビブラフォンで
演奏している音を見つけました。まだUpしたてのようですが、ちょっとJazz的な
雰囲気もあって気に入りました。ネットで売っているみたいですがどこかで全編
聴いてみたくなりました(<なら買えってか(笑))

 

【著作権フリー】ビブラフォンで聴く麗しのドビュッシー「月の光」


交響詩「ウルトラマン」「ウルトラセブン」-小松一彦(指揮)東京交響楽団

2007年12月24日 | ♪クラシック


交響詩「ウルトラマン」「ウルトラセブン」
-小松一彦(指揮)東京交響楽団-
1. 宮内國郎 作・編曲:交響詩「ウルトラマン」
2. 冬木透 作・編曲:交響詩「ウルトラセブン」

(オリジナル1978年・アナログ)
再リリース2007年8月

 

 この再発も「のだめ」効果かな~?
でも理由はともあれ、聴き応え十分です!
 

以下、レコード会社のサイトからまる写しですが。。。
 約30年前にキングレコードよりLP リリースされ、ファンの間でCD化を強く望まれていた幻の盤がついに復活します。それも、「ウルトラセブン」音楽の作曲者・冬木透立会いのもとでオリジナル・アナログ音源にキング自慢の「ハイパー・リマスタリング」を施し、抜群に鮮明な音質へと蘇りました。

日本の50歳以下の男性なら誰でも知っている「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の劇伴音楽はキャッチーなメロディに事欠かず、シンフォニックな効果にも富んでいるため、クラシックのオーケストラ曲へいとも簡単に衣装換えしました。

何より嬉しいのは、第一級のプロ・オーケストラがフル編成でステレオによるセッション録音していることで、弦の厚み、管楽器の安定度、音の明快さいずれも目から鱗が落ちる衝撃。ウルトラ・シリーズの音楽が想像以上に本格的だったことを実感させてくれます。
交響詩「ウルトラマン」はあのテーマ曲を中心とした「ウルトラマンの歌」「科学特捜隊の歌」「シーボーズのテーマ」「科特隊出撃」「ウルトラマンの敗北」「進め!! ウルトラマン」の6楽章から成る約23分の作品。ブラス中心で独特のスピード感が爽快です。

交響詩「ウルトラセブン」は「ウルトラセブン」「怪獣出現」「ウルトラホーク発進」「侵略者の魔手」「さよならウルトラセブン」の5楽章から成る約30分の大曲。主題歌冒頭の金管ファンファーレは、東京交響楽団の巧さと録音の良さで、まるでワーグナーのようなカッコよさ。全体を通じて冬木透のオーケストレーションの見事さを堪能できます。
クラシック嫌いの方々も時を忘れて聴き入ってしまうことうけあいの、オヤジ世代大歓迎のアルバム出現です。

小松一彦(指揮)東京交響楽団
1978年12月3日/福生市民会館大ホールにてセッション録音

当時よりその劇伴やテーマ曲の音楽性の素晴らしさを感じておりましたが、こうやって正攻法できちんと演奏されると、その構成の確かさにあらためて驚かされますね(^^)。これは普段あまりクラシック編成に慣れていない方にも絶対お勧めです。そして

”地球を守るために立ち上がろう!”
と真剣に考えた、
幼い日のあの気持ちを取り戻しましょう!(^^)

交響詩「ウルトラマン」「ウルトラセブン」

インディペンデントレーベル

このアイテムの詳細を見る

 

もしよろしければ↓画像のクリックをお願い致します
(Blogを続ける意欲の元になってます)

人気ブログランキングへ


「新しい自転車」-タブラトゥーラ

2007年12月23日 | ♪クラシック


 「新しい自転車」
- Tablatura/タブラトゥーラ -

2007年12月

   

あなたっ、なんと、"古楽器バンド"ですよっ!

私が最初に彼らの存在を知ったのは、ドイツのクラシックの名門レーベルである「テルデック」からリリースされたアルバム「蟹(Kani)」でした。なんだかとってもとっても変幻自在!予定調和が見えないとっても不思議な世界だったけど、その唯一無二の音楽世界に惹かれてしまうアルバムでした(^^)。そもそも私はケルトを中心にヨーロッパのトラッドが好きな事もあり、その辺の音楽世界に繋がっている感じも好きでした。

その後、つのだたかしさん(ちなみに、あの漫画家つのだじろうさんのお兄さん)のリュートのソロ・アルバムなども好きで聴いていましたが、このアルバムは、久々のバンド・アンサンブルとしてのアルバムです!ジャケットのセンスもとてもいいですね!!

残念ながら私はライブ/コンサートには行った事がないのでが、なんだかライブはとっても楽しいらしいですよ。錚々たる音楽キャリアのメンバー達を一度生で見てみたいこの頃の私です。

それにしても
なんと古楽器バンドですよっ!
(ちと、くどいか・・・(笑)

タブラトゥーラ
 つのだたかし(ラウタ、ウード、リュート)/
 田崎瑞博(フィドル)/ 江崎浩司(リコーダー・ショーム)/ 近藤郁夫(パーカッション、ダルシマー)/ 山崎まさし(ビウエラ)/ 波多野睦美(メゾソプラノ)

1. 田崎瑞博: ごわごわ
2. イギリス古謡: 太陽の愛 Heart o' Fire-Love
3. つのだたかし: 風の丘
4. つのだたかし: 新しい自転車
5. イギリス古謡: スカボローフェア Scarborough fair
6. つのだたかし: 夜来る人
7. 山崎まさし: コンパス
8. イギリス古謡: ラグル・タグル The waggle-taggle gypsies
9. イギリス古謡: カッコー The cuckoo
10. 田崎瑞博: 風紋
11. 江崎浩司: 紅い花
12. 江崎浩司: スカジャン
13. 田崎瑞博: 桜ちるちる

新しい自転車

インディーズ レーベル

このアイテムの詳細を見る
コレクション

キティ

このアイテムの詳細を見る

もしよろしければ↓画像のクリックをお願い致します
(Blogを続ける意欲の元になってます)

人気ブログランキングへ


「誰も寝てはならぬ~トゥーランドット」より」-Paul Potts/ポール・ポッツ

2007年11月11日 | ♪クラシック

 
「誰も寝てはならぬ~ プッチーニ」
「トゥーランドット」より 
アルバム「One Chance」より(2007年)
Paul Potts/ポール・ポッツ

  

何より下記のYoutubeの映像をご覧下さい。
(↓右クリックで「リンクを新しいウィンドウで開く」で開いてください)

 

 イギリスのタレント・オーディション番組「Britain's Got Talent」から誕生した新しい「タレント(才能)」です。普段は携帯電話の販売員をしているいじめられっ子だった正直見た目冴えない(失礼!)男が、この番組でプッチーニのアリアを唄い、観客やもちろん審査員の度肝を抜くシーンです。

彼はこれを契機にレコード契約を成立させ、このアルバムデビューとなりました。確か英国のチャートで一位?を獲得している今話題のアルバムでありアーティストです。アルバムタイトル「One Chance」にはそんな意味合いで付けられたものだと思います。それにしても彼の歌は本当に素晴らしいと思います。この時の観客の涙からもわかりますが、人を圧倒する何かを感じます。それはきっと、生粋のクラシックの人が厳しい鍛錬の過程でなぜか失なってしまう「歌・唄の本質」みたいなものが、未だここ(彼)に残っているからだと私は思いました・・

※このストーリーは、一説には彼は全くの素人ではなくやらせという話もありますが、ここではそれはおいておきます(^^;

ところで日本ではこんなオーディション番組はもう成立しないでしょうね。それは、今の日本の音楽のシステムでは「審査員」サイドにきちんとタレント・才能を見極める人材がいないと思われるからです。こんな番組が始まるとしても、例えば、つんくさんとか秋元康さんのような、”本質的なタレント(才能)”というより、”メディア受けして金儲けになるか人材かどうか”という視点を優先する人達が登場する番組しか出てこないことは明白だから・・・。悲しい事だけど、これが今の日本のメジャーな音楽業界・TV業界の現状でしょう・・・

また音楽業界のオーディションもいろいろ行われているようで、申し込み資格には年齢性別不問となってはいますが、未だかつて、例えばこのような人材がデビューしたという話は聞いたことがありません。それは、おそらく応募サイドの問題ではなく 、審査サイドが”売れる・金儲けになるかどうか”のビジネスだけの視点しか持ち合わせていないからでしょう・・・。だから今のようにどんどん新人が若年齢化し、使い捨てされていくのだと思います。もちろんこんな状況はユーザー側(マーケットの未熟さ)にも責任はあります。悲しい悪循環でもあると言えます。

それはともかく、このPual Pottsさんもこれからが大変でしょうね・・・。いやもちろんこのアルバムは成功でしょうが、一度「プロ」になってしまえば彼のデビューに至る意外性はもう「売り」にはならず、プロの土俵で評価される事になるのですから・・・。つまり素人さでブレイクしても、今度はその素人さがマイナスにみえてくることが多くなってしまうでしょう・・・。所作の素人さが目に付いたりして・・・。でも私には、そんなハードルも何とか乗り越えて、末永く頑張って欲しいと思わせるタレント・才能の方です。

ワン・チャンス

BMG JAPAN

このアイテムの詳細を見る
パッシオーネ~アメイジング・グレイス デラックス・エディション(DVD付)

SMJ

このアイテムの詳細を見る

もしよろしければ↓画像のクリックをお願い致します
(Blogを続ける意欲の元になってます)

人気ブログランキングへ


「赤い風船」-近藤嘉宏

2006年10月09日 | ♪クラシック

 
「赤い風船」-近藤嘉宏(pf)
作曲:筒美京平 (作詞:安井かずみ)
~アルバム「plays筒美京平(1998年)」収録~
※オリジナルは浅田美代子(1973年)

この曲には何の罪もない!<きっぱりっ)

そうこの曲はあの浅田美代子さんが歌った大ヒット曲「赤い風船」です。クラシックのピアニスト近藤嘉宏さんが弾いています。私は(あの美代ちゃんの歌唱力に反して)昔からこの曲が大好きでした。でも世間では"あの歌がとても○タな浅田美代子の一発ヒット"みたいは認知しかされていなくて、この曲の魅力をきちんと理解してしている人はいないのかなぁ~と残念な気持ちです。

確かに歌は下手だけど(<おいおい)、曲は良いんですっ(^^)

ラジオでたまに掛かるときも必ず浅田さんの歌唱力ばかり話題になったりして・・・でもね、この曲本気で聴いてみて下さい。こんな無垢で優しい、素朴な曲って意外に少ないんですよ~。

あの子は どこの子 こんな 夕暮れ
しっかり 握りしめた 赤い風船よ

なぜだか その手を するりと 抜けた
小さな 夢がしぼむ
 どこか 遠い空

こんな時 誰かが ホラ もうじき あの あの人が
来てくれる きっとまた小さな 夢もって・・・

あの あの人が 来てくれる
やさしい歌 歌ってくれる・・・

そうこの曲は童謡に入れられるべき名曲だと思うのです・・
絶対小学生なんかの音楽の教科書に入れるべきだと思います。
それが本当のこの曲のあるべき姿だと思いますね。


こんなやさしい、素朴な詞を書いてくれた故安井かずみさんにも感謝です。

この曲をピアノ・ソナタ風?に演奏されているのは、あのクラシック界の近藤嘉宏さんです。CDデビュー時に、一般の認知を高めるためだと思うのですが、純クラシック・アルバムとポピュラー系アルバムを同時にリリースした時のポピュラー系アルバム筒美京平作品集「plays筒美京平(1998年)」作品集に収録されています。多分ご本人的には不本意な企画作品だったのかもしれませんが?、でもちゃんとクラシックしてます。どの曲も適当なBGMとして聴くにはもったいないです。一度是非聴いて見てくださ~い。

PS。美代ちゃんの歌は確かにうまくないけど(^^;、でも美代ちゃんがいなかったらこの企画もなかったわけで、美代ちゃんにも素直にありがとうと言いたいです(^^)。そういえば美代ちゃん、以前TVで"私歌が下手だったので当時あの人にいじわるされた・・・"っていってたなぁ、あの人は・・同じ○○の・・・。○○は内緒!(笑)。

plays筒美京平
近藤嘉宏,上柴はじめ,丸山和範,鈴木奈美,加藤真一郎
コロムビアミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
近藤嘉宏 ベスト・コレクション
近藤嘉宏,ショパン,ドビュッシー,ラヴェル,シューマン,リスト,ベートーヴェン,シューベルト,バッハ,ヘス
コロムビアミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
ピアノ・ハート~フォー・ジ・アース
近藤嘉宏
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16・17・18番
近藤嘉宏,ベートーヴェン
ユニバーサル ミュージック クラシック

このアイテムの詳細を見る

もしよろしければ↓画像のクリックをお願い致します
(Blogを続ける意欲の元になってます)

人気ブログランキングへ


「おやすみ」-宮本益光

2006年02月15日 | ♪クラシック


「おやすみ」-宮本益光 2005年

風邪で体調イマイチなので短めに情報だけをば・・・(^^;

江川紹子+松本隆=>宮本益光(バリトン歌手)
のアルバムです。

あのオウム事件で一躍時の人となり、現在も各方面で素晴らしいご活躍をされておられるあの江川紹子さんがプロデュースされたCDだそうです。私は江川紹子さんの、鋭く確かな目線が大好きです。

江川さんは、私が心から尊敬している方なんです・・・

江川さんは初めてCDをプロデュースするにあたり、作詞を松本隆さんにお願いしたら快諾されたそうです(^^)。実は、私はまだ聞いておりません・・・。ので、もしお聴きになられた方がおられましたらご感想などをなよろしくお願い致しますm( )m。

1. 子守唄(作詞:立原 道造/作曲:白日 歩)
2. おやすみ(日本語詞:松本 隆/作曲:シューベルト)
3. おやすみなさい(作詞:中井昌子/作曲:中田喜直)
4. モーツァルトの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:フリース、伝モーツァルト)
5. おやすみ(作詞:三木露風/作曲:中田喜直)
6. ブラームスの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:ブラームス)
7. 子守唄(詞:秋田県民謡/作曲:間宮芳生)
8. マリアの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:レーガー)
9. かやの木山(作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰)
10. 眠りなさい(日本語詞:松本 隆/作曲:ドヴォルザーク)
11. ねむの木の子守歌(作詞:皇后陛下/作曲:山本正美)
12. 夢(日本語詞:松本 隆/作曲:トスティ)
13. こもりうた(作詞:野上 彰/作曲:團 伊玖磨)
14. 風の子守歌(作詞:別役 実/作曲:池辺晋一郎)
15. 夢のあと(日本語詞:松本 隆/作曲:フォーレ)
16. 歌ごえはささやく(作詞:中村千栄子/作曲:湯山 昭)
17. ねむけ(作詞:小島秀一/作曲:石桁真礼生)
18. シューベルトの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:シューベルト)

「私はコワイ女じゃありませんっ」て何かで仰ってましたよ(笑)。

----------------------------------------------
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ
皆様の応援だけが私/このブログのモチベーションです(^^)



「バッハ:ブランデンブルグ協奏曲」 - エマニュエル・パユ -

2006年01月03日 | ♪クラシック

「バッハ:ブランデンブルグ協奏曲」 - エマニュエル・パユ
/Emmanuel Pahud
-(2001年)
1.ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
2.トリオ・ソナタ ト長調BWV1038
3.パルティータ(フルートのためのソロ)イ短調BWV1013
4.管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪

2006初頭には特にひねりもなく?クラシック系でも行きます(笑)。最近ちょっとクラシック系は採り上げていませんでしたし・・・(^^;

エマニュエル・パユ/Emmanuel Pahud です。フルートです

そうそう、私は(小)学生時代に独学でギター(ガット)を始めて以来、いろんな楽器を全て独学で楽しんできましたギター、キーボード、シンセサイザー(それもGM規格以前から・・・)、その派生でmidi/PCmusic、更にはここ5年位、フルートというか"笛"系に凝り出しました・・・(^^)

そう私の場合は「フルート」ではなく、"笛"の音が好きになってしまったのです(笑)。だからフルートはもちろんでしたが、アイリッシュのティン・ホイッスル、ちゃんしたホイッスル、中年米のケーナ、日本の篠笛、尺八・・・etc。でもこんな私はいわゆる「フルート」は嫌いでした(^^;。今思えば、クラシック系のアルバムの、妙に機械的な/無機質なフルートばかり耳にしていたんだろうと思います。とにかく「大嫌い」に近い感情をン十年持ち続けておりました。きっとそれまで耳にしてきた(主に日本の)フルート奏者の音色が嫌いだったんだと思います・・・

でも以前ご紹介したNightnoiseというNewAge系のグループのBrian Dunningのフルートを聴いて、本当のフルートの音色はこんなに優しくて、奥深いものだと始めて知りましたねぇ。

このアルバムは今更ご説明の必要もないバッハの「ブランデンブルグ協奏曲」から第5番ニ長調BWV1050をはじめバッハのフルートにちなんだ名曲集です。と言ってもバッハの時代は金属のフルートなどありませんでしたし、木製で(それで木管楽器なのですが)音程も不安だったはずで、こうやって現代の技術でそれもパユで聴くバッハはとても素晴らしい。私のお気に入りのアルバムです。ちなみに「ブランデンブルグ協奏曲」はスコアを見ながら聴くのが好きなので、スコアも持ってますよ~(^^) 

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)

「A Different Mozart」「Mozart Variations」 

2005年11月27日 | ♪クラシック

「A Different Mozart」/「コンテンポラリー・モーツァルト」(1996年)

今、巷ではMozart/モーツァルトがブームみたいですね。それも単なる"鑑賞音楽"の領域を超えて、メンタルヘルスや健康への"効果"で注目されているようです。それらの効能を謳ったCDも結構出ていて驚きます・・・

私もクラシックはそれなりに好きですが、やはりMozartの音楽は"別格"の気が致します。メンタルヘルスや健康への効能は何とも言えませんが、ただ確かに"特別な音楽"であるように感じています。

普通音楽を聴く時には、音楽プレーヤー/オーケストラから音が出て、そして次に耳を経由し、最後に心に届くといった感じですが、Mozartの音楽の場合には、直接"心"の隣で音楽を奏でてくれるような、魂に直接届く感じがします。それも"血の流れ"のような"温かさ(官能感?)"みたいなものと一緒に届きます(^^)。なんでかな~?不思議だ。

ここにご紹介するのは、普通のクラシック編成/演奏のMozartの音楽ではありません。Windham Hillというレーベルをご存じの方はすぐピンとくるかと思いますが、Mozartの音楽を実に多彩な楽器や演奏で奏でているコンピレーションCDです。バンジョー、マンドリン、グラスハーモニカ、サックスetc、etc・・。でもWindham Hill系の音楽をご存じない方にはこれを見ると、ありがちなMozart演奏物と思われる方がいるかもしれませんが、もちろん"お安い"BGM系演奏物とは全く違う、とても上質なものです。

これらを聴いて不思議なのは、今まではMozartの音楽はあの「クラシック様式」だからこそ"別格"だと思っていたのですが、これらを聴いてみてもその独特の"官能感"はやはり健在でした。きっとMozartの旋律そのものに何かが存在しているのだと確信致しました・・・
-------------
「A Different Mozart」 Produced by Dawn Atkinson(1996年)
どちらかと言えばこちらの方が聴き応えがあるかな~?
・正確にはWindham Hillのリリースではありません。ただこのプロデュースがWindham Hillの初期からのA&RであったDawn Atkinsonであり、内容は実質的はWindham Hillと同質です。

1. Son in F: Adagio - Tracy Scott Silverman & Thea Suits-Silverman
2. Con in C, 'Elvira Madigan': Andante - Henry Adam Curtis
3. Zaide: 'Ruhe Sanft' - Richard Schoenherz
4. Requiem: Lacrymosa - Steve Erquiaga
5. Con in A: Adagio - Val Gardena
6. Cosi Fan Tutte: 'Love So Sincere' - Eugene Friesen
7. Ser No. 13 in G, 'Eine Kleine Nachtmusik': Romanza - Modern Mandolin Quartet
8. Con in E: Adagio - Chris Botti
9. Adagio for Glass Harmonica - Todd Boekelheide
10. Son in A: Rondo - Bela Fleck
11. Ser No. 12 in c: Andante - Paul McCandless
12. Rondo In a - Philip Aaberg
13. Ser No. 10 in B flat: Adagio - Tim Story



「Mozart Variations」 Produced by William Coulter(1999年)
・こちらの方がより従来のクラシックの感覚に近い演奏だと思います。
1. The Magic Flute: 'So Must We Two Forever Part?'- DS2
2. 4 Variations On Twinkle Twinkle Little Star - L.A.Guitar Quartet
3. Theme From Symphony #40 - William Coulter
4. Menuett #6 - Liz Story
5. Exsultate Jubilate -Turtle Island Strings Qartet
6. Et In Carnatus Est - Mass In C Minor -John Lee Sanders
7. Adagio From The Piano Concerto #23 - Free Klassic
8. Allegro From The Serenade No. 13 'Eine Kleine Nachtmusic'- Mike Marshall
9. Adagio- Benjamin Verdery
10. Bird Catcher's Song (Der Vogelsanger) From The Magic Flute - Flute Force Inc.
11. Motet 'Ave Verum Corpus' - Paul McCandless
12. Allegretto - Michael Manring
13. Andante From Sonata in F - Mike Marshall & Kaila Flexer
14. Adagio From The 'Dissonant' Quartet In C - Michael Schiefel



「Windham Hill Mozart Variations 」(1999年)

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)


「パッヘルベルのカノン」-カノン100%

2005年11月18日 | ♪クラシック
「カノン100%パッヘルベルのカノンによる天然果汁の詰合わせ」
「Pachelbel's Greatest Hit-Canon in D」


私はパッヘルベルのカノンが異様に好きです(笑)。街中でもこの曲が流れていると歩みを止めて聞き入ってしまいます。TVのBGMで流れると、そればかり聴いています。そうそう私の結婚式でも使いました。先日の紀宮様のご結婚式でも流れていて感激しました。

このアルバムは「パッヘルベルのカノン」のクラシックからジャズ、シンセなどいろんなバージョンを集めたアルバムです。パッケージの名前が演奏者です。ちなみにこれがヒットしたことにより第二弾も出ています。でもどんな/誰のバージョンであっても私は全部大好きです(^^)

意外にPOPS系でもこの曲をモチーフに、又は引用した曲は多いですね。私は白鳥英美子さん「This song for you」ではその詞の美しさに涙しました・・・。そうそう、今年も流れるであろう山下達郎さん「クリスマス・イヴ」の間奏のコーラスもこれですよね。

あと意外な所では、ペットショップ・ボーイズの大ヒット(ビレッジピープルのカバー曲)「Go West」はテクノ系のリズムなので一聴では分からないかもしれませんが、良く聴くと完全にCanonパターン曲です。でも私はこの曲も大好きで、一時心が沈んだ時期にこの曲で力づけてもらった事があります。バックの"男性合唱団"と彼らの掛け合いがが素晴らしいです。この曲も大お勧めです(^^)

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)