2015年6月7日
朝、6時 さいたま出発
2015年6月7日 天気 晴れ
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9:30
登山口駐車場から登山開始
山の神をまつる小さな神社があった。
峰の茶屋跡の避難小屋が見える。今日はあそこまで行ければOKのつもりで歩いた。
天気は上々。もうすぐ梅雨入りを控え、この上ない天気に押され先へ、行けるところまで行ってみよう。
高山植物のイワカガミ。夏山に向かい山は楽しく美しくなっていく。
10:30
峰の茶屋跡 避難小屋 着
ここは茶臼岳と朝日岳の分岐点。ここで小休止。この辺りは天候が荒れると強烈な風が吹く。12年前の5月は残雪があって朝日岳方面へ行く道は雪渓の尾根をこわごわと歩いた。
駐車場は満杯だったから今日は登山者も多い。にぎわう避難小屋あたり。
この山の向こうに朝日岳があるはず。雲の中に隠れて山頂は見えない。行こうか迷う。腰はかがむと痛いけど歩くのは支障がないみたいだ。こんな青空を見ていたら進むきゃないと決断。
10:45 避難小屋出発。
岩がゴロゴロと転がる山道。途中、崖を巻く道をにへばりつき歩く処がある。前回はそこでリタイアしたのだ。カメラとストックをリュックに入れて両手がしっかり使えるように歩行。残念ながら撮影の余裕もなかったわ。💦
今回は何とかクリアできて進めた。小学1年生の可愛い女の子も登っていたから励まされた。子供の方がずっと身軽だけどね。
11:45 朝日岳山頂。
ランチ休憩をとりながら撮影。雲が出てきて下界が見えない。尖っている山のずっと向こうに避難小屋があるはず。
あの辺りの崖を巻く登山道が極端に狭く、鎖を頼りに壁にへばりつく様に歩いた。下を見下ろすと、とても怖かった。
上昇気流で雲が湧き上がりどんどん雲が増えてきている。
12:30 下山開始 ピストンで避難小屋に向かう。後ろを見上げると朝日岳山頂は雲の中で見えない。
ここから又、例の崖が待っている。行きは夢中で登ったけれど、下山するときは下が見えるから、なお、怖いかも~~~~と思ったが案外と大丈夫だった。何事も同様だけど知らない恐怖が一番、怖いのかも。一度、経験すると恐怖心もなくなるのかもしれない。
避難小屋が見えてきた。
13:00 避難小屋着。
12年前は朝日岳ももう少しで山頂だったのだ。それにしてもわんこも良く歩いたと思う。あの時は茶臼岳にも向かった。
まだまだお天気は続きそうだから・・・・そうだ、茶臼岳も行けるところまで行こう。
13:10 避難小屋 出発
はるか下に避難小屋が見える。
この近く硫黄の匂いがする。岩肌からは白い湯気が湧き上がっているし、この頃、日本全体の火山活動が活発になってきていることをふと思う。
茶臼岳のお釜。ずっと以前、ここから噴火が起きた跡。河口には水はなかった。
火口を左手に見ながらお鉢めぐりをして山頂へ向かう。
2:00 茶臼岳 山頂着 思わず万歳の手が挙がる。
登山口から何回かこの若者たち3人に出会った。足の速い若者たちはいつも私たちを追い越し先で休憩をとっている。何回も挨拶をしているうちに顔馴染になって話をした。全員、32歳。独身。私たち夫婦で登山が出来るのを羨ましがっていた。シニアになった今、二人で山歩きが出来る幸せに感謝した。
山歩きをしながらいくつかの可愛い花に目が留まった。この花は?ドウダンツツジに似ているようだがちょっと違うようでもある。
15:50 駐車場着。満杯だった車も下山して私たちの青い愛車(駐車場所がなくて出口近くの道に駐車)がポツンと。
朝日岳、茶臼岳、2山頂に立つことが出来た幸せに感謝、又、頑張れそう!!
登山後記
腰痛もあったので那須にしようか尾瀬にしようかずいぶん迷った。それにハハ様が又、発熱したり、立てなくなったりで今回の旅行はムリかもしれないと計画も思うように立てられなかった。
那須だったら直前予約で宿泊できるホテルがあるので便利と思い温泉に入るつもりで計画した。結局、12年前の朝日岳のリベンジまで出来て嬉しかった。これで山歩きの幸せホルモンの効果はしばらく続くと思う。
下山するときに同じくらいの年齢のおじさん。私たちに声かけてきて、避難小屋から一緒に下山した。道々の会話で夫婦で同じ趣味を持つ私たちを羨ましがっていた。山頂で会話した若者も、すぐ私たちに追いつき会話に参加。こんなに羨ましがられて・・・・ちょっと照れる。
私の体力にオットット様が合わせてくれているのが良く分かるので、『私が足を引っ張るから・・・・オットは山歩きを楽しめないと思うし迷惑がっているかも・・・・。』と言ったら、おじさんや若者は私の言葉を否定してそんなわけないでしょうと言う。
オットット様は何も言わないで笑っているだけ。知り合って45年以上たつ私たちだけど自分の心情や本音を語らないオットット様はどう思っているのだろうかといつも思う。
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天気が良かったので、日焼け止め、サングラスなど必要だった。夫は半そでで真っ黒に。長袖でも暑くなかった。セカンドバッグが邪魔にもなったのでなるべく両手は空けておこう。