某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

見たことが無い音楽世界!不思議で素晴らしすぎっ・・・・!

2007年07月28日 | 【徒然随想】

見たこと無い映像!音楽とのシンクロ!不思議で素晴らしすぎるっ・・・・!!!

今日偶然にYouTubeで発見しましたっ!

これはHarpをモチーフにしたものですが、他の楽器も沢山あります。特にリズムとのシンクロ性が見事でとてもリアルです。音楽の質も高く(でもMIDIベースらしいですが・・・)とにかく素晴らしい!!

是非一度ご覧になってみて下さい!(できればフルスクリーンでね!(^^)

You」Tube
Animusic - 03 - Aqua Harp

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下はHarpに関連するもので、上記とは関係ありません。

Woodland Harp [ウッドランド・ハープ]

Solitudes [ソリチューズ]

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Handel's Harp
George Frederick Handel,Stephen Stubbs,Stephen Stubbs,Maxine Eilander,Seattle Baroque Orchestra,Cyndia Sieden
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「パンジーとトパーズのネックレス」-麗美(Reimy)

2007年07月16日 | ♪国内 -女性


「パンジーとトパーズのネックレス」-麗美(Reimy)

作詞:作曲:松任谷由実 編曲:松任谷正隆
1985年 

 

こんな女の子は今の日本ではもう絶滅しました・・・

(私は)パンジー   私のビロードの裾を
(貴方は私を)そっと揺らして   帰らないそよ風♪

(私は)パンジー  私は咲くきたてのハート
そっと揺らして   笑うつもりだった・・・♪

内気で控えめでおしとやかで清楚で、自分の気持ちを表に出せない少女。深窓の令嬢?若草物語で言えばベスのような、でもちょっと赤毛のアンのようでもあり・・・?そんな可憐な少女は、元気で自己主張ばかり尊重される現代の日本ではもう絶滅いや少なくとも絶滅危惧種となってしまいましたね(^^;。肌の露出度やスカートの短さばかりが大事になってしまった今の日本の女の子。アメリカによる日本の戦後教育戦略がこのような形で結実することを70年代辺りから薄々想像(危惧)しておりましたが、やはりここまできたかという気持ちです・・・。

・・・といろいろ書きましたが、実はこんな女の子は昔からどこにもいなかったような気もします(<おいおい(^^;)。詞は一応ユーミンが書いていますが、でもこの女性像はプロデューサーである正隆氏の描く理想の少女・女性像を反映したもののような気がいたします。つまり男性にとっての「永遠の少女」像でしょうか?それをReimyに投影したかったんだと思います。内気で清楚な深窓のお嬢様。いるわけないってかっ・・・?(笑)

Reimyは沖縄出身。南沙織さんと同じく、フィリピン系のハーフでした。お姉さんは堀川まゆみさんでしたね。このアルバムは作詞and/or作曲でユーミンが関わった作品のコンピでもあります。さすが良い曲が揃ってます。旦那のアレンジもある意味一番冴えていた時期のような気もします。ゴージャスだったり、リズムアレンジがとても凝っていたりして、今聴いても素晴らしいです。

実は私は一度彼女のライブを見たことがあります。今は無き新宿の日清パワーステーションだったと思います。そのときのReimyはステージに慣れていないようで、正直ちょっと痛々しいほどぎごちなかったです・・・。見ている方がハラハラしてしまうほどでした。そのとき、この子はショーBiz界には向いていないと確信したものでした。そんな彼女の本質は、実はこの曲が示していたように思っています。

今は映画音楽関連でご活躍されているReimyさん。やはり裏方の方が一番幸せなのかもしれません。「ユーミンの妹分」という永遠の呪縛を解き放ち、これからのますます独自のご活躍をお祈り致します。

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松任谷由実,田口俊,松任谷正隆,村岡健
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「ミドリ色の屋根」-The Melody Maker 村井邦彦の世界

2007年07月15日 | ♪スペシャル


「ミドリ色の屋根」-ルネ(・シマール)Rene Simard
作詩・さいとう大三/作曲・村井邦彦/編曲・馬飼野康二
-The Melody Maker-村井邦彦の世界(2007年)より

本当はいろいろ取り上げてみたいのだけれど時間が無くて書いていない特別なアルバムが沢山あります。そんな一つが平尾昌晃さんや永六輔さんなどのコンポーザー関連のコンピレーション・BOX SETなんです。

そんなコンポーザー関連のコンピ物の中で一番リリースが新しいのがこの5枚組のアルバムです。言うまでもなくあの村井邦彦さんの作品集です(なお一枚は最新録音のインストものです)。村井さんはコンポーザーとしてもビジネスマンとしても成功した、音楽界でも希有な才能の持ち主だと思います。巷間言われることですが、この方がいなかったらユーミンもYMOもきっと存在しなかったことでしょう。

氏の作品ではハイファイセット「幸せになるため」をはじめ大好きな曲が沢山あるのですが、ここではオーソドックスな(ひねりのない?)曲を選んでみました(笑)。東京音楽祭と言うキーワードも懐かしい、有名な楽曲ですね。カナダの少年だったルネ・シマール君が歌っていました。いかにも音楽祭向けの曲調ですが、それはそれ、今聴いてもなかなかの名曲です。

ところでこのルネ君は今でもカナダでは現役の人気シンガーだそうです。でも私にとって衝撃だったのは同じカナダのスターのルネ君の妹のこと。それも彼女が長年マネージャーに”性的な虐待”を受けていたことをカミングアウトしたことです・・・。たしか彼女はルネ君と同じく、幼くしてショービジネス界にデビューしたので幼時から虐待を受けていたことになります!今年(去年?)カナダのニュースを見ていたら衝撃を持って大きく取り上げられていました。そして、その時、ルネって今でも大スターであることも実感したのでした・・・(^^;

それはともかく、このアルバム(正直、習作レベルの作品が皆無とは言い切れませんが・・・(^^;)でもおしなべてその高い音楽性と独自性は唯一無二の世界だと思います。音楽ファンは必携のアルバムです。私はこの作品集を聴いてみて、あらためて村井さんがいかにオリジナリティを大切にしていたかを再確認できました。

PSジャケットの背景は村井さんのロスの自宅だそうです。

The Melody Maker -村井邦彦の世界-

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「Drink up,my darling(おお牧場はみどり)」-Liz Carlisle

2007年07月08日 | ♪海外 -女性


「Drink up,my darling(おお牧場はみどり)」
Liz Carlisle(リズ・カーライル)
アルバム「The Water is wide」より
2007年6月

 

最近なにげに気になっていたTVのCM曲がある。

あの「♪おお牧場はみどり♪」を英語で穏やかに、スローテンポで歌っているものです(注:試聴へリンク)。赤ちゃんに語りかける歌詞もちょっと気になっていました。昨日久しぶりにCDを漁りに出かけて、偶然このCDを発見しました。この6月に出たばかりのアルバムです。なんと、この曲以外にも、三井のリハウスで昨年使われていたアイルランドのトラディショナルの名曲「♪The Water is Wide♪(注:試聴へリンク)」もこの人でした・・

このアルバム、彼女のオリジナル以外に、往年の音楽ファンには懐かしいあの「♪サークル・ゲーム(注:試聴へリンク)♪」「♪青春の光と影(注:試聴へリンク)♪」なんかも収録されていて、アメリカ人にしてはちょっと意外な選曲だと思っていたらこのアルバム、実質日本制作なんですね~。これで納得しました。

今のアメリカでは、こんなにメロディを素直に、穏やかに、シンプルに、美しく歌うアーティストなんて殆どいないですもんね。メジャーレコード会社なんか、一時はDIVAとかいうキーワードのもと、声を張りあげてコブシをまわして絶叫すればOKみたいなシンガーばかりだったしなぁ・・・。実は本物の音楽好きな日本人が潜在的に、密かに好きなのはこの手のタイプのフォーク系アーティストではなかろうか?もちろんバカ売れにはならないだろうけど、地道にコンスタントに売れ続けるタイプだと思うなぁ。 

思えば、こういう意外な企画、昔ならこのVictorではなくCBS/Sonyがやっていて当然だったが、何度も書くけど今のどうしようもないSONY MUSICの制作陣ではこんな良質のアルバムは逆立ちしても制作できないと思う。今の SONY MUSICってとにかくすぐ金になるアーティスト(もどき)しかいないし(更に2-3年ですぐに消える)。いかにレコード会社って制作スタッフの人材が大事で重要かがよくわかるって話だ。音楽って売れれば何でもOKじゃないよね>SONY MUSICさん。もう少し後に残る音楽を大切に作って届けて欲しいな。いまのままじゃ会社は残るかもしれないけど音楽は絶対後世に残らないよ。

と言うことで?このアルバム、ひとり静かにコーヒータイムを過ごす時にはぴったりのアルバムだと思います

ps.
SONY MUSICばかりいろいろ言ったけど、Victorにも注文。このアルバム、対訳がこなれていてなかなかいいなぁ~と思っていたら「モンタナ」と言う曲で、”What I miss about Montana”を私が”モンタナで私が間違えた事・・・”と訳していて絶句。これは「モンタナが恋しいのは・・・」という意味だし、そうじゃなければ後の歌詞がまったく意味不明になります。これは学生レベルの基礎知識じゃない・・・?”miss”と”mistake”を間違えるなんて・・・。まぁ一時の勘違いは仕方ないとするにしても、後に続く歌詞が全く意味をなさない事になぜ気づきもしないのだろうか?更にいったいスタッフのチェックもどないな事になってるねん・・・。最近のレコード会社はどこもレベルが落ちとるのか・・・???(悲)。

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