ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

ペダルを再検討

2011-11-08 18:15:12 | ペダル
 練習に励んでいるソナタのことだが、ペダルを踏み過ぎている気がして前から気にはなっていた。それで、土日に改めて楽譜を見直しペダルの踏み方を再検討したのだが、いろんな箇所で、いろんな問題を発見。もう少し早くチェックすべきだったね、わかめくん。

 ペダルは、誰もが踏むタイミングを気にするが、放す(上げる)タイミングも同様に重要だと思う。そもそもペダルは上げなければ踏めないわけだしな。
 ペダルを上げる動作を意識的に行なえれば、当然踏む時も意識的に踏める。指で鍵盤をコントロールするように、ペダルもそうやって微妙にコントロールする必要があるのだ。
 しかし、まあ、わかってはいても、今まではちと余裕がなくて、ペダルのことまで考えていられなかったわけよ。ほぼべた踏みだったペダルを減らすのは、結構大変である。でも、ペダルを短めにすることで、今まで埋もれていた音が明瞭になり、かなりイイ感じである。
 ペダルの踏み方も決まったので、あとは練習するのみですな。



ヴィブラートペダルとは

2010-08-26 15:27:31 | ペダル
 以前ヴィブラートペダルのことを少し書いたんだが、わかめはヴィブラートペダルというのは、ハーフペダル状態で細かく(たとえば8分音符ごととか、16分音符ごとに)踏む、ということだと思っていた。ところが、堀江真理子編著「ペダル・テクニック(応用編)」には、「足を震わせるように細かく踏みかえるペダル」とある。
 井上直幸著「ピアノ奏法」には、「これ(ヴィブレーティング・ペダル)はハーフ・ペダルとも言われます」と書いてあるが、「ペダルを踏む足に浅くヴィブラートをかける」とあるので、結局、足を震わせる必要がありそうだ。ハーフペダルでヴィブラートをかけるってことなんだろう。
 ヴィブラートペダルを使っている人は、本当にみんな、足を震わせているんだろうか? これって、足を震わせないで細かく踏みかえることと、どれくらい違いがあるもんなんだ?

 様々なペダルの踏み方を身に付けるのは、自分の求めている音の響きを表現するためである。わかめは今のところ、ハーフペダルを8分音符ごとや16分音符ごとに踏みかえることで必要な響きは得られているので、ヴィブラートペダルにはそんなにこだわっていないんだが、細かなペダルを踏んでいれば、そのうちヴィブラートペダルが踏める日が来るだろうか。


ソナタ第3番のペダル

2010-08-20 10:37:21 | ペダル
 ショパンのソナタ第3番第1楽章に、ペダルの付けてみた。え、今頃? と思う方もいらっしゃるだろう。なんたって、練習を始めてから既に4ヶ月経ってるからな。
 適当に踏んで雰囲気をつかむことは時々やるが、わかめは基本的には、音がちゃんとつかめるようになってからペダルを踏む、という方針なので、なかなかペダルまで辿りつかないのである。特に今回はちっとも弾けるようにならなかったので、非常に遅くなってしまった。
 手が曖昧な状態ではペダルを効果的に踏むのは難しいし、適当にペダルを踏むと上手くなったような気になり、音を正確につかめなくなる危険性が高いと思っている。だから、ペダルなしの練習期間が長いのだが、まあ要するに、ペダルをどう踏むべきかという問題は難問なので、考えるのが面倒なんだな。
 というわけで、ようやく最後までペダルを踏んでみたので、あとは、弾き込みつつ修正を加えるという方向で。
 ペダルを踏んでの演奏時間は11分30秒。少しは縮まったものの、10分を切るのは厳しいかな。


ハーフペダルの種類

2010-03-04 12:34:01 | ペダル
 2/25のエントリにハーフペダルの種類について書いたのだが、どう書いたら意味が伝わるのかいろいろ考えて書いたものの、わかるのかわからないのかよくわからない表現になってしまった。あのあと、堀江真理子氏の「ペダル・テクニック」のセミナーを受講した時のメモを見つけたので、ハーフペダルのイメージをはっきりさせるために、補足しておく。
ハーフペダルには、1.踏まない状態から少し響く状態を繰り返すものと、2.深く踏んだ状態から響きが消えない状態までを繰り返すものの、2つがある。
 非常にわかりやすいね。まさに、この通りだと思う。


ペダルは耳で踏む

2010-02-25 19:41:42 | ペダル
 モーツァルトピアノ協奏曲第21番第2楽章のセカンドピアノのペダルは、結局、ハーフペダルの細かな踏み変えで乗り切ることにした。
 悩んでいた部分は左手の三連符で、三連符の1つ目がコントラバスとチェロのピッツィカート、2つ目と3つ目がヴァイオリンとヴィオラの合奏という部分。これを一拍ずつ、つまり三連符3つをまとめて踏んでしまうと、1つ目のバスの音が全部レガートになってしまう。そうではなくて、なんとかしてバスを短めに響かせたいと思っていた。
 で、いろいろ試した結果、三連符の1つ目(バスの音)を深く踏んで響かせてから、3つ目で、途中までペダルを上げて踏みかえるハーフペダルにすることにした。こうすると、拍の終わりでバスの響きが減るので、イメージにかなり近づくのである。

 ハーフペダルには、
1、ダンパーが弦から僅かに離れた状態にする、つまり浅く踏む
2、深く踏んだペダルを踏みかえる際、全部上げずに、途中まで上げたところで再び踏み込み響きを残す
という2種類がある。
 で、今回は2のハーフペダルを採用。

 しかし、踏み方は決めたものの、踏みかえるたびに、上げ加減を変えなければならないというのは、なかなかムズカシイですよ。浅く踏む練習も少ししたので、ついつい、浅く踏んでしまったり。
 とにかくゆっくりの練習は必須。あとは、耳で、自分の求める響きを確認しながら踏むしかないね。響きのイメージを持つことが大切なのである。
 こういう複雑なペダルが必要な時には、本当に「ペダルは耳で踏む」ものだと実感するね。