某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「月の雫」ベートーベン ピアノソナタ 「月光」より-宅間久善

2007年02月25日 | ♪インスト・New Age


「月の雫」-ベートーベン ピアノソナタ 「月光」より
宅間久善(マリンバ) 作曲:編曲 吉田弥生
宅間久善ソロ・アルバム「Cosmic Rain」-1998年より

 

宅間久善さんはさだまさしさんのファンでは知らない人はいません(笑)。この方目当てにコンサートに来られる方も結構多いようです。ステージではマリンバと一部パーカッションを担当されています。音楽的な事は殆ど語れない私の妻でさえも「あの合いの手みたいなヤツ(パーカッションの事らしい・・・(^^;)は宅間さんじゃないと雰囲気が変わる」と宅間さんを絶対的に支持している程です。宅間さんは日本屈指のマリンバ奏者です。

※あっ、そうそう、さださんのステージではさださんにイジられるキャラとなっています(笑)

このアルバムは、宅間さんが一時的にさださんのツアーから離れたときにリリースしたソロ・アルバムの2作目です(ちなみに現在はアルバム・ジャケットが変更になっています。これは初版です)。ここで宅間さんの素晴らしさを書きたいのはやまやまですが、今回はこのアルバムのアレンジやプロデュースをされている吉田弥生さんにスポットを当ててみたいと思います。

吉田さんは女性ピアニストです。私が最初にこの方を知ったのはやはりさださんのコンサートでした。最初に吉田さんのピアノを聴いた時、私はその表現力の素晴らしさに感銘を受け、その衝撃にしばらく動けなかったほどでした。いやこれはオーバーではありません。それからは、さださんのコンサートに行くとき、吉田さんの姿を確認し楽しみにしていたほどです。(注:現在は彼女は日本にいないためさださんのサポートなどの活動はしておりません)

彼女のピアノには「天賦の才能」を感じます。世の中に星の数ほど沢山のピアニストが活躍されていますが、その演奏において素直に「天才」と感じる人は私にはそう多くありません。演奏の表現力に関して言えば、他にあげるとすれば今思いつくのはフランス(ブルターニュ)のDidier Squiban(ディディエ・スキバン)位かな~(下記ご参照)。とにかく素晴らしい感性とテクニックを感じます。そんな彼女の才能の一部を堪能できる曲が約8分もあるこの曲という訳です。ちなみにこの曲では宅間さんはバッキングに回っています。


参考:『MOLENE/ モレーヌ~この世の果て (ピアノ三部作:1)』
Didier Squiban(ディディエ・スキバン)
※日本での仕掛け人はたしか、あの高久光雄氏だと記憶しています(^^)

ところでこの吉田さん、さださんのツアーを離れて、更にあまり話題も聴く機会がないので今どうされているのかな~とネット検索しましたらアメリカにおられるそうです公式HPアルバムも制作されていて、ネットでその一を試聴することが出来ますが素敵な仕上がりとなっています。更に参加メンバーが結構豪華なんです。



以下HPより引用です。
 このアルバムには素晴らしいミュージシャン,スタッフが参加しています。

例えばパーカッションに元TOTO のメンバーであった Leny Castro。
ドラムスに今最も活躍しているVinne Colaluta。
フルートには巨匠、Hubert Laws,
ソプラノサックスにはKirk  Whalum。
soシンガーにR&Bのスター、Chamti Moore などなど。

そしてエンジニアはグラミー賞数回受賞、 伝説のエンジニアAl Shumit などです。」

ねっすごいでしょ!みなさんも是非一度チェックしてみてください!
それにしても、早く吉田さんの生演奏を聴きたい・・・

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「悲しき初恋」 -The Partridge Family

2007年02月17日 | ♪海外 -グループ


「悲しき初恋」 -The Partridge Family
パートリッジ・ファミリー
アルバム「The Very Best of The Partridge Family」(2005年)より


私には長い間腹立たしく思っていることがある・・・

それは、ポピュラー音楽メディアは異様にロック系アーティスト偏重であることだ。別の視点で言えば異様に自作自演アーティスト偏重であること。活字メディアが顕著で典型的だが、本屋さんのポピュラー系のコーナーは殆ど「ロック」と呼ばれる自作自演アーティストの本ばかりである。きっと「自作自演が素晴らしい事」と刷り込まれている人達でこれらのメディアが制作され、その再生産でマーケットが成り立っているんだろうなぁ。これは、海外系はもちろんでも国内アーティストでも全く同じ。

いったい何でなんだろうなぁ~???なんで自作自演ということだけで素晴らしい事になっちゃうんだろう・・・???。そうそう、ロック偏重の人達はアイドル系というかPOP系のアーティスト、日本で言えば歌謡曲系の人に対して、自分が好きな自作自演アーティストに対する思いれの強さの分だけ逆に異様に冷たい見方をする。更には、ややこしいことにこのロック偏重の反動のせいか、朗々とアイドル論をぶちあげてアイドル個人だけを讃え擁護論を展開する知識人の方もおられたりする。なんだかなぁ~・・・

こんな人達って
実は誰も
音楽の本質を見ていないように感じる

ロック系に代表されるすべての自作自演アーティストが優れているわけじゃないし、反対にアイドルでも、その個人だけを取りあげるだけでは十分ではないのだ。ロックを語るなら、音楽的な骨格を見据えた上できちんと語って欲しい。(音楽に対するロック的なエモーションも大事だが)私にとっては音楽としての音の構成が一番大事だからだ。アイドルを語るならそのアイドルは「プロジェクト」のフロントマン(ウーマン)でしかないことを前提にアイドル・プロジェクト全景を語るべきだと思う。

前置きが異様に長いが(笑)、パートリッジ・ファミリーである。ブリテンのビートルズに対する資本主義国家代表のアメリカの応えがモンキーズだったわけが、その延長で制作されたエンタメ・プロジェクト、TVシリーズのグループである。デビッド・キャシディが有名ですね。ちなみにお母さん役の人はショーン・キャシディの母という事で、異母兄弟と関係もありちょっと複雑な関係でもあったりする・・

 ここからが本題

このアルバムのクレジット見てあらためてその スタッフの豪華さに驚いた

Musician:ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、ラリー・カールトン、ルイ・シェルトン、トミー・テデスコ、マイケル・オマーティアン、その他多数、オーディションでのコーラス隊も素晴らしい。

Composer:バリー・マン、ルパート・ホルムズ、ボビー・ハート、キャロル・ベイヤー・セイガー+ニール・セダカ、ジェリー・ゴフィン、ラッセル・ブラウン、他に多数のヒットメーカーが関わっている。

こんな豪華なスタッフによって制作された楽曲のクオリティが高いのは当然なのだが、何故かそこを見ずに単に「作られたアイドル」の楽曲というだけで切り捨ててきた音楽メディア、評論家の人達が異様に多い。私はそんな人達を信用していないので別に良いけど、結果的にこんな楽曲がそんな偏狭な視点しか持たない人達のせいで、これらの楽曲が広く知られる事を阻害していることの弊害だけは看過できないし、許せない事だ。彼らの曲をもう一度聴いてちゃんと反省せい!と言いたい(<反省してね<ちょっと弱気だ(笑))

ロック系偏重の人達って実は、ロックにまつわるミーハーな部分(派手なルックスとか恥ずかしいようなギターテクとか)を隠すためにかくも理論武装するために、かくも多くの本が出版されているに違いない。私はそう見ている(ちとオーバー?(^^;)。良い物だけを素直に評価できるシステムもマインドも今の日本の音楽界(特にメディア)には欠けている・・・ 。おっと、これは昔からの事。別に「今更」の事かもなぁ。

 

Come on Get Happy! The Very Best of the Partridge Family
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「Douce ambiance」-キヨシ小林

2007年02月15日 | ♪インスト・New Age

 
Douce ambiance」 - キヨシ小林
「デュース・アンビエンス」-2005年

前の記事で取り上げました「ウクレレ 北の国から」は数組のアーティスト達から成るオムニバス・アルバムでした。このアルバム、そして「ウクレレ・ウルトラマン」なんかにも参加されているのがこのキヨシ小林さんです。ちょっと前では、NHKの「みんなのうた」にも出ていたり、またつい最近では平原綾香さんのアルバム・タイトル曲「そら」(作曲:キヨシ小林・ 作詞:松井五郎)を書いていたりと、注目度がどんどん高まっている方です。 

このアルバムは、ウクレレではなくギターを携えたフレンチ・テイストが香しいシプシー系スウィング・インスト・アルバムです。ちょっとお洒落な、リラックスしたいときのBGMには良いです。あのJazzの名曲「ジャンゴ」なんかも演奏してたりしてますヨ。ただちょっと全般的には同じタイプの雰囲気なのがちと残念かな・・・???(おいおい(^^;)

こっちのアルバムは、ウクレレ・サウンド全開です!あの往年のハワイの名曲「ちょっと待ってください」(ゴールデン・ハーフとかで競作になりましたね)なんていう、超懐かしい曲も聴けますし、桑田圭祐さんの曲とか、スタンダード曲かとにかく楽しいです。

どちらかというとこっちのアルバムの方がおすすめかな~

 

 

デュース・アビアンス
キヨシ小林&GIPSY SWING GANG
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デイドリーム・ビリーバー
キヨシ小林
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DJANGO SWING
キヨシ小林&ジプシー・スウィング・ギャング
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「ウクレレ 北の国から」

2007年02月08日 | ♪インスト・New Age

 「ウクレレ 北の国から」

 ウクレレ・シリーズ(確か)8作目が登場です!

前作のウルトラマン・シリーズ(このBlogの06年6月22日ご参照)のカバーアルバムがとても良くできていたのでこのアルバムも発売日に即購入しました(笑)。このシリーズは、ウクレレによる多彩なジャンルのカバーですが、どれも楽しい脱力感を楽しめるものでした。前作も、しっかりとした実力に裏打ちされたパロディ感覚と他に類をみない卓越した脱力感覚との絶妙なバランスで成り立つ、とても楽しい内容でした。

今回のこのアルバムも、私はどちらかというとそんな心地よい、パロディぎりぎりの脱力感を期待してみたのですが、正直これはちょっと趣が違いました。

特に脱力感を訴えるものではなく、ウクレレをメインにしたちゃんとしたカバー集といった雰囲気に仕上がっています。それは「北の国」からの楽曲は基本的に心の安寧を中心に据えたメロディが多いので、ウクレレを介しても、特にその雰囲気が大きく変質する事がないためだと思います。(これは意外な発見というよりはさだメロディの再確認という感じでしょうか・・・?)

いずれにしても、このアルバム、ウクレレ(だけではないですが)独特のリラックス感が十分堪能できますので、BGMアルバムとしてしても最適だと思います。

ご参考までに、例の♪ア~、ア~♪の曲は、最初と最後に別のアーティストでそれぞれに演奏されています。最後の方のアーティスト「ラウラ」Verのプロモーション・クリップもついてます~(^^)。これがとても、とても良く出来てます~。

さださんも仰ってましたがこれは「南の国から」みたいな空気感ですが(笑)、でも老若男女一度は聴いて損はないアルバムだと思います(^^)

 

ウクレレ 北の国から
はじめにきよし,栗コーダーカルテット,ラウラ,ウクレレカフェカルテット,バンバンバザール,キヨシ小林,IWAO,勝誠二とウクレレえいじ
ジェネオン エンタテインメント

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「Please Come to Boston」-Dave Loggins

2007年02月07日 | ♪海外 -男性


「Please Come to Boston」-Dave Loggins
アルバム「Apprentice」-1974年-収録

 奇跡の復刻盤!(?)・・・かも?

あのKenny Logginsの従兄弟であり、スリードッグ・ナイトの名曲「ピース・オブ・エイプリル」の作者としても知られるDave Logginsの1974年ビルボードTOP10の大ヒット曲「Please come to Boston」を収録したオリジナル・アルバムがCD化されました。

このアルバムが初CD化どうかは正確には自信ないですが、でもこのアルバムを聴きたいのなら今の内に是非入手しておかないと次はもうないかもしれません・・・?ちなみに私は、数年前ですが、この曲をCDで聴きたいばかりにネット検索を駆使して、やっとオーストラリアでベスト盤が出ているのを発見して即購入しました。でも当時は、このオリジナルアルバム自体は世界中どこでも発見できませんでしたよ・・・。

この曲は、アメリカをあちこと放浪する若者が、ボストンやデンバーやカリフォルニアから恋人へこちらで一緒に旅をしようと語りかける曲です。歌詞もメロディもとても素晴らしく「青春」を感じさせる超名曲です。ついこんな旅に出かけたくなってしまいます。

この曲は、彼のヴァンガードから離れてのシングル用に作られたもので、アルバムを想定していませんでした。でもこの曲がエピックから発売されて超大ヒットになってしまったため急ごしらえで制作されたのがこのアルバムらしいです。なのでこの曲にクレジットされている某プロデユーサーは他の曲には参加していませんしね(^^;。まぁアルバム全体としては、はやりそんな背景を感じる事もあり、名盤とはちょっと違うかもしれません・・・(<おいおい(^^;)。でも彼のファンであるなら必帯の盤であることは間違いありません。

悔しかったらこんな曲をヒットさせてみぃ、と今の音楽関係者に言いたい位地味なのに味わい深い名曲でです。今のビルボードでもオリコンチャートどちらでも良いけど、こんな曲がヒットできる素地はもうないですね・・・。こんな曲を評価出来る/いやヒットに結びつけるシステムが崩壊しているんだと思うな。全てが「お金・ビジネス」優先。「名曲だから取り上げよう・・・」みたいな偶然から生まれるヒットは実は現代では殆ど無いんだと思う・・・。メディアも人も限りなく音楽ビジネスにシステム化されすぎているからなぁ~。

例えば日本でも「地方から火がつきました」なんていう曲もたまにあるけどそれも話題づくり、「仕掛け」が殆どだし。今の時代、「良い曲だから」という音楽の本質で楽曲を取り上げる業界的な余裕も、また目利きのスタッフもあんましいないようだし、今の曲を流すメディア/業界にも期待できない気がする。もちろんアンコーさんのオールナイト・ニッポンみたいな良心的な番組もいくつかはあるけどね。でも殆どはもうダメかもなぁ~(^^;。

「音楽の品格」を問うてみたい時代とも言えるなぁ・・・

おっと、また愚痴ぽくなっちまったよ~(笑)

 

アプレンティス
ヴィヴィド・サウンド

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One Way Ticket to Paradise
Wounded Bird

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Personal Belongings
Vanguard Records

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Please Come to Boston
Sony Special Products

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「A Song For You」- Kenny Rankin

2007年02月04日 | ♪海外 -男性

「A Song For You」- Kenny Rankin
アルバム 2002年

1. When the Sun Comes Out
2. Where Do You Start
3. Round Midnight
4. She Was Too Good to Me
5. Spanish Harlem
6. Then I'll Be Tired of You
7. The Way You Look Tonight
8. I've Just Seen A Face
9. Love Walked In
10. A Song For You

私はTommy LiPumaフェチ?である(笑)。某Blogでこの方の名前をお見かけしましたので、それに触発されて今回はこのアルバムにしてみました~。

このアルバムはあのKenny Rankin(知らない人は一度チェックしてね!)がJazzの名門Verveからリリースしたものです。タイトル曲はカーペンターズで大ヒットしたレオン・ラッセルのあの曲です。もっともこのアルバムでは原型を想像できないほど曲を彼なりにまとめているので、作曲のクレジットは自分にしてもいいんじゃない?と思うほどですが(笑)。そういう意味では、セロニアス・モンクのあの「ラウンド・ミッドナイト」ももう彼自身のオリジナル曲と言って良いほどの曲になっています。

・・・なんかあまり褒めているニュアンスではなくなっている気がしてきましたが(笑)、このアルバム、キャッチーな一曲があるわけではないのですが全体として落ち着いた、穏やかに聞くことが出来る佳作です。


実はこのアルバム、プロデュースがTommy LiPumaと(珍しく!)Al Schmittの共同名になっておりイニシアチヴは実はアルの方だったらしいので、そのためか微妙に味わいが違うような気もいたします。でも静かな夜を音楽と共に過ごすにはとても良いアルバムだと思います。

私はTommy LiPuma彼の名前を冠したものならまずチェックを入れます。彼の凄さは、絶対にはずすことがないと言う事。もちろん完成度の密度の差があるのは当然だけど少なくとも駄作なんてありないと言えます。そして、Tommy LiPumaの音楽は(楽曲の素晴らしさは言うに及ばずですが)彼の制作したサウンドが流れると、その場空気を一変する素晴らしい魔力を感じます。一瞬で芳醇で、上質で、豊かな気持ちにさせられるものが多いです。サティの音楽はある種の環境音楽といわれていますが、彼の音楽も同じような音楽の魔法を持っているのだと思います。こんな音楽を届けてくれる事に心から感謝しています。

これは全ての音楽関係者にお伝えしたい事ですが、私たち音楽リスナーはお金を対価として音楽を聴いていますが、実は音楽から得られるものは金銭なんかで計れないほど、いや何にも代えがたいものなんだと思っております。そんな素晴らしい音楽を届けてくれる全ての音楽関係者に心から感謝致します(^^)。(psでも、どうしようもない金儲けのためにだけ音楽をしている消耗品音楽排出関係者/香具師は除くけどね<おいおい(笑)。

 

ア・ソング・フォー・ユー
デヴィッド・スピノザ,レオン・ペンダービス,クリスチャン・マクブライド,ルイス・ナッシュ,ロイ・ハーグローヴ,クリス・ポッター,ラッセル・マローン
ユニバーサル ミュージック クラシック

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Kenny Rankin Album
Video Arts

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Inside
Video Arts

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Like a Seed
Video Arts

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Family
Sly Dog

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シルヴァー・モーニング(紙ジャケット仕様)
VIDEOARTS MUSIC( C)(M)

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面白いBlogを発見しました!

2007年02月02日 | 【徒然随想】

仕事が忙しくて、やっと久々の更新です(^^)

面白いBlogを発見しました!

 

「社長の履Rec書」

 

最近は業界人の方々のBlogをお見かけすることが大変多くなり、私のように業界の裏まで興味があるタイプの人間には嬉しい状況が広がっています。その中でも、私のように70年代洋楽で育った人間にはたまらないいろんなエピソードを語っておられるBlogがあります。

作者は
現ソニーミュージックダイレクトの社長の
野中さんという方だそうです。

いやぁ~アルバート・ハモンド(注:今や息子/Jrが音楽界にデビューしてます!)とか、ミシェル・ポルナレフ(注:もうすぐ大復活公演がフランス最大級の会場で開かれます!!!)とか、あと業界人でもない私でも何故か私も強烈に名前を覚えている、当時CBS/SONYのディレクターだった高橋裕二さんとか高久光雄さんとかいろんなアーティストやスタッフのお話が出てきます。私にはちょっと涙ものだったりします~

興味が湧いたかたは是非飛んで見てください
(以上勝手にPRしてま~す、良いですよね・・・?(笑))
 

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