某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

Blogにまつわるエトセトラ

2006年01月31日 | 【徒然随想】


「香港~Hong Kong」-テレサ・テン/Teresa Teng/鄧麗君
作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:林 有三

♪ あぁ 人は 夢ごとの 過去を懐かしみ   代え難い 優しさに 気付くけれど・・・

どこへ 私は 辿り着くの・・・  どこへ 心を 連れていくの・・・

なぜに 私は 生まれてきたの・・・  なぜに 心が 淋しがるの・・・ ♪

閑話休題
今日はBlogにまつわるエトセトラです
※タイトルはPuffyに激似だぁ・・・(笑)

最初に・・・
昨日嬉しいお話を聞きました。(多分)私のブログ経由で、新しい音楽の出会いがあったようなんです。(トラックバックご参照下さいマセ)。
トラックバックを頂いたので私のBlogなんだろなぁ・・・(そう信じておりますが(^^;)本当に嬉しいことです。このBlogがどなたかの新しい音楽との出会いの「触媒」になれたのなら、とても嬉しいです。私にとってこれ以上嬉しい事はありませんデス・・。私は私は音楽の持つパワー&エネルギーを信じております。だから、音楽がこうやって、見えない波になって・・うねりとなって、広がっていくのならそれは正に"至上の悦び"・・・。

視点を変えれば、それこそが"音楽の持つ本質(属性)"なのかもしれません・・・


二つ目は、先日香港の方からメールを頂きました。先般書いた南沙織さんの「哀しい妖精」の件なのです。英語圏なのに一般の海外曲に関してではなかったので、二重に驚きました(笑)。何でも、あのJanis IanファンのフォーラムでJanis Ian作のこの曲が、話題になっているそうなんです。詳しく言いますと、この曲は80年代以降香港で3人のカバーがヒットしたそうで、更にオーストラリア人によるカバーもあるらしいとの事。でも、その人が誰あるか皆知らないので話題になっているそうです。(つまり、直接南沙織さん話題になっている訳ではないのですが・・・)。でもこの曲が広東語でカバーされていたなんて初耳でした(笑)。→下でフルで聴くことができます。

「哀しい妖精」の広東語カバー・バージョン
~南沙織さんのバージョンまんまの、言葉違いと言った感じです~
ちなみにmp3(無料)で試聴もできます。フル・レングスです
↓(一応自分で試し済みです)。↓
http://music.xmserver.com/song/57551.htm
香港の徐小鳳(Paula Tsui)「深秋立樓頭」(1980年 広東語)
深秋立樓頭 (1980)~ 〔英語翻訳:Late autumn stands at the house portal〕~
作曲:Janis Ian “I love you best” 詩:湯正川

それにしても、Blogって本人の知らないところでいろいろ広がっていくものだと
(先日のさださんも事件のようでしたが(笑)しみじみ感じています・・・



そこで思ったこと・・・

ついこの間までは、音楽情報は主に作った側からやってきていました。それも特定のチャネル経由でやってきていた。音楽雑誌だったり、広告やプロモだったり、音楽ライターさんだったり、TV等映像メディアだったり。でもその殆どが、戦略に基づいた「情報」だったような気がします。全くフラットな状態でやってくるとは限りませんでしたね・・・。営利目的で、つまり音楽を売りたい人達がいろんな手法を使いながら、私たちに近づいてきていました。

だから・・・私の場合どうしても馴染めない情報が多かったです。

余談になりますが、ちなみに私の青春時代(<いつなんだ(笑))を振り返れば、ロック以外のPOPSを語るには、人もメディアも限られていて、またそんな物を正面切って聴いていることさえ蔑まれて見られる風潮さえありあましたね~。メッセージ性がない曲や歌謡曲なんて、人前で聞いているとさえあまり言えませんでした。限られた音楽メディアにはいっつも同じような人が登場していました。その人達は私の好きな、例えば Breadというバンドなんか、完全無視。やれDeep PurpleだとかLez Zeppelinだとか(注:私も結構好きですし、CD持ってますよ)。何れにしても、私のテイストの音楽情報は、自ら求めていかざるを得ない状況でした。だから、アメリカまで手書きのメールを書いたことも何度かありました・・・(笑)

※ちなみに亡きJim Corce/ジム・クローチのプロデューサーであったCashman & Westからはご返事を頂いたりしました。今、大切な宝物です。

 

音楽に関してはいつも孤独でした・・・
(田舎だったし・・・ )

疎外感を抱いていました・・・
同じ感覚を共有できる人は、身近には誰一人いませんでした・・・
(田舎だったし・・・(^^; ) reprise)

でも時代はネット時代、情報の有り方が革命的に変化が生じました。誰もが情報の発信源であり、また同じ感性を共有できる時代の到来です。国も性別も年齢も言語でさえも地域でさえも大きな妨げではありません!誰も孤独ではありません!

必要なのは「自分自身」。
自分の意思さえあれば、誰とでもコミュニケートできる時代です。

そんな中で、今Blogはある面で"デジタルな口コミ"なのでしょう。いつもで、どこでも、自分と同じ音楽を共有できる時代になったんですね。昔に比べれば夢のようです。なんだかとってもシアワセです(笑)。


ここで話題は大きく飛びますが。私はSonyのLIBLIe に代表される電子ブックに注目しています。


Sonyのe-book(電子Book)LIBLIe/リブリエ

電子手帳に似ていますが、軽量で、また独自のモニターで読みやすくできているそうです。また音声も画像も再生・再現できるらしいです・・。Panasonicからも同様の製品が出ています。

私はこれが、ホームページで使われているHTMLなどが活用できたら楽しいだろうなぁ・・と思っています。それは単なるBlog閲覧用としてではなく、HTML形式の新しい小説・文学メディアとしての可能性です。フォントや行間や背景色の瞬時の変更、アニメーションGIF(画像)の表示とか・・・それも作者の指定の変更可・不可を筆者に与えておけば作者の意図を変に曲げられることもないし。アートセンスがある作家さんはそういう才能も表現できるはず。またユーザーの読み方の自由度も高まると思っています。

映像が白黒から天然色に劇的に変化した。
今度は文学の革命だ。
そんな風に思っているだけどなぁ・・・。

もしどこかでこのアイディア採用した人は、一応私に教えてね(笑)。

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「Bittersweet Samba」-Herb Albert’s Tijuana Brass

2006年01月30日 | ♪ジャズ・フュージョン


「Bittersweet Samba」-Herb Albert’s Tijuana Brass-1965年
(Conposed by.Sol Lake)
Album「Whipped Cream & Other Delights」(密の味)より
「ビター・スウィート・サンバ」-ハーブ・アルバーツ・ティファナ・ブラス
※全米チャート1位8週、Top10 61週、Top40 141週、185週チャートイン

「びたー・すうぃーと・さんばぁ」???
「サンバと言えば『マツケンサンバ』しか知らねぇなぁ・・・」というあなた(笑)
じゃぁ「オールナイト・ニッポン」のテーマ曲ですと言い換えれば・・・(^^)

ねっ、あれですっ(笑)

最近AMラジオがなんだか面白いんだなぁ・・。私の歳のせいなのか、実際にラジオが面白くなったのか知らんが、まぁどっちでも良いです(笑)。だって面白いんだもん(^^)

土曜の朝は、ニッポン放送の小林克也さんの「お願いDJ~ 青春ベストヒット・リクエスト」、日曜は同じく、倉本聡さんの「富良野からの風を」から始まったりして、イルカさんの「ミュージック・ハーモニー」なんかを聴くことが増えてきました。だって、この時間帯のTVって、ワイドショー感覚の"報道まがい"みたいな番組が多いし、、、見ると心が荒むような事ばかりやってるし。。。

 

ノ~天気な私だって、た~まに真夜中に目が覚める事があります。私だって人並みに悩むことはあります(でも多少少ないかも・・・(笑))。そんな時は「しめたっ!」って思うことにしてます。だって、あのアンコー(斉藤安弘)さんの「オールナイト・ニッポン~エバーグリーン」が聴けるから(月~木の深夜3時~5時。日曜特番もあり)。アンコーさんのあの語り口(時にはちょっとシニカルになったりするけど)大好きです(^^)。私がアンコーさんを知ったのはウ十年前、「カメ&アンコー」世代ぎりぎりでしょうか・・・?でもここ2.3年にアンコーさん復活したのはみなさんご存じでしょうか?このアンコーさんの「オールナイト・ニッポン~エバーグリーン」は、私は"世界で一番、音楽に良心的に接している番組"だと思います。洋楽Popsや歌謡曲はもちろん、演歌から、ジャズ、クラシックまで実にいろんなタイプの曲がかかります。それも、純粋に「名曲」ばかり・・。本当に名曲を探している方は、このブログを読むよりアンコーさんの番組を一週分聞いた方がいいです。マジです(笑)。


アンコー(斉藤安弘)さん

この番組が素晴らしいのは、アンコーさんの思いのままに選局されているからでしょう。普通のラジオ音楽番組は(FM局はあからさまですが)レコード会社からプロモーション費用(相当な金額らしいです)を貰って、その曲を番組に潜り込ませて、何気なく新曲をかけます。それが局の収入源のひとつですよね。でもこの番組は(一部レコード会社スポンサーコーナーは除いて)そんな曲はまず流れません・・・。良い曲ばかり。何より、演奏曲はフル完奏だし、ホント音楽に対する誠意をひしひしと感じる番組です。

「悔しかったらFM局でもやってごらんなさいっ」
と言いたいようなプログラムです(笑)。

それにしても、こんなある意味、業界の常識はずれの番組が民放で実現できているのは、時間帯のせいもあるでしょうが、何よりニッポン放送の社長、つまりは亀淵昭信さん=「カメ」さん)の理解あってでしょう。きっと亀淵さんの音楽に対する想いも同じ気持ちだからでしょう。。。そういう意味では、、ニッポン放送は世界一音楽対しての良心を身をもって実行している偉大なる放送局と言って良いと思います(少なくともこの番組に関しては)。

亀淵昭信さんと言えば、このアルバムのブックレットにインタビューが掲載されています。きっとあのライブドアの買収問題が表沙汰になった頃の時期ではないでしょうか?そう言えばその時期、趣味の山登りに行く所をスポーツ紙に撮られて、物議かもしてましたよね(笑)。年末のフジのユーミンの特番にはご本人が出てきていました。ちっとも昔と変わらずで、とても嬉しくなりました。私は亀淵さんが本当に昔から大好きです。ちなみにこの方、誤解が追いようですが、そもそもアナウンサーではなく制作の方なんですよね~・・・。そうそう、妹さんはゴスペルシンガーのが亀淵友香さんですね。

話は戻ってアンコーさん、それまではグループ会社の箱根の美術館に出向されていたそうですが、ほんと番組に復帰されて嬉しいです!ちなみにワタシもリクエストして今まで名度か掛けていただいてます。CD化されていない曲はレコードから掛けてくれます。スゴイですよね。これこそAM局の逆のメリットかな(笑)。

↓リクエストはこちら(ネットからOKです!)↓


↑クリック↑

そうそう、この番組を熱心に応援されているブログがあります。なんと全曲目リスト(サイトのリンク)までありますよっ。これぞ正に「名曲リスト」だぁ!

★ニッポン放送月~木曜深夜3~5時放送中!パーソナリティ斉藤安弘アンコーさん☆聴いてる方も聴いてない方もお気軽にど~ぞ

ゆめの夢☆『オールナイトニッポンエバーグリーン』アンコーさん応援Blog♪


「オールナイト・ニッポン」は特に団塊世代の青春時代の夜明けの番組でしたね。
だからここは強引に「Bittersweet Samba」は
「団塊世代のテーマ曲だぁ」
っと言い切ってしまう私・・・
ダメっ・・・ですか???(笑)。

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その名も「70s」と言うMOOKが出ています

2006年01月29日 | 【徒然随想】


MOOK「70's」 870円
(株)交通タイムス社-CAR TOP MOOK-
付録4曲CD:「学生街の喫茶店」(GARO)/ 「YOU MAY DREAM」(シーナ&ロケッツ)
「ライディ-ン」(YMO)/ 「翼を下さい」(赤い鳥)~アルファミュージックの音源より

その名も「70's(セブンティーズ)」と言う
70年代に関するMOOKが出ています。

70年代に関する出版関係が近年結構賑やかですね~。昨年も「Time Tripper」とか、あと名前を忘れましたが同じ様なMOOKが出版されています。映画「三丁目の夕日」とかの公開(大ヒット)なんかもこれらに連動する動きなのかもしれません。あと今後の「団塊の世代」の定年も微妙に影響しているのかも・・?(<私はまだ違いますよ~(笑))

ただこの本は以前のMOOKとはちょっと違います。スーパーカー特集は出版社から言って当然ですが、そうではなく音楽面での内容が充実していることです!

な、なんと、あのアルファ・レコードの特集記事があります!!!
『アルファミュージック「栄光の軌跡」』」と題して、1969年の設立から1994年の解散までを、当時のスタッフのインタビューを中心に特集しています。

<対談の当時のスタッフのメンバー>
吉沢典夫さん-エンジニア
有賀恒夫さん-プロデューサー
宮住俊介さん-ディレクター/プロデューサー

な、なんとっ、アルファのアルバム・リストもあります!!私はこれに感動しました・・・前から欲しかったんです!!(<出版社さん、ホントにありがとう!)更に、以前から気になっていた有賀恒夫さんの事を今回始めてちゃんと知りました。このMOOKは、アルファは日本の音楽の制作の在り方を根底から変えていった歴史に残る会社であった事が、舞台裏事情からもよく分かりました。現在、「インディ」というと、余りスマートでソフィストケイテッドなイメージが少ないのが大半ですが、ここは全然そうじゃなかった・・・。また、矜持を持ったインディ(Independence)レーベルの在るべき姿勢を、(インディーズの「先駆者」として)この会社の歴史が語っているようにさえ感じました・・・。ALFAについて、スタッフサイドからのお話は殆ど見かけたことがありませんので、音楽ファンは要チェックです!(ちなみに、村井邦彦さん自身のALFAについてのお話は、先にご紹介しました村井さんのアルバムのブックレットで読むことができます)

実は、この本を見つけたのは、先日ここで(ALFA MUSICの創始者)村井邦彦さんの「廃墟の鳩」を採り上げた翌日なんですよ。本当にその「偶然さ」には驚いております。私は昔からこういった"偶然 or シンクロニシティー [synchronicity]"が実にいろんな場面で良くあります・・・。何か超能力でもあるのかっ<自分<もちろん冗談で言ってます(笑)。

この本は他に、
酒井政利さん~コロムビアからの転身。新興CBS/SONYを成功へ。山口百恵さん他のプロデュース。
稲垣博司さん~現エイベックスMCの代表取締役会長~渡辺プロからの転身。新興CBS/SONYを成功へ。その後ワーナーへ移り、現職。等、日本のポピュラー史の証人達の貴重なお話が満載です。


稲垣博司さん~「70s」より

それにしても、往年のCBS/SONYは本当に優秀なスタッフの集合体だったんだと、今なら素人目にも本当に分かりますね~。素人の私でも知っているのは他にも、丸山茂雄さん、高久光雄さん(最近のディディエ・スキバンのプロデュースも素晴らしいです)、高橋裕二さん(昔ラジオでDJやってましたよね~・・・。Tim Janisは最初、自分の会社で売り出してましたね。)須藤晃さん(村下孝蔵さん、尾崎豊さん、etcご担当)。若松宗雄さん(松田聖子さんを見出す)。他にも沢山の方々・・・。

一方、今のSONY MUSICは、もう当時を引き継ぐ人も空気も全く残ってはいないのではないでしょうか・・・?私にとって、少なくともここ10年にリリースされた楽曲で、私の心の琴線に触れるアーティストは残念ながら殆どいません。逆に70年代に私があまり着目していなかったVictorだとかテイチク(飯田久彦さん以降)だとかに、本来ならSONY MUSICで出ていたであろうと思われるような、地味ながら優れたアーティストを多く見かけます。今のSONY MUSICは(先日の記事じゃありませんが)一過性のセールスは達成して会社の単年度の営業利益/業績としては潤おうけれど、少なくともCBS/SONY時代のように後の会社の資産として活用できるような優秀なカタログはあまり無いように感じます・・・。少なくとも、現在も利益を生み出し続けている「山口百恵」さん「松田聖子」さんに相当する資産価値があるカタログ・アーティストは、ここ10年間分を見ても私には思い当たりません。

私は先日リリースされたSONYの「HIT STYLE」(の最近のヒット・コンピ分)を見てちょっと絶句してしまいました・・。もう一方の「No.1 Story」と比較しても曲の「格」の違いは歴然。まるでSONY音楽の「使用前vs使用後」みたいだった(笑)。
これは自分達に対する自虐かっ(^^;。大半がインディに(多少多めではあるけど)毛が生えた程度のレベルの曲ばかり・・10年後のカタログをどう見据えているんだろう・・・??もっとも、そういう長期的な観点と(利益以前の)根底にあるべき"音楽に対する愛情"が感じられないところが今のSONY MUSICのダメなところなんだな・・・・

まぁ一消費者である私には、知ったこっちゃないけど・・・(^^;

そうそうCBS/SONYと言えばもう一方の立て役者、丸山茂雄さんですが(お父様はあの丸山ワクチンで有名な方です)ですが、これには載っていませんでしたが別の雑誌(フリー誌「5l(ファイブ・エル)」 )にインタビューがありました。今は沖縄で247MUSIC(←クリック!)という会社を運営されておられるそうです。何故沖縄なのか・・・の理由が、"音楽オリエンテッド"じゃなかった事がとても意外だった(笑)。


丸山茂雄さんのインタビュー「挑戦する人々」
-雑誌「5l(ファイブエル)」~ライフエンタテイメント社・06/1月号~より-

※エルダー層ターゲットにしたこのフリー誌には、コロムビア通販の柳 尚亨氏のインタビューや山野楽器の紹介があったりして、結構面白いですよ~。興味がある方は無料だし、探してみてね。ちなみにこの雑誌の総合プロデュースは、あの元吉本興業の木村政雄さんです。

話は最初に戻って、この雑誌には上記のようにオマケ4曲入りCDが付録についてます。嬉しい人も多いかもしれませんが、私にはこの手の曲は

もうええねん、もう何枚も持ってるねん・・

でしたわ・・・(笑)。

ps.
ちなみにこの豊かなALFA MUSICのカタログ(ユーミンを除く)はSONY MUSICが買い取ったんですよね・・・。買収(吸収)といった手があったのねっ>SONY MUSICさん。

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「Happy Birthday」-GOING UNDER GROUND-

2006年01月28日 | 【私が注目するアーティスト(新人中心)】




「Happy Birthday」-GOING UNDER GROUND-
(ゴーイング・アンダー・グラウンド)
2006.2.1リリース

最初に知ったデビュー時以来、私が手放しで応援してしまっている
GOING UNDER GROUNDの新曲です。2.1にリリースされます。
※彼らも昨日の工藤さんと同じ埼玉出身(桶川)

このグループ、どうしてもっとBreakしないのかな~。"青春の彷徨・青い心の揺れ"なんかを真っ直ぐに歌った、良い作品が多いのになぁ。でも変に”プロっぽい"作風に迎合しない、出来ない、まぁそんなちょっと不器用な面も残していて、逆にそれがまた私の応援に熱が入るポイントなのかもしれないな~・・・(^^;。あと何と言っても松本素生君の声質が好きなんだ。そうそう、以前NHKで、生で演奏した時、イントロを間違えてやり直した事があったっけ。。。もう見ている私が手に汗を握ってハラハラしてしまいました。私は完全に"子を見守る親の心境"だった・・(笑)。それはともかく、今回のちょっと今までにない、キャラを交えてのイメージ戦略(=テディ・ベア・・・つまりは素生君/GOINGのイメージの具象化)は、スタッフサイドの意向が大きいのだろうなぁ・・・。彼らもちょっと迷い初めているのかもしれない・・・(?)。

ところで私は、
 昨年夏の「きらり」を未だに聴いています。
これは本当に名曲!


本当はこの「きらり」を多くの皆さんにも知って頂きたい気持ち・・。
地味だけど、噛めば噛むほどに味わいがあります。
どこか、往年の(バブルじゃない時期の)ユーミンの曲に通じる
"切なさ感"があります。
また、ブリティッシュ・ロック系の翳りを感じます。


そうそう、この新曲。今回もフル・レングスで試聴できます↓(クリック!)


今回は、前作と違って、彼ららしい(元々ブルーハーツに憧れていたそうで)ロック寄りの作品になってます。(でも私には、素生君はフライングVじゃなくレスポール系のイメージなんだけど・・・(^^;)


正直、彼らに一番フィットするのは「完全アコースティック・サウンド」なのかもしれないな。。。と思う時がある(^^;その方が言葉がもっともっと伝わってくるな、きっと・・・。現在の音楽の形への強い思いこみ/こだわりから自分たちを解放した瞬間、彼らが文字通り大きく"Break"する時なのかもしれない・・・今度そんなアルバムも聴かせてね。


ところで先日、本屋さんで、「メガネ男子」という本を見かけて、"これって何モン・・・???"てな感じで手に取りました。これはなんでも"メガネの男の子が好きな女性が実は結構いて、そんな女の子に向けて発せられた本"らしいです・・・。最初に思いついたこのGOINGの松本素生君も載ってました。そう言えば、私の知り合いの女性は"旦那さんになる人の資格はメガネを掛けていること"、と言い切って、実際そんな人と結婚しちゃった人を知っています。女性にもそんなフェチズムがあると確認してちょっと驚きました(笑)。

じゃぁ・・・今まで・・・私が結構モテてたのは・・・???
(でも、私の場合「キッズとおばちゃん以上に限定」ですけど(笑))


出たばかりの本「メガネ男子」

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「シェフ」-工藤慎太郎-

2006年01月27日 | 【私が注目するアーティスト(新人中心)】


「シェフ」-工藤慎太郎-
作詞/作曲:工藤慎太郎 編曲:澤野弘之

2006年1月25日デビューだそうです
・・・って、おっと、お、おとといだぁ(^^;

この曲、偶然ラジオで聴きました。もう歌詞がスゴイ!ここまで個人的な内容の歌詞って、あんまりなかったのでは・・・?いやアマチュア作品なら結構多いかもしれません。でも人に聴いて貰えるレベルまでに熟成させる前に、その殆どが消えて行ってしまうのでしょう・・・。でも彼の場合は違うようです。まるで彼自身のごくプライベートな履歴書の、ある期間を切り取ったような内容の歌詞なのに、不思議と(歌詞は)槇原敬之さんなんかにも通じるような普遍的なリアリティがあります。まるで自分の体験のような錯覚に陥ってしまう不思議さ。説得力を感じます。

菓子パン一個の暮らしに どうにか 終わりを告げたくて
目黒のイタリヤ料理屋で 働くことにしたんだ
バイトの面接 緊張していた僕の目の前に
「夢を捨てちゃいけねーぞ」 とささやくシェフがそこにいた

初めは まかない食べるためだけに バイトに行ってたし
"早く終わらねーかなっ"て 時計をチラチラ見ていた
けれども シェフの楽しそうに 働く姿を見るうちに
「いらっしゃいませ」と 自然に言える僕がそこにいた
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一生懸命やることさえも 汗水たらして働くことも
バカにされてしまう 世の中だから 人は素直になれなくて・・・~♪


まだデビュー作品しか知らないのであまり詳しい事は言えませんし(試聴の限りでは、カップリング曲は割と"イマ風"の感じかな?全部聴いていないのでスミマセン・・・)今後どんな曲を聴かせてくれるのか、すごい期待の反面、妙な不安みたいな気持ちも正直ちょっぴり感じます・・・が(^^;でも、とにかく素直に応援したくなる歌に出会いました。

↓皆さんも機会がありましたら一度ご試聴してみては如何でしょうか?↓

工藤慎太郎 DEBUT SINGLE
 「シェフ/Message」 2006/01/25 Release

1.シェフ

 

2.Message

 

3.シェフ(Studio LiveVer.)

ちなみに所属はあの八代亜紀さんの事務所だと言ってましたよ~
(でも演歌じゃないよっ(笑) )

最近、確実に、ちょっと前のバブリーなムードを持った人達とは大きく一線を画す彼のような新人さん達がどんどん出来ていますね~。きっと「時代のターニング・ポイント」なのかなと最近しみじみ感じています。それにしても、長年音楽を聴いていると、音楽も"作用・反作用の原理"で?動いているんだんなぁ。。なんて思ったりします<って、遠くを見つめる私は仙人かっ(笑)。

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「Passion & Grace」-GOVI-

2006年01月27日 | ♪インスト・New Age


 「Passion & Grace」-GOVI-
Real Music-1995年

ジャケットではトロピカルなお姉さんがギターをつま弾いていますが、
GOVIさんはおじさん(男)です(笑)。

このアルバムはGOVIというアコースティック・ギタリストのインスト(演奏)アルバムです。彼の4枚目のアルバム。彼はここで、フラメンコ・ギター(がメインです)、6弦ギター、エレキ・ギター、8弦ウクレレ、そしてキーボードとパーカッションを演奏しています。他に4人のミュージシャンが参加しています。このアルバムは、BGMとして聴いても良いのですが、でもそれだけじゃとてももったいない位、充実した内容です。

それはレーベルがReal Music(Real Playerとは全然関係ありませんよ~)という事でもわかります。以前Pianoでご紹介したKevin Kernと同じところですしね。

内容の説明はアルバムのジャケットにある紹介文が簡潔で分かりやすいのでそのまま掲載します。

On Govi's fourth solo album,melodies flow freely from his many guitars.Bright steel strings,elegant Spanish and tasteful electric guitars are set to carefree tropical percussive rhythms.
From the wide-eyed innocence of "In Wonder"to the flamenco-spiced high spirits of "Abundance"and"Viva LA Vida",Passion & Grace overflows with a life-affirming joy and deeply felt sensitivity guaranteed to soothe the soul and uplift the spirit.

寒いこの時期、トロピカルな季節や場所が恋しくなりますよね~(^^)。是非このアルバムなんかを聴いて、せめて気持ちだけでも、穏やかなでトロピカルな"極上の時間"を過ごされては如何でしょうか?

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「廃墟の鳩」-村井邦彦(ザ・タイガース)-

2006年01月26日 | ♪スペシャル


「廃墟の鳩」-村井邦彦-(from COMPOSITIONSより)2005年
オリジナル(ザ・タイガース1968年)-
(作詞:山上路夫) 作・編曲:村井邦彦

やはりそうだったんだ・・
何となく抱いていた思いが確信に変わった瞬間だった
この曲、"教会音楽"で正解だったんだなぁ・・

※この曲のオリジナルは沢田研二さんがいたザ・タイガース(1968年作品)

どこか教会音楽風の、端整で品格を感じさせる、バロック風な空気感もある曲だった・・・。でもあの沢田研二さんがいたタイガース、それも"グループサウンズ全盛期"(正確に言うとやや退潮期)の曲だったので、センセーショナルなバンドの雰囲気の中でその辺はあまり全面的には受け止めきれなかった・・・。今回の作者自身による約40年近く経ってのカバーは、私が当初受けた印象通りに再現されていました。

ところで、この曲オリジナルをご存知の方はそ・れ・な・りのご年齢だと思われます(笑)。そういう自分は・・・・え~っと・・物心ついた時分にはもうラジオを聴いていたので。。。(真空管ラジオだったような気がする(笑))。えっ「真空管」を知らない・・・!?(^^;

このアルバムは昨年リリースされたものです。
【アルバムの紹介HPより】

プロフィル抜粋
プロデューサー、エグゼクティブ・プロデューサーとしても赤い鳥、荒井由実(後の松任谷由実)、ハイ・ファイ・セット、YMOらを世に送り出す。また、独立系レコード会社「アルファレコード」を設立。80年代初めにはアメリカ進出を果たす。その後社長を辞任し、映画音楽を手がける。 “タンポポ”(伊丹十三監督) 、“植村直己物語”(佐藤純彌監督)などの作品の音楽を担当。
90年代はロサンジェルスを本拠地にして音楽出版会社を経営。近年は再び作曲家として、アレンジャー:トーベン・オックスボルと組んでサンプリングによるオーケストラ作品などに取り組む。

アルバム紹介抜粋
作曲家・編曲家として、ザ・タイガース、赤い鳥、ズー・ニー・ヴーなどのヒット曲を世に送り出し、活躍をしてきた村井邦彦が、遂に自身のアルバムをリリース!
彼の代表曲―不滅の名歌であり、日韓共催サッカーW杯の日本代表応援歌としても歌われた「翼をください」は、透明感あふれるエンジェリック・ヴォイスに心洗われるような合唱によるバージョンと、懐かしさでいっぱいになるピアノをフィーチャ-したバージョンの2バージョンを収録。
 さらにせつなくて、泣けるギターの演奏が光る「エメラルドの伝説」。エキゾティックな魅力いっぱいの「白いサンゴ礁」。山本潤子と村井邦彦のデュエットがなんともチャーミングな「ある日突然」。嘉悦学園100周年記念キャンパスソング「はるか」は、森山良子の包みこむような優しい歌声に感涙!まっすぐ心に届く応援歌のよう…そして壮大なスケールが魅力の最新曲NHKスペシャル「21世紀の潮流~オープニングテーマ曲」も収録。透明で美しいハーモニーの合唱、ピアノ演奏など、ラウンジ風BGMとしても心地よい、ミュージシャン村井邦彦の集大成的アルバム。GS世代の懐かしさをそそるだけでなく、原曲を知らない若い世代の心にも響く、リスナーを優しく包みこむ音楽集がこの「COMPOSITIONS」です。ブックレットには、村井邦彦×細野晴臣×佐藤博の豪華対談も収録!

この方も私が敬愛して止まない、偉大なる方です。経歴的にはあのA&M創始者のHerb Alpertに似ているかもしれませんね・・・。1.自分自身が卓越したミュージシャンであり、2.才能溢れる新人を発掘し(Carpenters/ユーミン・YMO)、3.会社を経営し(A&M/アルファ)、4.会社(原盤)売却・・・ちなみにこでれ長年ユーミンとの間の懸案(問題)だった彼女のアルファ時代のデビュー当時の原盤をやっとユ-ミン自身で買い取る事ができたらしいです。加えて、村井氏は作曲家/Composerとして天才だった事がHerb Alpertより勝る点かもしれません。音楽ファン要チェックのアルバムです。


自分で歌も歌っちゃってます!(^^)


HP→「村井邦彦-Compositions」
 

(カッコ内はオリジナルのアーティスト名)
01 翼をください/村井邦彦オーケストラ with Choir
    (赤い鳥1971)
02 エメラルドの伝説/村井邦彦オーケストラ
    (ザ・テンプターズ1968)
03 虹と雪のバラード/ピアノ:村井邦彦
    (札幌オリンピックテーマソング)(トワエモア1972)
04 ある日突然/歌:村井邦彦 山本潤子
    (トワエモア1969)
05 はるか/歌:森山良子
    「嘉悦学園100周年記念キャンパスソング」
06 スカイレストラン~シャンソン ド マクサンス/村井邦彦オーケストラ
    (スカイレストラン:ハイファイセット1975)
    +(ロシュフォールの恋人たち挿入歌1966)
07 髪がゆれている/ピアノ:村井邦彦 ベース:レイブラウン
    (久美かおり1969)
08 廃墟の鳩/村井邦彦オーケストラ with Choir
    (ザ・タイガース1968)
09 窓に明かりがともる時/ピアノ:村井邦彦 歌:山本潤子
    (赤い鳥1973)
10 白いサンゴ礁/村井邦彦 細野晴臣 佐藤博
    (ズー・ニー・ヴー1969)
11 NHKスペシャル~21世紀の潮流~オープニングテーマ曲/村井邦彦オーケストラ with Choir
   
B O N U S   T R A C K
12 はるか~アカペラバージョン~
13 はるか~オーケストラバージョン~
14 翼をください~ピアノ:村井邦彦~

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「MY REVOLUTION」-渡辺美里(紅白Ver)-

2006年01月25日 | ♪国内 -女性


「MY REVOLUTION」 1986年
作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉 編曲:大村雅朗
(05年紅白歌合戦の感想Ver)

200%感動した。
大きく失望した。

だから私の評価は大きく触れている。渡辺美里さんの紅白バージョン。

歌は、それは見事だった。熱唱だし、誠実に、心を込めて歌っている事ががひしひしと伝ってきた。一方のバッキング(演奏)・・・。多分ミュージシャンの問題ではなく、最近のサウンド・ポリシーやらバランス・ミックスのせいかもしれない。でも、美里さんの熱唱に比べてあまりにもパワーが無く、リズムも全然伝わってこなかった。ボーカルと演奏がアンバランスだったように感じた・・・。美里さんの歌唱が素晴らしかっただけに、あれならいっそ(オリジナル)カラオケで歌って欲しかった位だった(^^;。

「MY REVOLUTION」(シングルVer)の魅力は、あの強烈な印象持つオリジナルのアレンジと不可分だと思っている。イントロの4小節(x2)のシンプルなパターン、つまりバス・ドラム4つ打ち、コードを奏でるキーボード&それとレイヤーになっているかすかに薄いシンセボイスのコーラス、そして印象的なシンセ・グロッケンのシーケンス・パターン。程良い疾走感。音を極限まで削ぎ落として、その上であれだけのインパクトが成立している。素晴らしい!たったこれだけのフレーズでもゾクゾクさせられる。そして2コーラスに入る直前のドラムの巧みなフィル・・・溜息が出る程だ・・・。

あの曲はバッキングのサウンドがあってはじめて「MY REVOLUTION」なんだと思っています。だからあのバッキングでなければならそれは(私にとって)「MY REVOLUTION」ではないんだなぁ。

美里さんは、このバッキングで満足しているんだろうか?歌(ボーカル)とサウンドが同じくらいの比重を持った時代の曲の典型曲だと思うんだけどなぁ・・・。その点だけがこの紅白で残念だった。

でも美里さんのパワーの健在さを再確認したステージでもありました(^^)

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それでもやっぱり「紅白」が好き!-後編

2006年01月24日 | 【徒然随想】


「MY REVOLUTION」収録アルバム 「Lovin' you」~Here~ 1986年
作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉 編曲:大村雅朗
-昨年の紅白の目玉  -

(昨日の続きです)昨日が長文でしたので、今日は短めにしよぉっと・・・(笑)。

じゃぁ"今後の紅白は具多的にどうすれば良いか・・・”という事なんですが・・・。結論から言うと、私はNHKのスタッフの感性を信じているので、もっと正直に、NHK独自の基準で推し進めて欲しいと思っています。

一番の間違いは、紅白を皆に好かれようとした事、なんだと思います。だって

皆に好かれようとすることは、実は皆から嫌われる事・・・

ですよね。

これって日常生活でも、周りを見渡せばすぐわかります(^^)。私の経験から言うと、みんなに好かれようとして、みんなに好かれた人は人間の歴史に於いて、今まで一人もいないと思う・・・(<ちょっと極論だが(笑)。それに、みんなに好かれようとする人って、決まってちゃんとした友達がいなかったりする。それは、そんな人の振る舞いを第三者的に見ると、「アイツは一緒に居るとても妙に頷いてばかり。いつも何か心を隠しているみたい。本音が見えないし、気を遣うし、どうも信用できないな~」感じですよね。。。

"みんなに好かれようとする事"が健康的じゃないんだと思う。それに人間の場合、心を病む人はこの傾向の人が多いとも聞いたこともあります。その発想の瞬間から不健康な心になるんだと思う。自分自身に正直に向き合うことが人間にとっても、もちろん組織にとっても大切なこと。

歴史あるNHKのアイデンティティとDNA、自分たちの感性

これに誇りを持つべきなんだと思う。

私はNHKの感性を信じる。信じています。あなた方スタッフがが心に感じた音楽を紹介するスタンスで臨んで欲しいです。昨年のように、もう何がコンセプトなんだか分からないようなイベントじゃなく。※でも、ちろんお祭り要素は結構楽しいです。欲しいです・・・(<ワガママな私だ。。。ちょっと反省(^^;

 ・・・んだか今回は(も?)良くまとまらなかった・・・けど、え~い、この勢いで今の民放の音楽関連番組について一言書きたくなっちゃた~(笑)。

私は、今の民放には、"た・だ・の・一・つ・も"まともな音楽番組が制作/放送できていないと思う(ちなみに私は既に何も期待していないが)。フジの長寿番組「MUSIC FAIR」だって、所詮スポンサーの意向で成立しているわけで、TV局員の熱意とは思えません。。。隙あらばもっと視聴率の取れる番組に。。。と考えている人が少なからずいるはず。同じくフジの「ヘィヘィヘィ」に至っては、"この番組出るためには浜ちゃんにこづかれる事が必須"なんて・・・何だかなぁ~。そもそも「トークが出来ない人は呼ばれない番組」って、バラエティ以外の何物でもないですよね~(^^;。TV局もさ、歌手が出ているから音楽番組に括っているけどその発想がすでにどこかおかしいなぁ。あれはどこを切り取っても単なる"ダウンタウンのバラエティ番組”ですよね。

そもそもこの番組、制作サイドには音楽に対するリスペクトが全く感じられませんね。「出してやるから面白いトークをしなさい」という態度が、画面を突き破ってこちらから透けて見えています。第一、音楽はその人のプロモーション目的だけだしなぁ。ツマラン・・あぁツマラン・・・・。

あっっっ・・・そういえば自分はこの番組、殆ど見ていないじゃん。
じゃぁ、まぁいっか(笑)。<ちとなげやりだぁ。。。(^^;

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それでもやっぱり「紅白」が好き!-前編

2006年01月23日 | 【徒然随想】


「MY REVOLUTION」収録アルバム 「Lovin' you」~Here~ 1986年
作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉 編曲:大村雅朗
-昨年の紅白の目玉-

最近やっとここのBlogランクが正常に?戻り、変にランクを意識しなくて良くなりちょっとホッとしている私です(でもちょっぴりさみしいけど(笑)。でもアクセス数自体は増加傾向なんですよね~・・・。ちと不思議(^^:

それはともかく、22日のスポーツ紙で、久米宏さんが昨年の紅白について語っていた。確か"若い出演者を切り捨てた方がいい(せいぜいSMAP辺りまで・・・?)"とか"八方美人的な構成は逆に盛り上がらずつまらない" _ "親が見るような構成にすれば、結局は子供も一緒に見るはず"みたいな内容だったと思う。でも「自分は司会はやらないっ」て言ってましたけどね(笑)。結構面白かった。(ちょい読みなので、記憶で書いています。悪しからず)。私もちょっと賛成だなぁ・・・。ただ"若年だから切り捨てる"というのが、もし単純な"世代の輪切り"だけだったら、それには反対ですけど・・・


Micky」-Gorie with Jasmine & Joann
「ミッキー(ハワイ・バージョン)」- ゴリエ with ジャスミン&ジョアン (2004年)
by.Michael Donald Chapman/Nicky Chinn(日本語詞:ゴリエ美化委員会)
-昨年の紅白の目玉-


紅白歌合戦・・・

私が思うに、今までみんな紅白には"国民的な歌(手)の総決算"を期待していたんじゃないかなぁ~。でも紅白が今のような迷路に入ってしまったのは、この肝心の"国民的"の基準を、NHK自身の「感性」(つまりNHKのアイデンティティ)を放棄し、CD売上みたいな"データ"を参考にし始めたからなんじゃないかなぁ・・・。そう言えば、NHKは今年、「スキウタ」というアンケートまで実施した。でも組織票が多く結局全面採用にならなかったけど・・・。まぁそれはともかく、NHKも人選の基準にCDセールス(結果としてのヒットチャート)を大きく参考にしているのは間違いないと思う。でもここが落とし穴なんだなぁ・・と私は信じる。

その指標であるCD売上(とその結果としてのヒットチャート)は、大衆の意識ではもはや"共通の機軸"として機能していない、言い換えれば"コンセンサス”が得られていないと感じるから。

CDセールスは、音楽マーケット/業界の指標にしか過ぎないんだと思う。

例えばB'zがあれだけ連続一位記録を伸ばし続けている。これは事実だけど、でもB'zに関心があるのは残念ながら限られた層だけ。ただその層の支持の熱意はとても高い。だからセールスもスゴイ。でも、それは国民の意識全体を意味を意味しない。あれだけ売れてもまったくB'zを知らない人は私の周りにいくらでもいる。それはひとつの池の中だけの嵐。それだけ。その波紋は国民全体に広まっていくわけではない。もちろんB'zは単なる一例であって(ファンの方ゴメンネ)、大きなセールスをあげている最近のアーティストは概してその傾向が強いよね。


「僕のキモチ」 - WaT 作詞・作曲:WaT(2005年)
(ウエンツ瑛士と小池徹平)
-昨年の紅白の目玉-

その背景には、今の主なCD購買層が子供だからと言える。現代は、親世代が昔に比べて格段に裕福になり子供に回す可処分所得が多くなった。。。お年玉だって10万円単位の子だって結構多い。早い話が小遣いが多くなり、そのお金が中高生の関心事である音楽やアイドルに向けられ、その層を核にしてマーケットが成立している。

※ちなみに大人はあまりCDを買わない。これはCDパッケージが流通主体に考えられたたため(棚の効率化)、エルダー層の年齢的な事を切り捨てた罰でもあると思っている。往年のレコード世代が定年を迎える今、パッケージや文字の大きさにもっと意識を向けるべきだと私は思う。CDパッケージの音楽に関してはエルダー層にもっと寄り添った企画があるべきだと思います。

ヒット・チャート物には、社会風俗や情報に敏感なそんな中高生が集中している。つまりその層の動向を単に示しているだけなんだと思う。バブル期以降、B'zやオレンジレンジ、ちょっと前のGLAY、更に小室哲哉プロデュース作品もそうだが、"スゴイ記録"は沢山残っているけど、大多数の人の記憶に残っているかはかなり怪しい・・。それは物量の記録/マーケットの話であって、真の意味で、社会全体の意識や世相を"正比例で"反映している訳でないからだと感じている。音楽マーケットにおいてこの傾向はをどんどん強くなってきた。そして・・・

紅白の視聴率が落ちてきた時期とこの音楽マーケットの変化はちゃんと符合する
~共ににバブル期以降だ~

だから紅白が、単に百万枚売れたから・・・という数字やチャートを判断基準とし続けてきたことがそもそも間違いだったんだ。もしそうするにしても、音楽マーケットの変化をもっと深く読み込んで、冷静に世相を読む方に基準を変えるべきだったんだろうと思うなぁ。紅白にオレンジレンジ(04年に出場)が出る事は、国民的なコンセンサスを得ていないのだと思う。私には「CDセールス記録のお披露目会」以上の意義は見いだせなかったし。いやNHKが自分を捨てて、子供に媚びる様なイヤな感じは受けたけど(^^;

最初に戻って、だから私は若年層かどうかではなく、雑音を入れず楽曲を基準として人選をするべきなんだと思う。そして何より
NHKが自分自身の感性を信じるきることが大事なんだ。
僕はNHKを信じている。

(私が思う紅白の在り方は次回に・・)

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中島みゆきさんの等身大ポスターのダウンロード・・・

2006年01月22日 | ♪国内 -女性

中島みゆきさんがTV・CMに出ているのを知ってました・・・・?

さっき別の用(*)でサッポロビールのHPに行って驚いた!!!

知らんかった・・・(^^;

「冬物語」担当さださんからの紹介かっ・・・?(笑)


↑HPはここです(クリック)↑

驚いたのは、な、なんと、中島みゆきさんの(ほぼ)等身大のポスター(データ)の無料ダウンロードサービスを行っていること。。。

「あるのかっ?・・・需要(笑)」  
(↑もち、冗談デス(笑)。私も欲しい・・・と言うかソッコーでダウンロードしちゃったぁ)

ちなみにHPでTV・CMも見られます。風景が綺麗で結構楽しい素敵なCMですよ~
(共演は真心ブラザースの桜井秀俊さんです)

(*)ちなみに別の用事とは、山本潤子さんが歌う「卒業写真」のライブ映像(ちなみにフル見ることができます。絶品!)を見ようと思ったんです。何度見ても素敵です(^^)

♪ 山本潤子さんが歌う「卒業写真」のフル・ライブ映像 ♪(←クリック!)
・井川 恭一 <ギター/コーラス>  ・金武 功 <パーカッション/コーラス>
・大久保 利浩 <ベース>   ・矢吹 卓 <ピアノ/キーボード/コーラス>

※先日女性週刊誌に、みゆきさんの過去のお話が出ていてとても興味深く読みました。ついでに買っちゃったっ(笑)。私はミーハーだぁ。彼女は札幌ご出身だったはずなのに正確には違うことだとか、その(推測)理由が書かれていて、いろいろ好奇心をくすぐられました。また以前AERA誌にもYAMAHAの川上源一氏(への恩義/故人)のお話だとかがありましたね。みゆきさんはプライベートを全然語らないので本当にファンの好奇心を煽られますよね~。そうそう、YAMAHAと言えば、みゆきさんはYAMAHA MUSIC COMMUNICATIONSの取締役でしたね~。役員名に「中島美雪」(本名)とちゃんと記載されています。これって、いつもCDにクレジットされている"Dad 川上源一"さんお亡くなり後の事だし、その繋がり(恩義?)からご就任されたのでしょうか・・・?う~ん、全てがナゾだぁ(笑)。それはともかく、ちょっと驚いて&嬉しくて今日また書いてしまいました(^^)。

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「小さな旅」-岩崎 宏美-

2006年01月22日 | ♪国内 -女性


 「小さな旅」-岩崎 宏美-
作詞:山川啓介 作曲:大野雄二 編曲:奥 慶一 1986年

日曜の朝、NHKで長年放送されている紀行番組に「小さな旅」というのがあります。今日もやってましたよね(^^)。この番組、マイナー・チェンジは何度もありましたが、でも私が学生時代には既に放送されていたような気がするので、相当な長寿番組です・・・(って、自分はいったい何歳やねんっ(笑))。

この曲のテーマが流れてくると、あぁ今日は日曜日なんだなぁ・・・と実感し、また週の切り替えのスイッチのような気分になりました。ちなみに日曜の終わりは「サザエさん」(*)で実感してましたが(笑)。それはともかく、この牧歌的で郷愁を誘うメロディが大好きで、これを聴くたび毎回私の中で独特の快感のアドレナリン?が分泌されてくるようでした・・・
(*)ちなみにサザエさんのテーマの作曲は、あの大御所、筒美京平さんですね。4月には「THE HIT MAKER~筒美京平の世界」作曲家活動40周年記念6枚組CD-BOXがリリースされます!。

今日の曲は、このメロディに歌詞をつけた岩崎宏美さんの1986年のシングル曲です。正直、彼女のアイドル時代の勢いが失せていた時期でもあったためか?大きなヒットではありませんでした・・・。なので、もしかしましたらご存じない方も多いかもしれません。それに、番組のコンセプトと多少ずれた?"愛情"を絡めた歌詞であったためか、広い共感を得られなかったのかもしれません・・・。私もちょっと違和感を感じたのを覚えております(^^;。でも、この曲を歌詞付きで歌ってみたいなんて方には良いかもしれませんね。

編曲は奥慶一さん。私が好きな方です。岩崎さんの「最後の恋人達」のアレンジは、タンゴを想起させる巧みなもので秀逸!あの当時、まだあまり注目されていなかった"ワールド・ミュージック"的な要素を既に持ち込んでいました。そのセンスが素晴らしい(^^)

作曲は、古くは映画「人間の証明」のフィルム・スコア、最近は「ルパン三世」の音楽の再評価が高い大野雄二さんですね~。私には、スケールの大きさや、また映像が目に浮かぶような印象の強いメロディが得意の方との印象があります。お気に入りの方です。この方のルーツはJazzなんですよね。

そうそう、日本音楽著作権協会(JASRAC)のHPに「作家で聴く音楽」というインタビュー特集があるのですが、記念すべき第一回にご登場されています。この特集は本当に興味深い方々のオンパレードです。ご興味がおありの方は是非一度一度どうぞ・・・(^^)↓


日本音楽著作権協会(JASRAC)のHP
「作家で聴く音楽」第一回 大野雄二

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「魔法の人」-奥 華子(おく はなこ)

2006年01月21日 | 【私が注目するアーティスト(新人中心)】


「魔法の人」作詞/作曲:奥 華子  編曲:上杉洋史
2006.1.18

18日に発売になったばかりのシングルです。

この方、最近良くお名前を拝見しますね。

もしまだご存じないという方・・・

でも、きっと貴方もこの人の声をご存じのはず・・・

あの「TEPCOひかり」CM(井川遥さん出演版)で歌っていた方です(^^)
♪ テプコひかりに決めたのは~ ♪

えっ、それでもあまり印象にない。。。???

大丈夫です。私もそうでした・・・(^^;

あのCM曲は耳には残ったけど、実はそれ以上でも以下でもありませんでしたから。

でも・・・です・・・

この曲を聴いてとても大きく印象が変わりました。

良い曲です。

ちょっとキュンとしてしまう曲です。

それと、歌声に人を引きつける何かが備わっています。

そうなんだ、テクニック云々以前に、既に声に魅力があるんだなぁ・・

メディアで紹介される記事やアーティストにはまず疑ってかかる私ですが(^^;、

この方は素直に好きになりました・・・(^^)

もしまだ聴いていない方、機会がありましたら貴方も一度どうぞ
(ただし、フルバージョンで聴かないと本当の魅力は伝わらないかも・・・)

<奥 華子さんのOfficial Website---試聴もできます>

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「津軽平野」-千昌夫-

2006年01月21日 | ♪国内 -男性


「津軽平野」- 千昌夫 -
作詞/作曲:吉幾三 編曲:京建輔

今日は雪・・・。起きたらこんな曲が頭の中で鳴っておりました・・・(^^;

流行歌手にスキャンダルは付きものかもしれないな・・・。でもその一番の被害者は、その歌手のスキャンダルのために変な色が付いてしまったその歌手の"持ち歌"とその曲を愛するファンなのだな、きっと。

「歌う不動産王」である・・・いや「歌う不動産王」であった。
ついでに、金髪の歌手ジェーン・シェパードさんの元夫だった・・・(^^;
*「サマー・クリエイション」のヒットで有名なシンガー。今はアメリカに帰国されています。

ここに来られている多くのみなさんは、スキャンダルが嫌いだし、何より演歌も千さん自身にもご興味がない方も多いかもしれません。でもこの曲に限っては、そんな先入観や余分な知識やデータを取り払って楽曲だけを一度お聴きになって欲しいのです。ここに流れる世界は、あの冨田勲さんの「新日本紀行」にもどこか通じる強い"郷愁感"であり、さださんで言えば「案山子(かかし)」「寒北斗」に通じる家族の絆や愛情のお話です。切なくて、家族愛溢れる歌です。ある種の"抒情歌"と言っても良いでしょう。名曲だと思います。

♪  津軽平野に 雪降る頃は
親父(おどう)一人で 出稼ぎ支度・・・
春にゃかならず 親父(おどう)は帰る
みやげいっぱい ぶら下げて・・・
淋しくなるけど 馴れたや
  親父(おどう)・・・

降るな 降るなよ 津軽の雪よ
春が今年も 遠くなるよ
ストーブ列車よ 逢いたや
親父(おどう)・・・

お岩木山よ 見えたか
親父(おどう)  

出稼ぎの父を見送り、身を案じ、父を想い、父が戻る春を待ちわびる。。。そんな厳しくて、素朴な、携帯電話なんて考えられなかった時代の、少し前の東北の暮らしが見えてきます。

この曲、作家でもある吉幾三さんのバージョンもありますが、聴き比べると、千さんの方はとても丁寧に、情感を込めて歌っている事に気付かされます。これまで「星影のワルツ」「君がすべてさ」「望郷酒場」、そして今や中国でも知らない人はいないと言われている「北国の春」など、沢山のヒット曲は、実はこの堅実な(<いや、皮肉ではないです(笑))歌唱力があってこそだったのだと思います。

そうそう、編曲の京建輔さんのアレンジも秀逸です。演歌というとどうしても余り音楽的に興味が湧く作品に出会う事は少ないのですが、このアレンジはこの曲の哀愁感を高揚させる特筆すべき作品であると思います。私はこの方については全然知識がないのですが、この方の携わった演歌曲が好きになることがかなりの確率で多いです。

それにしても・・・です。最近の演歌は本当につまらんとです(<お前はヒロシか(笑))。
その演歌がつまらないのは圧倒的に送り手の責任だと思います。

演歌の徒弟制度は仕方ない?としても、昭和~平成になっても同じ作家での単純なローテーションばかり。まるで中世ヨーロッパのギルド制度そのままのなんじゃないのか?というような世界が続いているように見えます。とてもリスナーの方向を見ているとは言えない世界です。きっとマーケティングという言葉さえ、演歌の世界ではありえないのでしょう・・・。外から見ると、"演歌マーケット"を特定の関係者で"談合"して分け合っているようにさえ見えます。(もちろん構造的な問題で結果的にそうなっているのでしょうが・・・)。利権の構造もあるのかな(よく知らんけど(笑))。音楽/演歌マーケットの縮小と共にそれぞれが保身に走っているためか、この体質どんどん強固になって、悪循環なんだな。

音楽的に見ても、もう昔のフレーズの順列組み合わせで作っているとしか思えない陳腐メロディが平気で今でも出ているしし。。。またはカラオケ需要に合わせた中身のない楽曲の量産・・・これじゃだめだな。演歌に未来はない。

そもそも、今の演歌に、"新曲"なんて必要なのかな・・・?
少なくともユーザーサイドにとっては新曲なんていらないなぁ。

そう少なくともユーザーにとっては新曲なんていらない。今までの生み出された楽曲の中から良い曲だけを厳選してリバイバルさせて欲しい。だってそうでしょ、音楽的になぁ~んにも新しい事はやっていないし、いつの時代の歌詞なの?みたいな現代人の心に届かない自己満足的な昔の焼き直しものばかり・・・。もし新曲が必要だとしたら、それははっきり言って送り手側のビジネス的な事情だけでしょ。

演歌マーケットの問題は、今現在演歌マーケットに関わっている人達が自分達の既得利権に固守するが余り、自ら狭めているだけだと私は思う。せっかく氷川きよし君という、演歌アイコンが生まれたのだから、これを機にスタッフサイドの若い発想と感覚を導入しなければ、もう演歌に未来は無い。時間に余裕はない。
※ちなみに氷川君はあのキャラの訴求の勝利であって、演歌そのものが見直されたわけではないと思います。

結論。もう演歌に新曲はいらない。みんな駄作で、同じパターンばかりだもん

このままだと、カラオケ需要以外の演歌需要は近い将来完全に絶滅するなぁ。
演歌界自身の"オウンゴール"みたいなもんだな。

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「as time goes by」-Carpenters-

2006年01月20日 | ♪海外 -グループ


「as time goes by」 - Carpenters  - 2001年
TBS系日曜劇場「恋がしたいx3」主題歌「レインボウ・コネクション」含む

 
その日僕は ロスのホテルでちょっと豪華な花をオーダーした

その花束を  精一杯優しく抱えながら、僕は チャーターしたタクシーに乗り込んだ

「これでやっと逢えるんだ・・・」そう心の中でつぶやいた・・・

ちょっと泣きそうになった・・・

カレンに"ありがとうっ"てどうしても言いたかった。

本当に"ありがとうっ"って言いたかったんだ・・・

汗ばむほどに しっかり抱えていた花房が 静かに 風にそよいでいた・・・

あれはもう10年前近く前になる。6月のとある日、僕はロス・アンジェルスに居た。僕と妻はアメリカへの旅行の途中だった。その日の午後ロスのホテルに着いた。荷物を部屋に放り込んで、現地で即半日タクシーをチャーターし、急いで花束を手配して、そのままロス郊外の住宅地のダウニーに向かった。時間はもう夕方だった・・。広いアメリカの時間のためか日差しはまだまだ明るかった。

限られたロスでの自由時間、僕はロスはダウニーの町にあるカーペンターズの実家とカレンが眠るお墓に行くことに決めていた。もちろん既に誰もそこにいない事は承知。僕は限られた自由時間を有効に使うために、チャーターしたタクシーに住所を告げ、その場所に向かってもらった。片道約一時間程。でもいくら有名人の実家とは言え、本当に郊外の素朴な住宅地、ランドマークみたいなものも無く、ダウニーに入ってからが思いの外場所を探すのに時間がかかってしまった・・・。

やがて、緑がとても美しい大きな公園が目に入った。これが実はカレンが眠るお墓か。。カレンは奥にある建物の中の、大理石の中にいた(写真ご参照)


KAREN 1950-1983
"A STAR ON EARTH - A STAR IN HEAVEN"
と刻まれていた・・・
HAROLDと一緒に眠っていた(今はお母様もご一緒です)

棺を見た瞬間、胸が熱くなった・・・。そして何度も「ありがとう」ってKARENに言っていた。

私の青春時代、いつもKARENの情感溢れるアルト・ヴォイスに心を癒されてきた・・・。青春時代特有の孤独にさいなまれた時も、いつもKARENは明るい歌を届けてくれた。心の恩人だった。だから、KARENが摂食障害(*)の回復期に実家で倒れたと知って、それは僕の心臓が止まるほどのショックだった事を今でも良く覚えている。

*(補足)カレンはいわゆる"拒食症"ではありません。ましてや、食べないでやせ細って栄養失調で倒れたと言われていますが、それもちょっと違います。カレンは食べては自分で戻したりする、ストレスが食に向かう心の病気"摂食障害"だったのです。でもこの頃はそんな症例のレポートが少なく、あまり研究されていなかったため、最初は変にダイエットに熱中していると思われていました。。。やがてカレンがこの心の病気も自ら認め、立ち向かうためカウンセリングを受け、快方に向かった頃、すでに心臓が弱っていたためか、負担が心臓に来たために心臓麻痺で亡くなったのです・・・。

ちなみに倒れたのは離婚後で、その日たまたま戻っていた実家であり、アルバム「NOW and THEN」のジャケット(イラスト:長岡秀星)に描かれていたあの家です↓


アルバム「NOW and THEN
そして下がその家の写真。殆どそのままでした。撮影:私。


カレンとリチャードが暮らしていた実家。日本庭園がありましたよ。
(※現在は家は売却され、またお墓は他の地へ移転しています)

お墓参りの後、ロスに戻った私達は、昔は映画スタジだったA&Mのレコーディング・スタジオを外から眺め、イーグルスのホテル・カリフォルニアのジャケットのホテルなどを見てきました。そして、投宿したホテルはカレンが暮らしたマンションに近かったので、翌朝5時頃、私はまだ眠っている妻を残し、誰もいないロスの住宅街をひとり歩いて回ったのでした・・・・

このアルバムのお話をしましょう。

このアルバムは、2001年に発売された正真正銘のオリジナル!アルバムです。中身は、1967-1980の間のデモテイク、アウト(=ボツ)テイク、ライブ、テレビ・スペシャル等、なんとか世間に発表できるぎりぎりの素材から成り立っています・・・。ところが!これがそんな裏事情を感じさせないほどのレベルの高い内容なんです。さすが鉄壁の"音楽職人"リチャード!「カーペンターズ」の名に恥じない充実した内容に仕上げています。これが実現出来たのは、デジタルでのコピーやペーストなどのエディットができる時代になったからでしょう。アナログ時代でしたら、ノイズの入ったパートを切り取ったり、やむなくボーカルを抜いて別のテイクに差し替えたりとかは上手く出来なかったと思います。

このアルバム、あまりに曲数や(ペリーコモとかエラ・フィッツジェラルド他)著作権使用料対象が多すぎるためアメリカではコストが高すぎて発売できずにいました(今はどうかな~?)。だから日本先行発売でアメリカのfanは羨望の目で見ていましたよ。さっきアメリカのAmazonをちょっと覗いたら、日本からの輸入盤が41ドル!売られていて驚きました!もっとも、もっと安い日本盤以外のものもありましたけどね・・・

そうそう、このアルバムの中のカレンとエラ・フィッツジェラルドの共演は本当に聞き物です。カレンは全然引けを取らず本当に素晴らしい歌声を聞かせてくれています!

最近は"高い声"がボーカリストの条件みたいになっていますね。。。でもそれって大事な事なんでしょうか・・・?私には良く理解できない事のひとつなんです(^^;。だっって、歴史的"名シンガー"って意外とアルト系が殆どですよね~。カレンもエラだってそう。日本でも美空ひばりさんや山口百恵さんとかも・・・。最近は無理に高い音を求めているあまり、却って”耳障りな歌"が多くなった気がするのは「私だけ・・・?」(by.だいたひかる(笑))

それはともかく、カレンの歌声はこれからも永遠に不滅です!(^^

  
カーペンターズの栄光とその陰の苦悩が綴られた本。これもロスで買いました。
約350ページを原書で読むはちと大変だった・・・だから少し飛ばし読みした<おいおい(笑)。
 

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