湖には氷が浮いている
風はそれを脇へと吹き寄せる
一つ一つが擦れるとき
微かな微かな音がした
生まれたばかりの音は今
明滅する光を友とする
小さな空間は温もりを
冷めた心を少しは癒す
音ある世界はそこにあり
慈母として包み込む
あのころに帰ったように ほのかにと
そして今は思う
あたえるのは安らぎと愁い
そうとばかりに響きわたる
風はそれを脇へと吹き寄せる
一つ一つが擦れるとき
微かな微かな音がした
生まれたばかりの音は今
明滅する光を友とする
小さな空間は温もりを
冷めた心を少しは癒す
音ある世界はそこにあり
慈母として包み込む
あのころに帰ったように ほのかにと
そして今は思う
あたえるのは安らぎと愁い
そうとばかりに響きわたる
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