ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

ペダルは耳で踏む

2010-02-25 19:41:42 | ペダル
 モーツァルトピアノ協奏曲第21番第2楽章のセカンドピアノのペダルは、結局、ハーフペダルの細かな踏み変えで乗り切ることにした。
 悩んでいた部分は左手の三連符で、三連符の1つ目がコントラバスとチェロのピッツィカート、2つ目と3つ目がヴァイオリンとヴィオラの合奏という部分。これを一拍ずつ、つまり三連符3つをまとめて踏んでしまうと、1つ目のバスの音が全部レガートになってしまう。そうではなくて、なんとかしてバスを短めに響かせたいと思っていた。
 で、いろいろ試した結果、三連符の1つ目(バスの音)を深く踏んで響かせてから、3つ目で、途中までペダルを上げて踏みかえるハーフペダルにすることにした。こうすると、拍の終わりでバスの響きが減るので、イメージにかなり近づくのである。

 ハーフペダルには、
1、ダンパーが弦から僅かに離れた状態にする、つまり浅く踏む
2、深く踏んだペダルを踏みかえる際、全部上げずに、途中まで上げたところで再び踏み込み響きを残す
という2種類がある。
 で、今回は2のハーフペダルを採用。

 しかし、踏み方は決めたものの、踏みかえるたびに、上げ加減を変えなければならないというのは、なかなかムズカシイですよ。浅く踏む練習も少ししたので、ついつい、浅く踏んでしまったり。
 とにかくゆっくりの練習は必須。あとは、耳で、自分の求める響きを確認しながら踏むしかないね。響きのイメージを持つことが大切なのである。
 こういう複雑なペダルが必要な時には、本当に「ペダルは耳で踏む」ものだと実感するね。


肘部管症候群

2010-02-23 10:48:25 | 肘部管症候群
 ずっと報告するのを忘れていたのだが、わかめの手の痺れの正しい病名が判明した。
 去年の夏の演奏会前、わかめにしては珍しく練習しすぎたので、ちょっと手の状態が悪化したような気がして不安になり、演奏会が終わってから、7年ぶりに近所の整形外科へ行ったのである。その後、病院で検査した結果、「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」だと言われた。わかめは、肘のところにある肘部管というものが少し狭く、神経が圧迫されやすいのだそうだ。どうも、7年以上前に聞いていた「尺骨神経麻痺」というのは症状の名前、つまり尺骨神経が麻痺している状態のことだったようである。
 とりあえず、メチコバール(ビタミンB12)を飲んで様子を見ることになったのだが、万が一悪化してしまった場合は、手術ということもあるらしい。といっても、既に7年以上が経ち、状態は少しずつでも良い方向に向かっているのだから、手術ってことはないと思うよ。
 でもさ、わかめみたいに治療もせずに自然に良くなることって珍しいようで(病院には行かなくても、気功には通ったのだが)、担当の先生は、診察のたびに、わかめの発症が7年前だということを忘れている。まあ、7年も経ってから病院に検査に行くわかめが悪いんだけど(笑)。


確定申告してきました。

2010-02-19 21:58:04 | 確定申告
 今日、確定申告してきた。毎年、商工会議所で税理士さんにチェックしてもらうのだが、今回、わかめの下書きは珍しく完璧だった。なんかテストで満点取ったって感じ? ちょっと嬉しい。清書してその場で提出してきました。確定申告が終わると、やっと落ち着くなあ。



曲選び

2010-02-17 23:02:14 | ピアノの練習
 恒例の10月の演奏会(勉強会)で弾く曲を、そろそろ考えておかないとならない。単に弾きたい曲ということなら、ショパンのソナタ第3番をやりたいんだが、たとえ第1楽章だけでも演奏会で弾くのはなあ……。さすがにちょっと自信がない。
 ショパンと言えば、エチュードの「別れの曲」もいいなあ。若いころは、有名な最初の1ページはゆっくりすぎて上手く表現できず、真ん中の速いところは音を外しまくりだったので、さっぱり良さがわからなかったのだが、おばさんになったせいか、初めの部分の美しさがようやくわかるようになった。そんなわけで、今年に入ってから、時々、遊びで弾いていたんで、ちょっと弾いてみた。それから、エチュードと言えば、最近、レッスンで「革命」を教えているので、それも弾いてみたり。
 「別れの曲」と「革命」という組み合わせはなんだかカッコイイような気がするが、ショパンのエチュードを2曲というのは厳しいか? 厳しいよなあ。


防湿器

2010-02-17 09:39:32 | 防湿器
 ピアノ用の防湿器をつけてもらったという話は、いままでの「なにげない日記」、1月22日の最後のほうに書いた。で、調律師さんが、防湿器を入れるとすぐに音が狂いだすと言うので、ドキドキしながらレッスンしていたのだが、2週間経っても劇的な変化はない。乾燥するのだから音がそれまでより鳴り出すんじゃないかと思っていたのに、却って鍵盤をしっかり押し込まないと音が鳴らないし、いったいどうなってるんだ? と思っていた。そしたら、昨日のレッスン中に、急に音がめちゃくちゃ狂い出した。普段レッスンに使っているピアノのほうがひどいけれど、もう一台も狂っているのは一緒である。レッスンのあと、試しにモーツァルトを弾いてみたら、ギョギョッとするほど気持ち悪くて、途中で弾くのを断念するほど。
 でも、せっかく狂い始めたのだから、この状態が落ち着いてから調律したほうがいいだろうな。調律師さんがいらっしゃるのは一週間後の予定。もしかして、ちょうどいいのか?