先日、旅行会社の手続きに地下鉄の茗荷谷まで行った。大昔、通学で利用していた近くでとても懐かしくなった。当時は池袋から都電、いわゆる路面電車があってそれに乗っていたのだが今は配線になってない。
馴染めなかった学校でもあり、卒業後は2,3回行ったきりだけど、今となっては懐かしい思い出となり、学校とも対面したかった。
旅行会社の用事が早く済んだので、学校のあった方向に歩くことにした。私の母校のあった界隈はすっかり変化しているのは、半世紀も時が流れたのだから当然のことのだろう。
ビルやマンションが建ち、当時の面影はない。知らない土地に入り込んだような錯覚になる。おしゃれなカフェ風のレストランなども多くなり、時代の移り変わりを感じる。あの頃は、学生が気軽に入れる駄菓子屋さんがちょっと大人っぽくなったような雰囲気の喫茶店のような店があり、下校後などに友達とスープやパンなどを食べたものだった。
学校の正門に立った。校舎も新しくなっていたが、当時のヒマラヤスギは残っていた。古い校舎でいかめしく感じた当時の雰囲気は全くない。のびのびした学園ライフが想像され嬉しくなった。私の心を威圧していた当時の古い校舎の姿が見えなかったのはちょっと淋しい。
『ヒマラスギよ!!おまえは私の青春をおぼえている?』 思い切り叫びたかった。
そして、私の足は後楽園方向に向かって春日通りを歩いた。かつてオットが下宿していた辺りにまで続いているはずだから。
当時、都電のプレートに『伝通院』があり、池袋からその都電に乗って通学していた。私の青春の更に向こう側に続いていた道。当時は近くても一度も行ったことがなかったから興味をもった。
伝通院 立派なお寺だ。
鐘つき堂も立派なものがある。この鐘は当時から鳴っていたものだと思うと胸がキュンとする。
伝通院の辺りは閑静な住宅地になっていた。街もあの頃からすっかり変化しているけど、懐かしい地名はいくつか残っていた。小石川、この地は植物園などもあった。後楽園という行き先のバスも走っていた。本当に懐かしい~~~~
本郷3丁目のあたりでオットの下宿していた寮があった。美味しいコーヒーが飲めるからと誘われて行ったのは小さな喫茶店。あの頃、ガロの歌にあったような喫茶店だった。
根津という街はとても懐かしい感じがまだ残っている街で、当時の面影が残り嬉しくなる。
更に古い建物。なんだろう?興味が湧いたので近くまで行って写真を撮った。
あの頃はこのような建物があちこちで見られた。
串揚げの居酒屋風の店だった。店の裏にあった黄色の車、小さくて可愛い。
『池の端児童遊園』と書かれた都電が飾られてあった。使わなくなった都電がこうして街の飾りになっていた。嬉しくなる。この都電会えたのは本当に感激だ。
ここまでたどり着けばもうすぐ上野。忍ばずの池畔からは遠くに墨田のスカイツリーも見えた。池には鳥が羽を休めていた。そして水鳥をじっと伺う、ニャンコもいた。
上野公園にもスターバックスの店舗が入った。ユニクロやセブンイレブンなど日本中何処へ行っても見られる。土地の雰囲気がどんどんなくなって行くようでちょっとつまらない。それでも気楽だからついつい入ろうとする自分に気付く。
ところが満席、それで向かい側にある『パークサイドカフェ』に入りお茶をした。ケーキとコーヒーを頼んだら、もうひとつサービスにケーキがついて来た。ラッキーだったかな。
上野で開催されていたラファエル展も見られたし、
今日もよく歩いなたぁ~~~満足!!