ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

ヴィブラートペダルとは

2010-08-26 15:27:31 | ペダル
 以前ヴィブラートペダルのことを少し書いたんだが、わかめはヴィブラートペダルというのは、ハーフペダル状態で細かく(たとえば8分音符ごととか、16分音符ごとに)踏む、ということだと思っていた。ところが、堀江真理子編著「ペダル・テクニック(応用編)」には、「足を震わせるように細かく踏みかえるペダル」とある。
 井上直幸著「ピアノ奏法」には、「これ(ヴィブレーティング・ペダル)はハーフ・ペダルとも言われます」と書いてあるが、「ペダルを踏む足に浅くヴィブラートをかける」とあるので、結局、足を震わせる必要がありそうだ。ハーフペダルでヴィブラートをかけるってことなんだろう。
 ヴィブラートペダルを使っている人は、本当にみんな、足を震わせているんだろうか? これって、足を震わせないで細かく踏みかえることと、どれくらい違いがあるもんなんだ?

 様々なペダルの踏み方を身に付けるのは、自分の求めている音の響きを表現するためである。わかめは今のところ、ハーフペダルを8分音符ごとや16分音符ごとに踏みかえることで必要な響きは得られているので、ヴィブラートペダルにはそんなにこだわっていないんだが、細かなペダルを踏んでいれば、そのうちヴィブラートペダルが踏める日が来るだろうか。


ソナタ第3番のペダル

2010-08-20 10:37:21 | ペダル
 ショパンのソナタ第3番第1楽章に、ペダルの付けてみた。え、今頃? と思う方もいらっしゃるだろう。なんたって、練習を始めてから既に4ヶ月経ってるからな。
 適当に踏んで雰囲気をつかむことは時々やるが、わかめは基本的には、音がちゃんとつかめるようになってからペダルを踏む、という方針なので、なかなかペダルまで辿りつかないのである。特に今回はちっとも弾けるようにならなかったので、非常に遅くなってしまった。
 手が曖昧な状態ではペダルを効果的に踏むのは難しいし、適当にペダルを踏むと上手くなったような気になり、音を正確につかめなくなる危険性が高いと思っている。だから、ペダルなしの練習期間が長いのだが、まあ要するに、ペダルをどう踏むべきかという問題は難問なので、考えるのが面倒なんだな。
 というわけで、ようやく最後までペダルを踏んでみたので、あとは、弾き込みつつ修正を加えるという方向で。
 ペダルを踏んでの演奏時間は11分30秒。少しは縮まったものの、10分を切るのは厳しいかな。


ピティナ本選の壁は厚い

2010-08-07 22:28:05 | ピティナコンペティション
 ピティナの地区本選が終わりました。B級とA1級に出たわかめの教室の生徒さんは、2人とも残念ながら賞には入れませんでした。結構いい線いくんじゃないかと思っていたんで、がっかりである。なかなか地区本選の壁は厚いね。
 今回の結果は、審査員によって採点も講評もすごくばらついていた。半分の審査員に高い評価をいただいても、残りの審査員が普通の点数だと、賞に入るのは難しいんだね。
 講評を読みそれについて冷静になって考えてみると、生徒さんの今後の課題が見えてくる。気を取り直して、来年また、新たな気持ちでがんばることにするよ。

 以前も書いたが、コンクールというのは、良くも悪くも審査員次第だと思う。特にピアノの演奏なんてものは、算数の問題ではないのだから、点数も微妙なものだ。わかめも出演者の演奏を聴きながら自分なりに採点しているのだが、初めから終わりまで同じ基準で採点できているのかと聞かれれば、よくわからない。それに、どんな人でも自分好みの演奏はあるだろうし、審査をする先生方ともなれば必ず音楽へのこだわりがあるのだから、採点が同じにならないというのは、ある意味、当り前のことでもある。
 このエントリをご覧の方々の中には、ピティナに参加されている方や保護者や指導者もいらっしゃるだろうが、皆さんも、コンクールの結果は絶対視しないほうがいいよ。過度な落胆や、慢心は意味がない。コンクールというステージでの演奏経験やいただいた講評を今後に生かすことが、コンクールとの上手な付き合い方だと思う。
 皆さんも、がんばってください。