ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

天命を待つ気持ち

2008-05-21 | 独り言

5月もたちまちすぎたように感じる。

2月には判決が出るはずだった地方の我が家の裁判。

裁判官の和解調停案はいつでも被告の言い分を100%近く聞く内容で不満だった。
それを受け入れれば、不払い家賃以上の金額をかけて守ろうと努力した私たちの一方的な負けということ。

友人の一人が言うように初めから相手の言い分を100%のんで出て行ってもらったほうが良かったかも知れない。
又、ある友達は、追い出し屋を紹介してくれると言ってもいた。
それを頼んたとしても、2年半の間にかけた費用より安い。
けれど、そういうやり方を選んでも私たちは納得がいかない。
負けてもいい。いくら費用がかかっても。いくら年月がかかっても・・・・。
私たちの力の続く限りは、納得の行く方法で占拠(?)されている我が家を救出するまで戦うつもりだった。
思い出のたくさん詰まっている我が家だからこそ自分達の手で法律に叶った方法で救出したかった。

3回目の和解案が提出されいよいよ裁判所の意見が出ることになっていた2月。
その寸前に私たちは最期の手を打った。本当に藁をもつかむ気持ちでムリと承知で地方にいる友達に応援を求めた。
快諾して協力してくれた若い頃の友達が、最後の一手を入手してくれた。
これを提出して公判に臨んだ私たちに裁判官がぼやいたような台詞をもらしたらしい。
『和解案を又、作り直さなければならないのですか。』
(これは私たちの弁護士から聞いたことです)

3度も作りなおされた和解案だけど、どれも納得がいかない。
そのたびに細かい部分で修正はされるものの、ほぼ相手側に立っているものだったから。
もちろん相手側にも言い分があると思うけれどやっていることは契約書に違反することばかり。
それを認めて相手の言い分を呑む様にとの仰せ。
それを私たちが認めたら・・・・これじゃぁ、安心して大切な家は貸せない。
彼らのやっている事がまかり通れば又、被害者が出る恐れがある。
あいまいな態度は取りたくないと正義感が沸き起こる。

私たちが相手側の契約違反を指摘して裁判官に反論すると『まぁ~~分かっていますけど・・・・。』
理不尽な内容だけど、悪い人たちだから相手側の要求を呑んで、早く出て行ってもらったほうが得策だとのご意見らしい。

やつらはずるい!!とまで裁判官が言い出すような場面もありましたのに。


そして2月に出るはず判決はもう一度和解案を作るとのことで4月に延期されてしまった。
そしてその4月の公判の2日前、突然、この裁判官は辞任して新しい裁判官が着任した。
振り返れば、このとトラブルは約、2年半続いている。
その間に仲介業の不動産屋は去り、借家人の連帯保証人になっている○プラスという会社の担当も4人代わった。
裁判途中で、1年前に形勢が不利になってきた相手側は自分達の弁護士も解任して新しい弁護士をつけた。
そして審議は振り出しに戻り、又1年半が過ぎた。

日本の裁判の長さがよく指摘されている。
こんな些細なトラブルもすぐに解決できない仕組みが問題だと思う。
遠隔地でのトラブルだけに行き来する時間とか費用もかなり負担になる。
相手側はそういったことも狙ってこのトラブルを起こしたとしか私には思えない。
だからこそ、相手側の仕組んだ罠を暴くためにも立ち向かっているような気がする。
こういったことに慣れていないし、法律にも疎い私たちは全身創痍の状態なのも現実です。
新しく着任した裁判官も内容を把握したいのでと、又、延期されました。
そして今月こそ判決が出ることになっています。

「天命を待つ」 判決を待つ私たちの心境です。
人事は尽くすだけ尽くしましたから。